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ウェイトリフティングと有酸素運動を組み合わせることで早期死亡、特に心疾患による死亡リスクを大幅に低減できる可能性、米国立がん研究所報告

2022.10.15

ウェイトリフティングで寿命が伸びる?

ウェイトリフティングと有酸素運動を組み合わせることで、早期死亡、特に心疾患による死亡のリスクを大幅に下げられる可能性が、新たな研究で示唆された。

全死亡リスクは、ウェイトリフティングだけを行なう場合でも、また有酸素運動だけを行う場合でも減少していたが、最も大きく減少したのは両者を組み合わせた場合だったという。

米国国立がん研究所がん疫学および遺伝学部門のJessica Gorzelitz氏らが実施したこの研究の詳細は、「British Journal of Sports Medicine」に2022年9月27日掲載された。

この研究は、1993年に米国の10カ所のがんセンターで55〜74歳の男女を対象に実施された、前立腺、肺、大腸、卵巣がんのスクリーニングに関する臨床試験の参加者から抽出した9万9,713人のデータを解析したもの。

これらの患者は、2006年の追跡調査時に質問票に回答しており、2016年12月まで追跡されていた。追跡調査時の対象者の平均年齢は71.3歳で、女性が52.6%を占めていた。

質問票には、ウェイトリフティングや、中強度と高強度の有酸素運動を行う頻度に関する項目も含まれていた。

ウェイトリフティングを行っていたのは対象者の23.2%で、その頻度として16.9%は週に1〜6回と回答していた。

また対象者の32%が十分な有酸素運動を行なっており、23.6%は米国の身体活動ガイドラインでの推奨基準(150〜300分の中強度の有酸素運動またはそれに相当する高強度の運動)を満たし、8.0%は基準を上回る量の有酸素運動を行っていた。

平均9.6年にわたる追跡の間に2万8,477人の死亡が確認された。

解析の結果、ウェイトリフティングをしていた人ではしていなかった人に比べて、有酸素運動量で調整した後でも、全死亡リスクと心血管疾患による死亡リスクがともに9%低いことが明らかになった。がんによる死亡については、このようなリスク低下は認められなかった。

また、有酸素運動の推奨基準を満たすがウェイトリフティングをしていなかった人では、全死亡リスクが32%低かった。

一方、ウェイトリフティングを週に1〜2回行ない、かつ有酸素運動も行っていた人では、どちらの運動もしない人に比べて全死亡リスクが、有酸素運動の量が推奨基準を満たしていた人で41%、推奨基準を上回っていた人で47%低かった。

Gorzelitz氏は、「これらの結果は、ウェイトリフティングが早期死亡リスクの低下と独立して関連するとともに、ウェイトリフティングと有酸素運動の両方を行なうことでさらに大きな保護効果が得られることを示している。このことから、有酸素運動を十分に行なっている人でも、運動内容にウェイトリフティングを加えることは、健康と長寿にとって重要だといえる」と述べる。

ただし、この研究は、ウェイトリフティングと全死亡リスクの低下との因果関係を明らかにするものではなく、両者の関連を示したに過ぎない。

ただ、Gorzelitz氏らは、「筋力増強運動は、筋力の増強や身体機能の向上など、幅広い健康上のベネフィットと関連していることが明らかにされている。死亡リスクに影響を与えている可能性がある、ウェイトリフティングの代謝効果が身体システムに及ぼす影響については、まだ知識を集積している段階にある。それでも、この手の運動が体組成や、血圧、炎症マーカーや血中コレステロールなどの他の代謝リスク因子に対して有益な効果をもたらし得ることは、すでに明らかにされている」と説明している。

この研究報告を受け、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)循環器学分野のGregg Fonarow氏は、「身体活動が心血管の健康にもたらすベネフィットの多くは、持続時間や強度を含む有酸素運動に集中している」と指摘。

「最近、筋力増強運動が注目を集めていて、現在では成人全体の健康のための推奨事項に含まれるようになっている」と説明する。

その上で同氏は、「この研究結果は、現在の運動の推奨事項をさらに支持する内容のものだ」と述べている。(HealthDay News 2022年9月28日)

Copyright © 2022 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://bjsm.bmj.com/content/early/2022/08/08/bjsports-2021-105315

構成/DIME編集部


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