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スズキが空飛ぶクルマを開発するSkyDriveに出資、2025年の大阪・関西万博でエアタクシーサービスが始まるか?

2022.09.28

SkyDriveが開発中の2人乗り機体の画像

新しいモビリティ「空飛ぶクルマ」の社会実装をめざす

スズキは、「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDriveへ出資したことを発表した。

SkyDriveとスズキは、2022年3月に「空飛ぶクルマ」の事業・技術連携に関する協定を締結し、将来の協業や事業開発について検討してきた。今回の出資により、両社の連携をさらに強化し、他の出資企業とも協力して、新しいモビリティ「空飛ぶクルマ」の社会実装をめざすとしている。

今後もスズキは基本方針である「小・少・軽・短・美」で培った軽量化や電動化などの技術開発や量産技術、インド市場などでの事業開発で協力していくという。

近年、都市部での渋滞緩和や交通全体の効率化、「必要に応じて移動する」というニーズへのシフトにより、パーソナルな移動がより求められている。同社ではマリン、二輪、四輪事業を通じた海から山までのモビリティの提供に加え、空のモビリティ事業の実現に向けて取り組んでいくとしている。

SkyDriveが商用機「SD-05型」のデザインを発表

現在設計開発中の「SkyDrive式SD-05型」のデザイン

一方、SkyDriveは、2025年の大阪・関西万博開催時に、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービス開始を目指し、現在、設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SkyDrive式SD-05型」のデザインを発表した。

この「SD-05」は、「電動」「垂直離着陸」といった特徴を備えたコンパクトな航空機となる。2人乗り(乗客1名とパイロット1名)で、パイロットの操縦をコンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させている。同社は、将来的に「空飛ぶクルマ」が、自動車のように日常的に空の移動手段として使われる世界を目指して、開発を進めてきたという。

この機体は、日本で初めての国土交通省の型式証明取得を目指しており、事業開始の皮切りとして、2025年の大阪・関西万博における空飛ぶクルマの飛行実現を目指している。最大航続距離は約10km、最高巡航速度は100km/hで移動できるように設計されている。ただし、今後の設計開発の進捗によりデザインや仕様変更の可能性があるという。

【実際に検討されているユースケース】

■既存の公共交通機関では遠回りになってしまう地形でのショートカット

例えば、観光スポットが集結する大阪ベイエリアでは、あるレジャー施設から別のレジャー施設まで、直線距離はわずか1km程度だが、海を隔てるため公共交通機関を使うと40分かかるケースがある。「SD-05」を使えば約5分、より効率的に楽しく移動できる選択肢としての導入が見込まれている。

■リゾート施設へのアクセス

静かに、垂直にふわりと上空へ。今までにない飛行体験と上空からの景色で、リゾートへ移動する時間も非日常体験を味わえるモビリティとして、活用の検討が進んでいる。

■救急医療現場での活用

「SD-05」は、従来のヘリコプターよりもコンパクトで軽く、静音性が高いエアモビリティとなる。そのため狭い場所やビルの屋上など、より多くの場所に離着陸が可能となる。医療従事者が、一刻も早く現場に駆けつける手段として、空飛ぶクルマの活用が期待されている。

また、同社は日本国内に限らず、海外での事業展開も目指して活動を推進してる。米国ではラストワンマイルの空の移動手段というニーズを見込み、2022年9月に現地事務所を設置し、自治体や協業企業とともに市場開拓を進めている。

「SD-05」のデザイン

デザインは、同社の1人乗りの有人試験機「SD-03」と同様に、新ジャンルの移動手段にふさわしい「プログレッシブ」(先駆性・先進性)をキーワードに、進められた。メインボティをサイドから見ると、空へ飛び立つ一対のプロペラのような美しいS字型のシルエットが表現されている。また、「SD-05」を上から眺めた時には、高い飛行能力を有し小型で俊敏に空を飛ぶ、パールホワイトのツバメの姿が浮かび上がる。

機体は、鳥や動物のストリームラインを研究し設計した先進的な空力形状で、飛行をより安定させるために水平と垂直の尾翼を設置している。機体の上部には、12基のモータとプロペラが配置されており、当社がこれまでの機体開発プロセスで行った、1,000回以上の飛行テストにて培った制御技術により、安定した飛行を実現している。

本開発は、航空機用内装メーカーのジャムコ、高度な炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics)用品を提供する東レ・カーボンマジック、電動航空機向けの高出力かつ認証可能なパワートレイン等を開発するバッテリーシステムのリーディングカンパニーElectric Power Systemsとの提携により、同社と各社のスペシャリストが協力して推進しているという。

関連情報:https://skydrive2020.com/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)


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