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0-100km/hの加速は3.9秒!パフォーマンスをとことんまで追求したアルピーヌの過激なスポーツクーペ「A110 R」

2022.10.07

アルピーヌ・ジャポンは、F1をはじめとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、軽量な「A110」の車体をさらに軽量化し、専用シャシーにより走りの性能を劇的に向上させた、ラインアップ中で最もラディカルな「A110 R」の受注を11月下旬より開始する予定。

この「A110 R」は、カーボンボンネット、カーボンエンジンカバー、フルカーボンホイール、専用カーボンシートなど、軽さと強度に優れたカーボンを使うことでさらなる軽量化を図り、「A110 S」に対しても、いっそう軽量に仕上がっている。

また、エアロダイナミクスをさらに向上させるため、新形状のディフューザー、スワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットを採用。「A110 S」よりも車高が低められ、ロール剛性が高められた専用シャシーには、車高調整機能と、減衰力調整機能付ダンパーが組み合わされている。

今回披露された車両の印象的なボディカラーは、アルピーヌF1チームの今期マシンA522と同じレーシング マットブルーとなる。

ラディカル(過激)を表すR

エアロダイナミクスと軽さ、そして走行性能を突き詰めたこのモデルは、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを、これまでのアルピーヌ モデルラインアップの中でも最も多く取り入れて開発された。このモデルは、クローズドコースでその刺激的な走りが味わえる一方、一般道でもドライビング プレジャーを得られるよう設計されている。

「A110 R」は、軽量化による運動性能の向上に徹底的にこだわり、その総重量は1,100kgを切る軽さとなる。また、空気抵抗を減らしつつ、より強力なダウンフォースを生み出すようにエアロダイナミクスが強化され、A110シリーズでは初の試みとなるボンネットやリアウィンドウ、ディフューザーなどの様々なパーツのデザインを見直した。

専用のシャシーや 300psを発生する1.8L直噴ターボエンジン、レーシングカーのようなインテリアにより、「A110 R」は未知のドライビング体験と、さらなる「ラディカル」な感覚をもたらす。

アルピーヌ ブランドのモータースポーツへの情熱とコミットメントを具現化し、デザインの段階からトップレベルのエキスパートたちの知識やアイデアが注ぎ込まれた「A110 R」は、クローズドコースでの圧倒的なパフォーマンスに疑いの余地はない。

空気抵抗の削減とダウンフォースの強化の最適なバランスを確立したエアロダイナミクス

「A110 R」は、完璧なエアロダイナミクスを追い求め、空気抵抗の削減とダウンフォースの強化の最適なバランスを確立した。

トップスピードでのハンドリングを最高のものとすべく、レースの世界で培われた多くの装備が、「A110 R」に取り入れられている。これは、F1マシンの開発に使用される最新の風洞実験技術や設備からもたらされたもの。新たに設計されたスワンネックマウントのリアスポイラー、フラットアンダーフロア、ディフューザー、そしてフルカーボンホイールが、コーナーや高速走行時の安定性を高めている。

「A110 R」は、「A110 S」のエアロキットよりもさらにダウンフォースが強化され、トップスピードの向上、高速コーナーでより優れた安定性を実現している。空気抵抗を5%削減し、トップスピードはA110シリーズで最高の285km/hに到達した。

サーキットでの高速安定性を強化すべく、ダウンフォースと空気抵抗の最適かつ究極のバランスを追求することが、デザイン段階での最優先事項であった。そのため、フロントには「A110 S」と同様のカーボンリップスポイラーが備えられ、フロントにおけるダウンフォースは14kg増加した。さらに、空気抵抗は抑えられ、トップスピード向上につながった。

また、ディフューザーは迫力ある見た目と、他にはないドライビング体験のために、デザインが一新された。カーボンファイバーとファイバーグラスで作られたディフューザーは、従来のものよりさらに軽量化され、空気抵抗も低下している。これまでのものより長くなり、後端部の幅が広がったディフューザーによって、車体下面を流れる空気がこれまでよりも速く流れ、下向きの圧力(ダウンフォース)が大幅に増加した。

そして垂直に配置されたサイドフラップは、乱気流を軽減。ホイールが生み出す乱流がディフューザーの機能を損なわないように、フェアリングが追加された。ディフューザーが従来の物より大きく、低くなったため、ディフューザーに直接空気を流すよう、フィンにも変更が加えられた。リアサスペンションアームのカウリングも、ディフューザーとフラットアンダーボディの効果を高めている。

さらにリアスポイラーは、いわゆる「スワンネック」マウントで固定され、よりスポーティな見た目と、より優れたエアロダイナミクスを実現。「A110 S」のスポイラーと同じ形をしてはいるものの、「A110 R」のスポイラーには、いくつかの違いがある。

