令和3年度のふるさと納税の受入額は金額・件数とも過去最高を更新
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度だ(一定の上限はある)。
例えば、年収700万円の給与所得者の方で扶養家族が配偶者のみの場合、30,000円のふるさと納税を行うと、2,000円を超える部分である28,000円(30,000円-2,000円)がすでに納めた所得税と翌年納める住民税から控除される。
また、自分の生まれ育った故郷だけでなく、お世話になった自治体や応援したい自治体等、どの自治体でもふるさと納税の対象になる(※)。
※出典:総務省ふるさと納税ポータルサイト
令和4年7月29日に発表された総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、令和3年度(令和3年4月1日~令和4年3月31日)のふるさと納税の受入額は、対前年度比約1.2倍の約8,302億円に上り、2008年の制度開始以来14年目で金額・件数ともに過去最高を更新している。※
※出典:総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和4年度実施)」ふるさと納税の受入額及び受入件数の推移(全国計)
oricon MEは、『ふるさと納税サイト』についての満足度調査を実施し、その結果を「オリコン顧客満足度」公式サイト内にて発表した。本調査は原則年1回実施しており、今回で4回目となる。
「楽天ふるさと納税」が同調査開始以来、初の2年連続総合1位に
2021年にふるさと納税サイトを利用し、各自治体に寄付をしたことのある全国の18~84歳の男女3,044人を対象とした『ふるさと納税サイト』の満足度調査。
4回目の発表となる今回は、総合得点76.0点の「楽天ふるさと納税」が、前回に続いて2年連続の総合1位を獲得した。2019年の同調査開始以来、同一企業による2年連続の総合1位は初となる。
全5項目の評価項目別ランキングでは、“寄付までのわかりやすさ”などの小項目で構成された「手続きのしやすさ」で78.6点の高評価を得て1位に。
また部門別ランキングでは、男女別「男性」「女性」、年代別「30代」「40代」「60代以上」、家族構成別「1人暮らし」「ファミリー」において、それぞれ1位を獲得していた。
返礼品が魅力的な「ふるさとチョイス」とコンテンツが充実している「さとふる」
つづいて、総合2位の「ふるさとチョイス」は、評価項目別「サイトの使いやすさ」「返礼品の魅力」「地域振興への貢献」の3項目で1位に。また年代別「20代」「40代」「50代」、カテゴリー別「肉」「魚介」「果物」において1位を獲得している。
総合3位の「さとふる」は、評価項目別「コンテンツの充実さ」のほか、年代別「50代」、カテゴリー別「米」で1位に。
また、総合4位にランクインした「ANAのふるさと納税」は、評価項目別「サイトの使いやすさ」において1位の評価を得ている。
調査概要
2022年 オリコン顧客満足度®調査 ふるさと納税サイト
発表日:2022/9/1
調査主体:株式会社oricon ME
調査形態:インターネット調査
調査対象者数:3,044人
規定人数:100人以上
調査企業数:13社(ANAのふるさと納税/au PAYふるさと納税/さとふる/JALふるさと納税/ふるさとエール/ふるさとチョイス/ふるさとプレミアム/ふるさと本舗/ふるなび/ふるぽ/ふるラボ/三越伊勢丹ふるさと納税/楽天ふるさと納税)
定義:複数の自治体のふるさと納税を検索でき、サイトから寄付の申し込みができるWebサイト
調査期間:2022/03/25~2022/03/30
調査対象者 性別:指定なし 年齢:18~84歳 地域:全国 条件:2021年にふるさと納税サイトを利用し、各自治体に寄付をした人
関連情報:https://life.oricon.co.jp/rank-hometown-tax-website/
構成/Ara