シンプルな機能だけどあるとなしとじゃ大違い!?
筆者は、プロのフォトグラファーではないにしても、カメラはかなりのヘビーユーザー。たまの遠出は、必ず愛機を持参し1日に数百枚撮る。
撮影の際は、その時々に応じてファインダーを覗くこともあれば、背面の液晶モニターを見ながら撮ることもある。ファインダーを覗くときは裸眼で、液晶を見るときは眼鏡をつける。
ときには、眼鏡をつけたり外したりでシャッターチャンスを逃すこともあるし、そもそも、地味に煩わしい。そのため一時は、ルーペを使っていたが、もともと本や地図を見る用途のせいか、見え方に違和感があってやめてしまった。
もちろん、カメラ専用の液晶ルーペが市販されているが、日なたで液晶モニターを見ることを主眼とした設計で、ちょっとかさばる。
■歪まずにきれいに拡大
そんな折、「液晶モニターが約2倍に大きく見える“カメラ専用ルーペ”」が発売されると知り、さっそく取り寄せてみた。
見た印象はまさにルーペ。何も足さない、何も引かない、カメラの液晶モニターを2倍に拡大することに特化したプロダクトがそこにある。
縦38mm×横58mmの長方形というサイズは、液晶モニターの比率にジャストマッチ。これ以外の形状・比率であれば、余計なものが拡大されたりされなかったりで、使用するたびにストレスを感じていただろう。自分のカメラ(Canon EOS R6)に、かざしてみると下のようになる。
液晶モニターを見たところ
ルーペで液晶モニターを見たところ
ルーペと画面の距離によって最大2倍にまで拡大され、上の例はまだ伸びしろがある。また、このルーペは、ごく緩やかな曲面構造で、超広角レンズのように若干歪んで見えるのかと思ったら、そうはならず。
きれいにそのまま拡大されて見える。概してカメラマンという人種は、レンズのクオリティにうるさいものだが、このルーペであれば、誰も文句は言わない。
■「眼鏡の聖地」で誕生した高品質素材
実はこのルーペの生産地は福井県。ここは、「眼鏡の聖地」と呼ばれるだけあって、ハイクオリティの眼鏡を続々と生み出している。
ルーペの素材は、光学用非球面プラスチックレンズで、ハードコート処理を施している。レンズを支えるレンズバンパーも耐傷・耐熱・軽量にこだわった素材で、全体としても軽い(19g)。
クレジットカードサイズなので胸ポケットに入れておけ、使用するときにさっと取り出し、また戻すことができる。
また、レンズバンパーにストラップホールがあるので、ストラップを通して首からかけておくこともできる(製品にストラップは付属していない)。余談ながら筆者は、スマホや食品成分表の細かすぎる文字を見るときにも活用している。
細かい文字を読むための普通のルーペとしても活用可能
本製品を開発したのは、福井県に本拠を置くスギモトデザインスタジオ。オリジナルメガネブランド「design88」を擁し、2017年の日本メガネ大賞など、数々の受賞歴のある新進気鋭の名門。
現在、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で早割の予約販売中。終了日は9月29日と間近。興味のある方は早めにチェックしておこう。
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文/鈴木拓也(フリーライター)
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