後方へ大きく突き出し、傾斜角がより小さく、より小さいアプローチアングルを持つ形状は、車のパフォーマンスを引き出す鍵となるダウンフォースと空気抵抗の最適化に必要不可欠な形状となる。「スワンネック」は、そのスポイラーのパフォーマンスを向上させる働きがあると同時に、下面のエアリフトも減らす。スポイラーが置かれている車体後方の上部は低圧力エリアで、ちょっとした変動によってパフォーマンスも大きく影響を受けてしまう繊細なエリア。そのため、リアにダウンフォースを追加することで、トップスピードまで安定した走行性能を実現している。

パワーウエイトレシオを3.6kg/PSまで抑えるなど軽量化を追求

車体の「軽さ」は、A110の象徴である。「A110 R」の開発者たちは、さらなる軽量化を実現し、サーキットでのパフォーマンスを向上させつつ、一般道でのドライビングプレジャーを向上させた。

F1の世界では広く活用されているカーボンファイバーを、インテリア、エクステリアにこれまでより多く使用した結果、「A110 R」は驚異的な軽量化を実現。パワーウエイトレシオを3.6kg/PSまで抑えたことにより、0-1,000mをわずか 21.9秒で駆け抜ける。これはテゴリー内でのトップレベルのパフォーマンスとなる。

「A110 R」のボンネットは、そのほとんどがカーボン製となった。よりスポーティかつ個性的なフォルムを可能にしただけでなく、重量軽減とトップスピード走行を含む全体的なパフォーマンス向上にも貢献している。さらに、ボンネットには2つのエアインテークが装備されており、より強力なエアロダイナミクスと、よりラディカルなデザインを両立した。

サプライヤーのDuqueine社と共に開発された「A110 R」のオリジナルホイールは、100%カーボン製となっている。そのデザインは、ホイールの重量を軽減すると同時に、空気力学的に優れたデザインでありながらブレーキの冷却もより効果的に行い、総合的に車のパフォーマンス向上に貢献している。それにとどまらず、空気抵抗を減らし、ダイナミックなパフォーマンスを引き出すべく、細部までチューニングが施された唯一無二のデザインに仕上がっている。

数多くの技術的特徴が、「A110 R」のスポーティなフィーリングを強める一方で、そのデザインはより大胆な個性を引き出している。車両後方部分でひときわ目を引くのは、全てがカーボン製となったリアウインドウ。エンジンルームを覆う形状となっており、その中心部には3つ目のストップライトを設けた。また、エンジンに空気を送り込む2つのエアインテークバルブが配置され、アルピーヌブランドのアイコンである「スノーフレーク」が描かれている。

さらにSabelt社製のシングルシェルシートも、全てカーボン製にすることで軽量化に貢献している。運転席と助手席には、6点式のシートベルトを備えている。本格的なスポーツカー体験を演出しながらも、高速走行時には優れた安全性と快適性を提供する。

最大トルク340Nm/2,400rpm、最大出力300ps/6,300rpmを発揮

「A110 R」は、1.8 Lターボエンジンと7速DCTをボディ中央に搭載。最大トルク340Nm/2,400rpm、最大出力300ps/6,300rpmを発揮し、ローンチコントロールを使用した0-100km/h加速は、3.9秒。

シャシーには、様々な最新機能が組み込まれ、まさに「ゲームチェンジャー」と呼ぶに値する。最低地上高は低められ、車高調整機能、減衰力調整機能付ダンパーが搭載されている。アンチロールバーの剛性は「A110S」よりもフロントで10%、リアで25%強化され、サスペンションスプリングの剛性も同じく、10%以上強化されている。

タイヤは、フロント215/40 R18、リア245/40 R18サイズのミシュラン パイロット スポーツカップ2タイヤが装着されている。ブレーキは、Brembo製高性能ブレーキシステムが装備。フロント、リアともに複合素材の320mmブレーキディスクを採用している。また、クローズドコースで高いパフォーマンスを発揮するため、アッパーアーム両側に取り付けられたスクープと、車体下部のフェアリングに取り付けられたダクトから成るブレーキ冷却システムを搭載している。

【スペック】(欧州仕様値)

・エンジン:1.8L 4気筒 直噴ターボエンジン
·最高出力:300ps
·パワーウェイトレシオ:3.6kg/PS
·0-100km/h:3.9秒
·最大トルク:340Nm/2,400-6,000rpm
·最高速度:285km/h
·シャシー:専用設定アンチロールスプリングとバー、専用アクスルジオメトリー、車高調整機能・減衰力調整機能付ダンパー、コイルスプリング10%高剛性化、アンチカントバー
·最低地上高:アルピーヌ A110 Sより10mm低下(さらに10mm低下設定可能)
·車両重量:1,082kg
·スポーツ排気システム
·Brembo高性能ブレーキシステム
·ブレーキディスク:320mm 複合素材(フロント・リア)
·ホイール:18インチ 100% カーボンファイバー
·タイヤ:ミシュラン パイロットスポーツ カップ2 セミスリックタイヤ
(フロント:215/40 R18,リア:245/40 R18)
·シート:シングルシェルカーボンファイバー Sabelt トラックシート
(運転席は上下左右調整可能、マイクロファイバー生地にグレーのステッチ入)

関連情報:https://www.alpinecars.jp/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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