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相談内容も変化、産業医の6割以上が「コロナ前と比べて相談件数が増加」

2022.09.21

職場の健康を担う産業医。日々労働者の健康状態を診る彼・彼女らは、コロナ前後でどのような変化を感じ取っているのだろうか?

メンタルヘルステクノロジーズはこのほど、コロナ前後の変化について意識調査を実施。その結果を発表した。

63.2%がコロナ前より相談件数が「増加した」と回答

「Q1.コロナ以前(2020年2月前)と現在を比較し、産業医として相談を受ける件数に変化はありましたか。」(n=106)と質問したところ、「非常に増加した」が24.5%、「やや増加した」が38.7%という結果になった。

相談件数、「コロナ前対比120%~150%程度増」が約7割

Q1で「非常に増加した」「やや増加した」と回答した人に、「Q2.相談件数はどのくらい増加しましたか。」(n=67)と質問したところ、「コロナ前対比120%程度」が19.4%、「コロナ前対比150%程度」が46.3%という結果になった。

コロナ以前と現在を比較して、56.6%が相談内容の変化を実感

「Q3.コロナ以前(2020年2月前)と現在を比較し、産業医として相談を受ける内容に変化はありましたか。」(n=106)と質問したところ、「非常に変化があった」が23.6%、「やや変化があった」が33.0%という結果になった。

「心の変化」や「コロナ関連」の相談が増加

Q3で「非常に変化があった」「やや変化があった」と回答した人に、「Q4.具体的にどのような変化があったか、教えてください。(自由回答)」(n=60)と質問したところ、「心の変化に対する相談が多くなった」や「家庭や職場でのコロナ患者のケアの相談が多い。」など45の回答を得ることができた。

<自由回答・一部抜粋>
・56歳:心の変化に対する相談が多くなった。
・47歳:少しでも不調があればコロナを疑い相談に来る方が増えた。
・58歳:家庭や職場でのコロナ患者のケアの相談が多い。
・41歳:発熱程度の症状での相談。
・54歳:感染対策や濃厚接触者への対応。
・58歳:うつ状態の相談が増えた。

相談を受ける内容TOP3、「長時間労働者への面接指導」「復職者との面談」「感染症予防・テレワークに関する相談」

「Q5.現在、産業医として相談を受ける内容で多いもの上位3つを教えてください。(上位3つ選択) 」(n=106)と質問したところ、「長時間労働者への面接指導」が45.3%、「復職者との面談」が33.0%、「感染症予防・テレワークに関する相談」が32.1%という結果になった。

産業医が感じている課題1位は「人事業務の負担増による人事との密な連携が難しい」

「Q6.産業医として仕事をする中で、課題に感じていることがあれば教えてください。(複数回答) 」 (n=106)と質問したところ、「人事業務の負担増による人事との密な連携が難しい」が31.1%、「1社に割く時間があまりない」が27.4%、「テレワークに対応する知見がない」が26.4%という結果になった。

産業医として仕事をする中で、「時間外勤務が多い」や「コンプライアンスが徹底できない」なども課題と感じてる声

「Q7.産業医として仕事をする中で、課題に感じていることがQ6で回答したもの以外にあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=106)と質問したところ、「労働者の時間外勤務が多い」や「コンプライアンスが徹底できない」など42の回答を得ることができた。

<自由回答・一部抜粋>
・48歳:時間外勤務が多い。
・54歳:コンプライアンスが徹底できない。
・58歳:守秘義務厳守は容易でない。
・47歳:オンラインでのフォローがしづらい。
・45歳:業務の削減。
・40歳:個別に対応する時間がなかなか取れない。
・56歳:時間的に余裕がない。

産業医に求められる役割、「休職復職の社員との相談」が45.3%で最多

「Q8.今後、産業医に求められてくる役割はどのようなものだと思いますか。当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「休職復職の社員との相談」が45.3%、「テレワークのための組織的なメンタルヘルスケア体制」が42.5%、「健康経営のための体制構築」が42.5%という結果になった。

「ストレスマネージメント」や「休職者のケア」などの役割も

Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.今後、産業医に求められてくる役割がQ9で回答した以外にあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=92)と質問したところ、「ストレスマネージメント」や「休職者のケア」など33の回答を得ることができた。

<自由回答・一部抜粋>
・36歳:ストレスマネージメント。
・58歳:休職者のケア。
・62歳:社会への貢献度。
・54歳:法令に関する知識。
・38歳:感染予防対策。
・38歳:時間の確保。
・40歳:雇われでの多目的な業務。

<調査概要>
調査概要:産業医のコロナ前後の変化に関する調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年7月12日〜同年7月13日
有効回答:産業医106名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。

出典元:株式会社メンタルヘルステクノロジーズ

構成/こじへい


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