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進化したロック画面、画像の切り抜き、日本語テキスト化、比べてわかった「iOS 16」の便利機能

2022.10.06

2022年9月16日に、「iPhone 14」シリーズが発売を開始しました(iPhone 14 Plusのみ10月7日発売)。例年通り、Apple Storeに行列ができたり、多くのニュースにて取り上げられたりと、iPhoneの根強い人気が伺えます。

iPhone 14シリーズの発売に先駆け、9月13日には、iPhone 14シリーズにプリインストールされている「iOS 16」の配信もスタート。「iPhone 8」シリーズ、「iPhone SE(第2世代)」以降のiPhoneにインストールできます。

そこで、最新バージョンであるiOS 16を実際に試しながら、特に便利と感じたこだわりポイントを、iOS 15と比較して紹介します。

iOS 16ではロック画面のカスタマイズ力が大幅アップ!

iOS 16での進化がはっきりと体感できるのが、ロック画面のカスタマイズ。iOS 15では、ロック画面には時刻と日付、通知のみが表示されており、左にスワイプすると、設定したウィジェットが確認できるようになっていました。

iOS 16搭載のiPhone 14 Pro(左)とiOS 15搭載のiPhone 13 Pro(右)。iOS 16では、時刻の下にウィジェットが配置できる

一方、iOS 16では、時刻と日付の下にウィジェットの配置が可能となります。配置できるウィジェットは、カレンダーやバッテリー残量、天気予報など、多数用意されています。

また、従来は画面中央付近に表示されていた通知が、画面下部に積み重なった状態で表示されます。画面中央から、通知一覧が表示されていたほうが、全体を見やすいとも感じますが、設定した壁紙をいつでも欠けることなく楽しむことができるといった利点もあります。iOS 15以前のように、通知一覧を表示したい場合には、設定アプリから変更することも可能です。

壁紙を設定する際に、「被写界深度エフェクト」をオンにすると、壁紙の人物や動物、景色が時計や日付の上に重なるように表示されます。ポートレート写真のように、被写体がぐっと前に出ているような表現がロック画面にて楽しめます。

iPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro Maxで楽しめる「Dynamic Island」

iOS 16を搭載したiPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの2モデルでのみ使用できる「Dynamic Island」機能。これまでのiPhoneシリーズにはない、ワクワクする機能となっています。

iPhone 14 Pro(左)とiPhone 13 Pro(右)

iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの2モデルでは、近年のiPhoneシリーズの特徴でもあった、ディスプレイ上部のベゼルを廃止し、カプセル型のインカメラを搭載。Dynamic Islandは、このインカメラ部分を、使用中のアプリに合わせて変形させる機能です。

ボイスメモアプリ起動中

例えば、ボイスメモをスタートさせた状態でホーム画面に戻ると、インカメラ部分には、録音中であることを示すアイコンと、経過時間が表示されます。同じように、タイマーや、再生中の音楽を表示することも可能です。

タイマー起動中

インカメラをただのカメラとして配置するのではなく、デザイン性に優れた機能の一部として利用する、アップルらしい、使っていて楽しい機能となっています。

使って楽しい切り抜き機能! テキスト認識機能は日本語にも対応

iOS 16より追加された、使っていて楽しい新機能が、画像から対象物を切り抜く機能。iPhoneで撮影した写真に加え、スクリーンショットや、Safariで表示したWebページ内の画像などで使用できる機能です。

実際に本機能を試すと、髪の毛の先や指先といった、細かな部分まで、正確に切り抜けることがわかります。切り抜いた画像は、コピーして、メッセージアプリなどへの張り付けも簡単です。

「画像から抽出」という意味で、近い機能として挙げられるのが、写真に写っている文字をテキストデータとして認識し、コピーできる機能。本機能はiOS 15から搭載されていますが、iOS 16より、新たに日本語に対応しています。

iOS 16搭載のiPhone 14 Pro(左)とiOS 15搭載のiPhone 13 Pro(右)。iOS 16搭載のiPhone 14 Proのみ、アイコンが表示される。

iPhoneにプリインストールされている「写真」アプリにて、写真内の文字を認識すると、右下に固有のアイコンが表示されます。これをタップすると、画像内の文字が抽出されるため、任意の部分をコピーできます。

画像内にある文字が電話番号の場合は、そのまま電話の発信が可能。日付が抽出された場合は、「カレンダー」アプリにスケジュールを追加できます。また、文字の抽出は、画像だけでなく、動画からも可能となっています。

メッセージアプリは送信後の編集が可能に! メールアプリも細かい設定が追加!

「メッセージ」アプリでは、送った直後の文章を後から編集する機能が追加されています。送信済みのメッセージを長押しすると、「送信を取り消す」や「編集」という項目が追加されているため、ここから送信取り消しや誤字の編集が可能です。

LINEアプリなどでは、送信後にメッセージを削除する機能が利用できますが、送信後にメッセージを編集する機能は搭載されていません。ただし、本機能を利用するためには、メッセージを送信するiPhoneだけでなく、受信するiPhoneもiOS 16をインストールしている必要があります。

「メール」アプリでは、送信を取り消す機能に加え、メールを送る日時を指定する機能を追加。Gmailなどではすでに利用できる機能ですが、デフォルトのメールアプリでも利用できるようになったのはポイントでしょう。

マップアプリでは経由地の設定が可能に! ただし一部制約あり?

「マップ」アプリでは、経路を検索する際に、経由地の設定が可能となっています。複数の場所に用事がある際に便利な機能です。

ただし、執筆時点(2022年9月中旬)では、経由地を設定できるのは、交通手段を「車」に設定した場合のみとなっています。「徒歩」や「交通機関(電車やバス)」で経路を検索する場合には、経由地の設定ができません。

交通手段を徒歩にすると、経由地の設定ができなくなる。

今後のアップデートにて、徒歩や交通機関での経由地設定に対応するかは不明ですが、利便性を考えると欲しい機能です。期待して続報を待ちましょう。

取材・文/佐藤文彦

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