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共働き夫婦のリアルを描いたマンガ「夫にキレる私をとめられない」が訴える子育て中の女性が感じる理不尽さ

2022.09.15

夫婦で働きながら子供を育てるリアルな日常

内閣府の男女共同参画局の統計(平成30年版)では、平成9年から共働き世帯の方が、専業主婦のいる世帯を上回った。女性の就業継続は決定的となっている。子育ては夫婦が平等で行うべきなのに、どうしても女性の方の負担が重くなってしまう。

そんな子育て中の女性の辛さや苦しみがあまりにもリアルに描かれていて、読みながら泣けた作品がLScomic(LSコミック)に掲載中の、いくたはな作「夫にキレる私をとめられない」である。作品中、妻が感じるたくさんの理不尽さに、共感しない女性は一人もいないだろう。逆に、こうした妻の気持ちに気づかない男性は、多いかもしれない。子育て中の夫婦だけでなく、多くのカップルに読んで欲しい作品である。

なぜ妻が夫に理不尽とも思えるような言動を繰り返すのか。精一杯、子育てに協力しているのに、どうして妻が不機嫌で疲れた顔をしているのか…そんな疑問や不満を感じている夫は、ぜひこの作品で妻の心理を理解して欲しい。

夫婦で同じことをしても夫だけ褒められる

作品の登場人物は子育て中の夫婦と新生児を含む三人の幼い子ども達。妻は働くママさんで、自宅で副業もしている。夫は普通のビジネスパーソンだが、子育てに理解があり、二人目の出産後は、妻を全力でサポートしてくれている。

とても協力的な夫を、周りの人は高く評価する。一方、妻は自分と同じことをしているのに、夫だけが子育てを評価されるのは不平等、と感じてしまう。
※マンガは縦方向に読んでください。


不公平感いっぱいだから、毒を吐く。副業をしているため、給与は夫より高いので、「もっと稼いでこいよ」というひどい言葉も出てしまう。悪いとわかっていても、不公平感を取り戻すために、夫を攻撃せずにはいられない。

冷静に分析すると恐ろしい自分がいた

穏やかな性格の夫は、妻の毒舌を躱(かわ)し続けるが、ある時「それはモラハラだ」と言い返す。妻はそう言われて初めて、自分が理不尽に夫を攻撃しているのに気づくことができた。


夫の立場からすると、妻の言動はあまりにも理不尽である。一人目の子育ての時、よくわからずに独身時代と同じように仕事をしていたことを、妻に責められてしまう。また、二人目の出産時にトラブルがあり、本来ならば夫がやるべきことを、妻の実家がやったと恨まれる。過去のどうにもできないことを、ずっと根にもって、チクチク責められるのは、辛いに違いない。モラハラ行為である。

こうした夫婦関係に陥る日本の社会構造も、無視できない。

子育ての大変さを知った夫は、妻と同じように子育て休暇を申請したが、下りなかった。今回は正当な不許可の理由があったものの、女性ならば絶対確実に得られる子育て休暇を、男性が取れないのは社会として「子育てに優しくない日本」と言われても仕方がない。出生率の低下も当然のことだろう。

スウェーデンの場合、育児休暇は一人の子どもにつき480日取得できる。夫婦で片親ずつ取得すると、政府からご褒美に一日50クローナ(日本円で約630円)がサービスとして付く。国として「ちょっとした給付金をつけるから、夫婦が平等に産休を取って」と提案している。

読後はさわやかで学びの多い作品に

妻は過去から今まで感じてきた子育ての辛さ、苦しさを、夫に理解して欲しかった。同じ様に苦しみ、同じように辛さを感じてくれたら、平等だと納得できる。理不尽で歪んではいるものの、正直な妻の気持ちが作品では丁寧に描かれている。

夫に「モラハラ」と言われた妻はその後、どうしたのか。危機に陥った夫婦関係はどうなるのか……続きはぜひ作品で確認して欲しい。夫と妻の立場の違い、考え方の差を改めて認識させられる結末である。読後感が爽やかなこの作品、一人でも多くの人に読んでもらいたい。

作者 いくた はな さん
会社員として働きながら、育児の体験談や夫婦の出来事をイラストや漫画で描き、インスタグラムに投稿。2016年から始めたインスタグラムのアカウントのフォロワーは、22万人(2021年4月現在)にのぼる。著作に『#こじらせ処女の初彼氏』(光文社)や『夫を捨てたい。』(祥伝社)がある。

LScomicについて
不倫や離婚・ママ友関係など、夫や彼には話せないけどこっそり読んで「そうそう!」と思わず共感できるコミックエッセイ満載の電子書籍の新レーベルである。「夫に隠れてこっそり読みたい」をテーマに集めた数々のコミックエッセイ・俗称「夫にナイショシリーズ」がベースになっている。
作品紹介はこちら→ https://comic-walker.com/magazine/detail/LS01/

いくたはな作「夫にキレる私をとめられない」を最後まで読みたい人はこちら

文/柿川鮎子

編集/inox.


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