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人生のしまい方に対する親の本音と子どもの本音は?終活の話し合いを進めやすくするヒント

2022.10.14

超高齢社会を背景に、「終活」はますます注目を集めています。

しかし、現実には終活の言葉ばかりが一人歩きし、具体的に準備を進めている親世代は少ないのではないでしょうか。

一方、子世代としても「そろそろ準備をしてほしいが親には言いづらい」というのが本音かもしれません。

今回は、2022年8月29日に主婦の友社より『幸せな人生のしまい方』を刊行した株式会社ニチリョクより、親世代と子世代ともに数多くの終活をサポートしてきた尾上正幸氏をお招きし、終活について語ってもらいました。

終活に対する親世代のホンネは?

私たちニチリョクのもとには、墓じまいや葬儀の準備、財産相続など様々な切り口でライフエンディングの相談がやってきます。

終活にまつわる親世代の考え方を紐解くため、ここは私たちが実施したアンケート調査を引用して説明しましょう。

まずは次のグラフを見てください。

これは終活について子どもに相談したいか親世代に聞いたアンケート。

なんと62.4%と、過半数の親たちは子どもに相談しながら就活終活を進めたいと思っている事実がわかります。

続いて、相談したいあるいはしたくない理由を聞いた調査結果が次のグラフです。

相談しながらやりたい理由としては、「後々迷惑をかけたくないから」が49.0%でトップ、「一緒にやった方が安心できるから」が22.0%で2位という結果になりました。

一方で相談しながらやりたくない理由は、「心配をかけたくないから」が19.0%でトップに。

注目したいのは、相談したい人も相談したくない人も、子どもを「心配」する気持ちが強く出ている点です。子を思う親心がうかがえますね。

このアンケート結果は、私が現場で見聞きする親世代の姿と一致します。

みなさん口では様々おっしゃいますが、共通しているのは、自分が亡くなった後に残る子世代への思いなのです。

子世代も無関心ではないのに……

続いて、親世代を送り出す子世代へのアンケート結果も見てみましょう。

次にあげたのは、親世代に対して終活の相談をしてほしい、あるいは生前してほしかったかどうかを問うアンケートの結果です。

ご覧いただくと、じつに75.8%が相談してほしい気持ちをもっています。

これは、親世代が「相談したい」と答えた割合より高いです。

やはりお墓にしろ財産にしろ親が亡くなって現実的に問題が降りかかってくるのは子世代ですから、親当人に比べてより切実さは高いのだといえます。

さて続いて、親が存命の子世代に、親の終活についての認知を聞いたデータです。

なんと、親が終活していることを知っていると答えた子世代は3足らず 。

ほとんどが親の終活について「知らない・わからない 」のです。

ほとんどの親が終活を子世代に相談したい、一方で子世代は相談してほしい。

その思いは一致しているのに、現実に終活が親子で話し合われている家庭はほとんどない。

なぜ、このようなすれ違いが生じてしまうのでしょうか。

タブー視される「死」についての話し合い

私が親子世代ともに終活に関する相談を受けるなかで、双方から頻出するのが「話しづらい」という言葉です。

親からすると、死期が近づいてきたのを悟りつつも、自分の死後を具体的に口に出すのはどうしても抵抗があります。特に財産相続については「法律のことなんて全然わからなくて考えるのがおっくう」「現金な話を口にするのは品がなくて嫌だ」など抵抗感が強いようです。

最近ではエンディングノートなど本人の意向を書き残せるツールも出てきていますが、世間で騒がれるほどには実際に書き残しを作っている人が多くない印象です。

さて、じゃあ子どもの側から話せるかというと、ますます話しづらいのが当然の心情でしょう。

まだ存命の当人に対して「死んだ後」の話など憚られる、という子世代は非常に多いです。

不用意に話し出そうものなら親のほうが「早く死ねというのか!」と怒り出してしまうパターンもよく見られます。

かくして、親も子も気にかけていながら終活について家族で話し合われず、すれ違ったまま「その日」を迎えてしまうのです。

終活についての話し合いを進めるには?

最後に、なかなか進まない終活の話し合いを親子で進めやすくなるヒントを紹介します。

まず一つは、エンディングノートや書籍といったツールを呼び水にして話を進めることでしょう。

「お父さん、この本すごく良かったから読んでみて」といったきっかけがあれば、書籍をちょうど良いハブとして、終活についての話を自然に切り出すことができます。

もう一つは、私たちのような第三者の活用です。

実際私たちも、葬儀や法事を執り行ったりお墓を設けさせていただいたりといった機会でご家族が集まられた際、司会進行するような形で終活に関する話し合いに立ち会う場合場面がよくあります。

私たちのようなライフエンディング業者相手であれば、直接的な終活の話も相談しやすいようです。

ご当人にとってもご家族にとっても、死はいつか必ず訪れます。

生前のすれ違いで後から後悔しないよう、終活について少しずつでも話し合いを進めてみてください。

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尾上正幸(おのうえ・まさゆき)twitter@sosoprism
株式会社ニチリョク常務取締役。大規模葬儀を数多く仕切ってきた名葬儀プロデュサー。著書に『実践エンディングノート 大切な人に遺す私の記録』(2010年、共同通信社)、『本当に役立つ終活50問50答』(2015年、翔泳社)、『幸せな人生のしまい方』(共著、2022年、主婦の友社)。

株式会社ニチリョク

取材・構成/フォーウェイ  Twitter@Yoohei3


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