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【最新ビジネス図解】ひきこもり経験者がアバターロボットを通じて接客するCasa roboticsの「無人モデルハウス」

2022.10.18

ケイアイスター不動産グループのCasa robotics(カーザロボティクス社)は、ひきこもり(※1)当事者/経験者が在籍する、株式会社ウチらめっちゃ細かいんで(めちゃコマ社)と協力し、新しい住宅販売のスタイルを模索する。うまくいけば、住宅業界の常識を大きく覆すだけでなく、労働力不足という社会問題も解決する斬新な取り組みだ。これまでの経験で得た知見と今後の展望について、代表の細谷竜一氏に聞いた。

ひきこもり経験者ならではの強みを活かす

カーザロボティクス社は、ひきこもりの経験を持つ在宅ワーカーをモデルハウスのロボット接客に起用する。同社は主力商品である規格型平屋注文住宅「IKI(イキ)」で、無人のモデルハウスを展開。ビデオ接客とアバターロボットを合わせて案内業務を行っている。

2022年2月の取り組み開始以降、2名の在宅ワーカーが、茨城、栃木、群馬、埼玉の合計4カ所のモデルハウスで、住宅案内用アバターロボット「ミレルン」及び「ミニミレルン」のオペレータとして稼働してきた。

6月までの4カ月間、2名の稼働時間はおよそ290時間(待機時間を含む)と、接客経験を重ねて新たなフェーズへ進む。これまでは、在宅ワーカーに住宅の基礎知識はなく、「ロボットが出迎えてくれるモデルハウス」というエンタテインメント性が重視されてきた。今後は、在宅ワーカーの知識と接客レベルを向上し、さらに詳しい住宅仕様の説明などを行う。

ひきこもり経験を持つ在宅ワーカーとの取り組みを経て、細谷氏は次のように評価する。

「オンラインゲームを長時間プレーする人がいるように、彼らは決して人とのコミュニケーションそのものが苦手とは限らない。接客の問題点や改善点をこまめにフィードバックするなど、細かなところまでこだわって仕事に取り組んでくれる」

ひきこもり当事者・経験者を支援するめちゃコマ社としても、完全に在宅で可能な仕事は他には少なく、ロボット接客との相性は良いという。「将来的にはロボットで住宅が売れる状態を目指す」と細谷氏は意気込む。

IT、IoT、ロボットを活用して住宅業界をDX

カーザロボティクス社の「IKI」は、600万円台からで建てられる平屋住宅。低コストの理由は、上記のモデルハウスのビデオ接客、ロボット接客に代表されるIT、IoTの活用だ。オペレーションを効率化し、営業コストを圧縮することで、ローコストでスタイリッシュな住宅の提供を可能にしている。

ただし、効率化で顧客本位のサービスが損なわれ、家が売れなくなっては本末転倒だ。

コロナ禍でオンラインのコミュニケーションが定着したこともあり、顧客の無人モデルハウスに対する評価は高く、有人の場合と比べても滞在時間が長いという。セールスパーソンの存在を気にすることなく、自由にモデルハウスを見て回り、場合によっては人目を気にせず家族で議論もできる。対面で”売り込む”ことにこだわってきた住宅業界の常識を覆し、モデルハウスをプライベートな空間にしたメリットは大きい。

ロボット接客も、ロボットをアバターとした人のコミュニケーションであることが重要だ。「AIロボットの接客はさまざま試みられてきたが、きめ細かい対応はまだ難しい(細谷氏)」。カーザロボティクス社は、ロボット接客のさらなる効率化を図ると同時に、ひきこもり当事者/経験者の特徴を生かしたバランスの良い住宅販売のモデルを検討する。

労働力不足が課題となる中、埋もれていた人材と労働力を発掘し、ビジネスに活かすことができる。DXで人を活かす興味深いケーススタディだ。

ひきこもり在宅ワーカーがロボットを通じ「エンタメ×住宅仕様の説明」を行うモデルハウスが本格開始

※1/ここでは、様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外で交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)。
参照:ひきこもり支援に関する関係府省横断会議 第1回(令和3年6月29日)資料2 
P11『「ひきこもり」の定義など』https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000808501.pdf

取材・文/ソルバ!
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