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マウスの形が30年以上変わっていないのはなぜ?手首にやさしいトラックボール式エアマウス「Smart C」を試してみた

2022.10.17

マウスの形は、昔から変わっていない。

これは、よくよく考えたら不思議なことではないか? 携帯電話はその形状が大きく変化し、テレビも薄くなった。にもかかわらず、マウスはなぜか変化していない。

もちろん有線式が無線式になったり、ボールマウスがレーザーマウスになったという変化はある。が、その使い勝手や基本操作自体は一切変わっていない。

だからこそ、『Smart C』のような製品が登場する余地が生まれるのだろう。これはトラックボール内蔵のエアマウスである。

手首の疲労からの解放

『Smart C』は円筒形のガジェットだ。

電力は単三乾電池から持ってくる仕組みで、側面にあるスライド式スイッチをつけることで作動する。接続方式はBluetooth。機構は至って単純……なのだが、Bluetoothに接続するまでの手間が若干だがかかってしまった。

というのも、製品に添付の説明書は中国語表記。もちろん製品出荷の際には日本語の説明書がつくはずだが、メディアへの試供品貸与の段階では説明書のローカライズがされていないことが多い。

かといって、筆者は中国語話者でもない。ここは何とか中国式漢字を上手く読み取って、あれこれ操作してみるしか方法はない。

十数分試行錯誤して、ようやく『Smart C』とノートPCが接続された。

その使い勝手の良さは、ほんの1分足らずで理解できた。中国語の説明書を解読するよりも早く、この製品の核心部分に触れてしまったのだ。

カーソル移動はトラックボール、ページのスクロールはホイール、そして左右のクリックボタンも『Smart C』に内蔵されているのだが、必ずしも机に接地させる必要はない分、あらゆる姿勢からマウス操作ができる。

たとえば、背伸びをしている最中でも片手で『Smart C』を握り締めてPCを動かすことも可能。

実際にやってみると斬新な感覚に襲われ、同時に「手首の疲労」という苦行からも解放される。

いや、マジで楽! 両腕を組んだ状態でトラックボールをコロコロ転がしてカーソルを動かし、目についたリンクを「ポチっとな」ということだってできる!

不自然な捻転を与える従来型マウス

これはプレゼンでも使えるはずだ。

たとえば、PowerPointのみでプレゼンを完遂するのであればマウスは必要ないかもしれない。

が、ブラウザから特定のページに入ってその中の内容を説明する段になったら、絶対にマウスが必要だ。では、そのような場面で従来型マウスを用いるのか。

はっきり言って、机に接地していなければ操作できないマウスはいろいろと骨である。

そこで、『Smart C』の出番だ。これを片手に収めた状態であれば、トークを妨げることなくブラウジングができる。

てか、これホントに便利だ!筆者が今持っているのはあくまでも借りたものだから、この機会に自腹で入手しちまおうかな? とすら思ってしまうほど。

それだけ従来型マウスは、お世辞にも「手首にいい」とは言えない代物ということでもある。

このあたりは、多数のエンジニアやプロダクトデザイナーも指摘している。マウスは手首に対して不自然な捻転をもたらしてしまうのではないか?

現にこれを長時間使っていると、PCでの作業に支障が出るほど手首が疲労してしまう。ならば、手首に負担を与えない新しいマウスを開発しよう……という動きは以前からあるのだが、なかなか「これといったもの」が出てこないのも事実。

使い勝手で従来型マウスを完全凌駕できず、結局は今まで通りのマウスに落ち着いてしまう。

では『Smart C』は、従来型マウスに代わる「次世代の普遍的ガジェット」になり得るだろうか?

ストレスフリーの操作を実現

『Smart C』はPCだけでなく、スマホとの接続も当然可能である。

写真撮影のためのシャッタースイッチも『Smart C』には内蔵されているから、SNSに投稿するためのセルフィーを撮る目的でこの製品を活用してもまったく構わない。

つまりこの『Smart C』は、テレワーカー専用のガジェットというわけでは決してないのだ。

これ、流行ってもいいような気がする。

『Smart C』は現在、GREENFUNDINGで出資を受け付けている。価格は7,083円から。目標金額20万円に対して、期日残り17日の時点で90万円近くの資金が集まっている。支援人数は119人とある。

出資者からのコメントを見てみると、
「いろいろなエアマウスを試しましたが、どれも上手く操作できませんでした。トラックボール式ならと思い、支援しました」
というものも。

以下、実際に『Smart C』を試した筆者からの助言を書かせていただきたい。

トラックボールとスクロールホイールの組み合わせは、一度慣れてしまえばストレスフリーの円滑な操作が可能になります。この操作感は癖になってしまうので、実用的なマウスのみならず一時期流行ったハンドフィジェットとしても活用できるはずです。どうか製品の到着まで、指折り数えながらご期待ください!

【参考】
PC・スマホ・タブレット・プロジェクター・TVなどに対応! 15m遠隔操作可能トラックボール型多機能エアマウス「Smart C」-GREENFUNDING

取材・文/澤田真一

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