テレワークでの勤務が増えている中で注目されているのが「ワーケーション」だ。「ワーク(仕事)+バケーション(旅行)」からきている造語で、旅行に出かけながらも旅先で仕事をするというものだ。グランピング施設でのワーケーション事例も増えている中で、効率よく仕事をし、アソビも満喫するためのベストな選ぶ方をまとめた。
POINT1|仕事の効率を下げない通信速度を確認!
快適なワーケーションを行なうために最も重要なのが、ネットの通信速度だ。旅先に出かけたはいいものの、全くネットにつながらないとなると、仕事はできない。Wi-Fi環境で最低でも10Mbps以上、できれば30Mbps以上のスピードがあるとWeb会議も含め、ストレスなくテレワークをすることができる。DIME編集部が検証した旅行先でのテレワークの中で、非常に仕事がしやすかった施設のひとつが、沖縄県の那覇空港からクルマで40分ほどの高台にある「ユインチ南城」だ。この施設では、客室でもテレワーク用に作られたラウンジのどちらも仕事環境が整っており、大きな窓から海が一望できるテレワークラウンジを宿泊客には無料で開放しており圧巻だ。フリードリンクになっているほか、クッキーなどのお菓子もある。何よりもすばらしかったのが通信速度で、地元自治体と協力して超高速のネット回線を導入し、ラウンジでWeb会議をしていた際、速度を測定すると何と179メガを記録。大容量データのダウンロードも問題なかった。
POINT2|チェックアウトは11時か12時がベスト!
チェックアウト時間も重要だ。午前中にWeb会議などが入った場合にチェックアウト時間が10時だと、途中離脱などになってしまいかねない。また、周辺の観光をしたり、お酒をゆっくり楽しんだりするなど、バケーション要素を削ってしまうのはあまりにももったいない。事前に確認し、チェックアウトの時間をずらせないか相談するのも手だ。
POINT3|デスクなど仕事スペースの広さを確認!
テレワークをする場所の環境については、自室でテレワークをする場合と、施設内にある日中時間帯も使えるラウンジやフリーエリアでのテレワークに分かれる。客室でのテレワークでは、デスクの大きさを確認することがまずは求められる。パソコンや資料を広げられるスペースはないと、仕事の効率も落ちてしまうことになりかねない。グランピング施設の場合、ラウンジやフリーエリアがある施設が少ないので客室のサイズや備品を十分に確認しておきたい。
POINT4|仕事以外の娯楽施設もチェック!
「バケーション」的な観点でいえば、仕事以外の時間をリラックスできるスポットがある施設を選ぶのも重要だ。最近では、温泉や大浴場を完備していたり、アクティビティーが楽しめたりするワーケーション対応グランピング施設も多くある。また、移動距離と質の高いクリエイティビティーには密接な関係があるといわれている。それは常に同じ環境にいるとインプットがなくなってしまい、新しい考えが出にくくなるからだ。ワーケーションではいつもの職場を離れ、大自然を感じながら仕事に向き合うことで、普段は思いつかないアイデアやイノベーションが生まれる可能性がある。オンオフを切り替えて、思い切って遊ぶこともワーケーションの重要な要素だ。
取材・文/鳥海高太郎
DIME9・10月号は空旅VS鉄旅の大特集、豪華付録「卓上型USBパワフル扇風機」も付いてくる!
●アニメツーリズム、リフトオフ!
●お得度満点!国内LCC&MCC最新トピックス
●快適テレワーク鉄道
●全国「得旅鉄道」マップ
●「海外いつから?」Q&A
●鉄道ポイ活必勝法 and more!
エアラインや鉄道で行く旅の最新情報を完全網羅! 旅行の新しい楽しみ方を徹底解説します。
◆Amazonで買う