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北米で200万本の植樹プロジェクトが完了、毎年4300万キロのCO2が取り除かれる計画

2022.10.10

気候変動に最も効果的な対策として、北米で200万本の植樹プロジェクトが完了

環境保護を目的とするNPO団体American Forestsと、ウェルネスカンパニーShakleeの共同プロジェクトとして8月17日、北米で合計200万本の木が植樹された。

2019年発表の論文「Global Tree Restoration Potential」によると「気候変動を緩和する最も効果的な戦略が樹木の復元であることに変わりはない」という。

200万本の植樹によって毎年、約9600万ポンド(4300万キロ)の二酸化炭素が取り除かれることになる。

樹木が果たす役割

改めて、樹木が果たす役割を再確認しよう。

酸素を供給する

人は酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出す。これとは逆に、樹木は二酸化炭素を吸って酸素を吐き出している。アマゾンの熱帯雨林の木々は、世界の人口の20%以上が必要とする酸素を供給する。

人が1年間で呼吸する際に吐き出す二酸化炭素は320キロ。これは23本の杉の木が年間で吸収する量にあたる。

冷却効果がある

樹木があれば日陰ができ、日陰が地表の温度や気温を下げる。直射日光の当たる場所に比べて日陰になった場所は、11〜25℃涼しいそうだ。木々は木陰を作ることで建物や通りの温度を下げるのである。

木の葉から蒸発する水にもまた、周囲を冷却する効果がある。

気候変動を抑える

すでに知られているとおり、気候変動の原因は増え続けている二酸化炭素が原因である。木は空気中の二酸化炭素を吸収し、炭素を除去して酸素を吐き出す。成長した木が1年間で吸収する二酸化炭素は、48パウンド(約21キロ)以上である。

林野庁の統計によると、日本で1世帯が1年に排出する二酸化炭素は2017年の実績で4,480キロ。これは、樹齢36〜40年の人口杉509本が吸収する二酸化炭素に相当する。

また、1台の車が26,000マイル(約41,843キロ)を走行する際に排出する二酸化炭素は、1エーカー(約4,046㎡)の森林が年間で吸収する二酸化炭素の量にあたる。

エネルギー消費を抑える

建物の周りに適切な植樹をすると冷房の使用を30%抑えることが可能で、暖房のためのエネルギー消費は20〜50%抑えられる。

オハイオ州西部の都市シンシナティでは1年間で、世帯あたり平均56ドルの空調コストが削減された。シンシナティに植えられている85,000本以上の木が町全体で480万ドルの削減に貢献したのだ。

別の研究では、効果的な植樹によって空調の費用を25%まで抑えることができることが判明した。アメリカのエネルギー省の試算では、わずか3本の木を植えることで平均的な電気代を年間、100〜250ドルカットできるとしている。

空気をきれいにする

草木は空気中の汚染物質を取り除き、空気を浄化する。道路脇に植えられた樹木は近隣の家の室内の空気を50%以上もクリーンなものに変えることができる。

樹木が果たすそのほかの役割

樹木が果たす役割はそのほかにも水をきれいにする、野生生物に恩恵を与える、人の心身の健康に寄与するといったものがある。

空から降る雨水は、森の土にしみこみ、長い時間をかけて浄化され、ミネラルを含んだきれいな水に変わる。

森林で育まれる多種多様な樹木や草木が、さまざまな種類の動物の住み家となり食料を提供し、多様な生態系を守る助けとなっている。

都会で過ごしていても、豊かな植物に囲まれた場所でほっと息をついて、リラックスした経験は誰しも覚えがあるのではないだろうか。

Shakleeとは

北米で200万本の植樹に取り組むShakleeは100%オーガニックなサプリメントやスキンケア用品、人体に対して有害な物質を含まないハウスクリーニング用品を販売するウェルネスカンパニー。

Shakleeの会長でCEOであるRoger Barnettは「Shakleeの目標は地球上で本物のウェルネスを実現することである。この植樹プログラムが他社の環境改善に向けた行動へのインスピレーションになれば」とコメントした。

 Roger Barnettが北米とアジアにおける植樹キャンペーンを開始したのは、グリーンベルト・ムーブメントに感銘を受けたのがきっかけだった。グリーンベルト・ムーブメントは、2004年にノーベル平和賞を受賞したDr. Wangari Maathai がスタートしたもの。

当時、カリフォルニア州知事であったアーノルド・シュワルツェネッガーとDr. Wangari Maathaiとともに 、Shakleeの拠点であるカリフォルニアに100万本を植樹した。Shakleeは昨年、さらに100万本の追加を決定し、2022年8月に200万本の植樹が完了した。

Shakleeは創業以来65年以上の間、環境改善に向けた活動をリードしてきただけでなく、企業として、温室効果ガス排出の相殺に成功している。

 American Forests

Shakleeとともに200万本を植樹するプロジェクトを支えるAmerican Forestsは、1875年に創設された歴史あるNPO団体。自然環境保護を目的とし、全米に森林を生み出してきた。また森林の保全や森林火災を防ぐための活動を行い、そのための資金調達を続けてきた実績を有する。

植林に関する知識と経験によって、アメリカの森林再生へのムーブメントに貢献するAmerican Forestsは、健全で回復力の高い森林を創造することにより、人や野生動物、気候変動に対するポジティブな影響を与えることを目指す。

植樹による利益を感じられるのが少し先の未来であるとしても、森林がもたらす環境や社会への恩恵を誰もが実感できる世界をビジョンとしている。

世界に森を増やすための行動としては、植樹プロジェクトを行うNPOなどへの参加や寄付などが考えられるだろう。

文/森野みどり

編集/inox.


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