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「固定時間制度」と「テレワーク」不眠傾向になる働き方はどっち?

2022.09.15

2020年から続く新型コロナウイルスcovid-19の影響により、生活のリズムが変わったという人も多いことだろう。また、テレワークが増えたことにより、運動不足や心身のストレスが増加。睡眠に悪影響が及んでいるとも言われている。

そんな中、西川では社内研究機関である「日本睡眠科学研究所」監修のもと、1万人の睡眠実態を追った『西川 睡眠白書 2022』をホームページで公開した。『西川 睡眠白書』は2018年より毎年発表し、今年で5年目となる。

不眠症の傾向と睡眠満足度はここ5年間で改善傾向は見られず

世界保健機構(WHO)が中心になって設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」による世界共通の不眠判定方法「アテネ不眠尺度」の質問に則り、1万人に調査したところ、全体の50%の人が「不眠症の疑いが高い」という結果となった。

「不眠症の疑いが高い」 が約5割という結果は2018年から続き、改善傾向は見られない。

年代別では、とりわけ20代・30代で「不眠症の疑いが高い」人が6割弱と、他の年代と比べて高い割合を占めていた。特に30代は「不眠症の疑いが高い」 が年々増加傾向にあり、2018年の58.5%から4ポイント上回っている。

全体的な睡眠の質に対して「満足している」と答えたのは全体で30.9%で、前年の31.7%を0.8ポイント下回った。約7割の人が睡眠に何らかの不満を持っており、この結果はここ5年間ほぼ変わらず、低い睡眠満足度で停滞している。

[快眠ポイント]
眠れない理由としては様々な要因が考えられる。音・光・温度・湿度などの寝室環境、ストレスや心配事などの心理的要因、生活リズムの乱れ、アルコールなども原因の1つになる。

生活習慣やちょっとした工夫で睡眠への不満を改善できる場合もあるので、まずは自身の生活を見直してみるとよいだろう。

全体の睡眠時間は減少傾向にあるが、美意識が高い人の睡眠時間は長め

1万人に対し、総睡眠時間が自分の理想に比べて足りているかどうかを調査。全体的な睡眠時間が「十分である」と答えたのは34.2%と、前年の36.8%から2.6ポイント減少した。

性年代別では、男性は20〜40代、女性は10〜50代の「十分である」が3割を下回り、特に10代女性が18.6%と最も低く、睡眠時間に対する不満が高いことがうかがえる。

具体的な睡眠時間は、平日・休日ともに「7時間台」の回答が最多。平日は「7時間台」、「6時間台」、「8時間台」が上位。対して、休日は「7時間台」、「8時間台」、「6時間台」の順位となった。

[快眠ポイント]
体内時計を乱さないように、平日と休日の睡眠時間にあまり大きな差がないことがベスト。休日などでいつもより長く寝たい場合は、いつもの睡眠時間+2時間以内がおすすめだ。

自身の美意識が高いと感じている人の平日の睡眠時間は「8~9時間未満」が最も高く22.5%、次いで「9時間以上」が22.3%と続く。「5時間未満」は最も少なく、16.5%という結果に。

一方、自身の美意識が低いと感じている人の平日の睡眠時間は「5時間未満」が最も高く56.0%、次いで「5~6時間未満」が52.3%と続いた。

「8~9時間未満」は最も少なく、43.0%。休日も同様の傾向が見られた。このことから、美意識の高い人は睡眠時間を長くとることを意識していることが推察される。

[快眠ポイント]
睡眠は最大の美容といわれるように、睡眠中に分泌される成長ホルモンには皮膚のハリを保ったり、シワを減らす働きがある。

平日の起床時刻は「6時台」、 就寝時刻は「23時台」が最多。10代は夜更かし傾向

平日の起床時刻の調査では、全体で「6時台」の起床が34.8%、「7時台」の起床が21.3%であり、前年と大きな差はみられない。

就寝時刻は、全体で「23時台」が34.9%と最も高くボリュームゾーンとなっている。次いで「22時台」が17.1%、「24時台」が12.5%と続く。

[快眠ポイント]
起床時刻はなるべく一定に保つことで、体内時計が乱れることを防げる。

年代別で目立ったのは、男女ともに10代の夜更かし傾向だ。「2時台」が1割以上、「1時台」も男性が1割半ば、女性が2割と全体に比べて高く、夜型の傾向が強い。

2021年調査と比べて、男性10代は「24時台」(13.4%→16.3%)、「1時台」(15.9%→16.3%)、女性10代は「24時台」(15.3%→20.3%)、「1時台」(17.6%→20.3%)と、男女ともに10代で「24時台」「1時台」の就寝が増加し、若年層で就寝時間が遅くなっていると推察される。

「固定時間制度」よりも「テレワーク」や「裁量労働制度」の方が不眠の傾向が強い

ビジネスパーソン1,421名を対象に世界共通の不眠判定方法「アテネ不眠尺度」の結果をみると、勤務パターンとの関係では、 「固定時間制度」と「フレックスタイム制度」よりも、「テレワーク」「裁量労働制度」の方が「不眠症の疑い 高」の割合が多い傾向がみられる。

「テレワーク」は60.7%と「固定時間制度」よりも8.8ポイント上回る。「テレワーク」「裁量労働制度」ともに労働時間が通常よりも増えるケースが指摘されており、この調査結果は、一部に過重な負担を抱える人が存在することを示唆しているとみることができる。

また、夜勤有無別でみると、<夜勤がある>では、「不眠症の疑い 高」が62.3%と、夜勤がない人(50.7%)と比べておよそ10ポイント高い。

休日の過ごし方別では、<家から出てアクティブな活動をすることが多い>で「不眠症の疑い 高」が5割以下に留まり、他の層と比較して下回っている。

[快眠ポイント]
自宅での仕事となると、オン・オフの切り替えが上手くできない場合があるため、オフの時間を意識する必要がある。夕食、飲酒は早めにすませ、寝る1時間前までに入浴を行おう。深部体温が上がることで放熱が進みスムーズな入眠につながる。

また、就寝直前までPCを使った仕事、スマホやゲーム、TVなどの明るい光を使用するとメラトニン分泌が抑制され、交感神経も昂り、眠りの質の低下につながるので注意が必要だ。

眠る前は、家族との会話、音楽、ストレッチやヨガ、香りなど、寝るための準備時間=オフの時間を確保しよう。

調査方法
調査概要:日本人の睡眠に関する意識・満足度調査
調査手法:WEBパネル調査
調査時期:2022年7月15日(金)~7月19日(火)
調査対象者:全国の18歳~79歳の男女
回収サンプル数:
基本調査対象10,000人 ※居住地別・性年代別人口構成比に合わせて聴取
本調査対象 3,000人 ※基本調査1万人のうち、性年代別人口構成比に合わせて聴取
調査会社:株式会社クロス・マーケティング

関連情報:https://www.nishikawa1566.com/company/laboratory/hakusyo/

構成/Ara


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