人気のサービス、視聴時間、目的は？20代～40代の300人に聞いた縦型動画の視聴傾向

2022.10.04

エンタメ

最近流行りのSNSの縦型動画。Instagramは2020年8月に「Reels」、YouTube は2021年9月に「shorts」がリリースされ、ユーザーの縦型動画に対する注目は年々高まり続けている。

そんな中、企業向けSNSマーケティング支援を中心としたビジネス展開をするテテマーチは、首都圏在住の20代～40代男女300名を対象に「SNSの縦型動画に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

最もよく見るSNSの縦型動画は「YouTube（shorts）」

「よく見るSNSの縦型動画」について聞くと、「YouTube（shorts）」が43.0％で最多となり、以下、「Instagram（Reels）」が35.7％、「Twitter」が9.3％、「TikTok」が8.7％と続いた。

縦型動画を見る理由は？

「縦型動画を見る理由」について聞くと、「短時間で見やすいから」との回答が40.0％で最多に。以下、「流行りを知りたいから」が26.3％、「趣味や仕事の情報収集のため」が23.7％と続いた。

世代別の特徴として、20代男女の1位は41.0％で「短時間で見やすいから」、次いで「流行りを知りたいから」が40.0％となり、他の世代と比較して情報感度が高い世代であることがわかった。

また女性は「自分も発信しているから」と回答した割合が、年代が重なるにつれて微増しており、年々減少していく男性と大きな違いがみられる結果となった。

これは結婚や出産などを経て自分の時間が増える女性ならではのライフスタイルの変化により、SNSに費やす時間が生まれていることが影響していると考えられる。

休日の縦型動画の平均視聴時間は「5分未満」が最多

休日に1日平均してどのくらいの縦型動画を見ているかと尋ねたところ、「5分未満」との回答が41.3％で最多に。以下、「5分以上30分未満」が23.0％、「30分以上1時間未満」が15.3％と続いた。また、「1時間以上」を選択した人は20.3％に達し、特に20代女性と30代男性は「3時間以上」が10％となり、長時間視聴しているユーザーが多く、縦長動画が注目されていることがわかった。

商品やサービス紹介のためのプロモーション目的の縦型動画を見てどんな行動をとる？

「商品やサービス紹介のためのプロモーション目的の縦型動画を見た際に、どのような行動をとるか」と尋ねたところ、「紹介されている商品やサービスの内容によっては見る」という回答が40.7％で最多だった。

以下、「内容は関係なくスキップする（一切見ない）」が40.0％、「紹介している人によっては見る」が18.7％、「プロモーション動画であるかは特に気にせず見る」が12.3％という結果になった。

性別・年代別だと30代女性は「内容は関係なくスキップする（一切見ない）」が46%と一番高くなったが、40代男性は「紹介されている商品やサービスの内容によっては見る」が46%と一番高くなった。

全体的な結果として動画をスキップせず「見る」という選択が約70％にのぼり、縦型動画はユーザーの興味が高いことがわかった。

プロモーション目的の縦型動画を見た47.8%が「購入経験あり」

「商品やサービス紹介のためのプロモーション目的の縦型動画を見て、その商品やサービスを購入したことがあるか」と質問したところ、購入したことが「数回ある」が30.6％、「何度もある」が10.0％、「一度だけある」が7.2％となり、47.8%がプロモーション目的の縦型動画を見て購入経験あるという結果になった。

男女別では、「購入したことがある」割合が男性で52.7％、女性で42.5％となり、男性のほうがプロモーション動画を見て商品やサービスを購入している割合が高い結果となった。