マスク社会の今、顔の中で唯一見えるパーツとなった「目」。この目が相手からの印象のすべてを左右すると言っても過言ではない。
そんな目元を彩る代表的なアイテムの一つといえばメガネだが、フレームによって客観的な印象や心象にどのように差が出るのだろうか。
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営するインターメスティックはこのほど、印象行動学の専門家である重田みゆき氏監修のもと、メガネのフレームがもたらす顔印象への影響と効果について20代~60代の男女685名を対象に調査を実施。その結果にデータ分析状況を添えて発表した。
8割以上が「メガネをかけているほうの目が大きく感じる」と回答
写真Aのメガネをかけていない女性と、写真Bのメガネをかけている女性と見比べ「どちらの目が大きく見えるか」について調査をしたところ、8割以上(84%)の人が、Bのメガネをかけている女性と回答。
印象として「顔の余白が少なくなり、全体のバランスで目が大きく感じる」、「黒目がより大きく見える」といった意見があった。この結果から、「デルブーフ錯視」と呼ばれる効果で、枠で囲まれると中の円が大きく見えることによる “デカ目効果”が期待できることが明らかになった。
細フレームよりも太フレームの方が小顔効果を感じる人が8割以上
写真Aの太いフレームをかけている女性と、写真Bの細いフレームをかけている女性と見比べ、「どちらが小顔効果に見えるか」について調査を実施。その結果、8割以上(83%)の人が、Aの太いフレームをかけている女性と回答し、大多数の人が小顔効果を感じていることがわかった。
印象として「フレームが太いことでメガネが大きく見え、顔の長さが短く見える」、「フレームが太いのでメガネに目がいく」という意見があり、フレームが太いことよってメガネの存在感が強く印象に残り、顔の印象がメガネに集中されると考えられる。
9割以上の人が「メガネをかけているほうが求心顔に見える」
写真Aのメガネをかけていない女性(遠心顔)と、写真Bのメガネかけている女性(遠心顔)とを見比べ、「どちらのほうがより目が近づいて(求心顔)見えるか」について調査を実施した。
その結果、9割以上(96%)の人が、Bのメガネかけている女性のほうが目が近づいて見えると回答。メガネのフレームに視線が集まることで、目と目の間が近づいて見える効果があるとうかがえる。また、印象として「顔の余白が少なく見える」という意見が多数あった。
<監修:重田みゆき氏(印象行動学者)>
インプレッションマスター® 東京都生まれ。国際線客室乗務員、都内老舗ホテルVIPラウンジマネージャー社長室室長を経て、人の印象を変えるインプレッショントレーニング®︎を開発、国内外で大人気に。アメリカ合衆国 ニューヨーク州ベスト・オブ・マンハッタンを7年連続受賞し、2017年「マンハッタン・ビジネス殿堂入り」を果たす。亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 教授。「ホンマでっか!?TV」印象評論家。著書「顔グセの法則」「人は0.5秒で選ばれる!」はアジア各国で翻訳出版中。TikTokerとしても国内外で話題沸騰中。
※Zoff調べ
<調査概要>
・調査名 :メガネのフレームがもたらす顔印象調査
・調査方法:街頭調査 ・学内調査・インターネット調査
・調査主体:株式会社インターメスティック
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 重田みゆき教授ゼミ MYK
・調査期間:2022年7月9日(土)~2022年7月17日(日)
・調査対象:亜細亜大学内・吉祥寺を通行中の男女685名
出典元:株式会社インターメスティック
構成/こじへい