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ウクライナ危機で注目される「核シェルター」の気になるお値段

2022.09.18

「核シェルター、持ってますか?」

 いきなりそんな質問をされても、ほぼ全員が「NO」と答えるだろう。

 ところが最近、この質問に「YES」と答える人が増えている。ウクライナの戦争で核シェルターに注目が集まり、販売を行う企業に購入検討の問い合わせが増加。購入を決める人も多いという。

 確かに検索サイトで「核シェルター」と入力してリターンキーを押すと、メーカー、輸入代理店、設置業者などが出てくる。さらに2014年時点の核シェルターの普及率はスイスとイスラエルが100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス67%なのに対して日本は0.02%というデータもヒット。ウクライナの原子力発電所が攻撃された、なんて報道が出てくるこの時代、万が一のための備えをする人が出てくるのは当然の流れと言えるだろう。

 そんな核シェルターの今を知るべく、販売メーカーのひとつであるワールドネットインターナショナルの代表取締役、中嶋広樹氏に話を聞いてみた。

一番大事なのは堅牢な場所に作るのではなく、すぐに入れる場所に作ること

――ウクライナの戦争で売上はどのくらい変わりましたか?

「去年までは年間5000〜6000万円ほどでしたが、最近2ヶ月の売上が2億円と、核シェルターの売上はものすごいペースで上がっています」

――どんな方が購入されているのですか?

「お客さまの情報に関しては詳しくお答えできませんが、2人用のシェルターですと3畳ほどのサイズなので『空いている部屋に置こう』という方とか『とりあえず庭に』という方はいらっしゃいますね」

――シェルターって地下に埋めておくものじゃないの?

「室内に置くタイプ、庭などの屋外に置くタイプ、地下に埋め込むタイプと3種類あります」

――それぞれの特徴は?

「室内タイプは、建物の床が抜けない程度の重量の軽いもの。放射能を防ぐことを目的としたもので、価格は放射性物質を除去するフィルター込みで680〜1280万円ほど。これにプラスして搬入費用、設置費用、気密調整費用がかかります。

庭に置くタイプは空爆によるダメージを抑える防爆機能がプラスされて1240〜1560万円ほど。こちらもプラスで搬入費用、設置費用、気密調整費用が必要です。土の中に埋めるタイプは一番頑丈ですが、埋め込むための工事が必要なのでトータルで3000万円以上かかります。自宅の床の強度を上げて、室内タイプに防爆機能をプラスしたり、庭に置くけど防爆機能はつけないなど、希望に応じてカスタマイズするので、価格はあくまで目安です」

――一番安全なのは、土の中に埋設するタイプ?

「核ミサイルが発射されたことを知らせる警報が出てから3分以内にシェルターに入らないと死んでしまいます。一番大事なのは堅牢な場所に作るのではなく、すぐに入れる場所に作ること。なので、どんなタイプでもいいので核シェルターを設置することが備えになります」

――シェルターの中は快適?

「放射線量が軽減するまでの2週間をなんとかやりすごせるよう設計されているので、快適な場所ではありません。室内にはテレビが映るモニターとエアコン、電源があり、バッテリーを使えば2週間は電気のある生活が送れますが、冷蔵庫やトイレはありません」

――それは不便ですね。

「核シェルターというのは、命が危険に晒された際の最後の砦。命を守ることだけを考えて作られているので、エアコンや電源があるだけでも豪華なものだと思います。うちの会社では、放射線除去のフィルターを核シェルターの普及率100%のイスラエルのメーカーに作ってもらっているのですが、向こうの人に『うちのシェルターにはエアコンやテレビがある』と話すと『なんでそんなものをつけるんだ?』と言われます」

――シェルター内部の広さはどのくらい? 寝る時は横になれるの? 14日間っていうけど、シェルターの中にいて時間はわかるの?

「……うちの工場に実物があるので、そちらを見てみませんか?」

――ありがとうございます!!!!

 そんなわけで、静岡県にある工場で核シェルターの実物を見せてもらえることになりました。

 後編では、シェルターの内部の模様を写真でガッツリ紹介します。

取材協力/ワールドネットインターナショナル(リスクマネジメント事業)

(つづく)

取材・文・撮影/渡辺雅史


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