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最高出力340PS、最大トルク430Nm!0-100Km加速を5.7秒で駆けぬけるBMWの電動グランクーペ「i4 eDrive40 M Sport」

2022.09.14

さて前回、配信した記事では、BMWのサスティナビリティへの取り組みについて解説するとともに、今後同グループが軸足を置くとされる電気自動車について紹介した。

実はBMWは、2013年(日本では2014年)という比較的に早い時期に電気自動車の「i3」を導入。そして、昨年から今年にかけてSUVの「ix3」と「ix」、セダンタイプ(グランクーペ)の「i4」が日本で発売された。

そんな、欧州では電気自動車の先駆者として存在感を示すBMWだが、内燃機関においては“シルキーシックス”と呼ばれる直列6気筒の実にスムーズに吹け上がるエンジンや“駆けぬける歓び”というブランドスローガンにも表れるように、その楽しい“走り”で魅了する自動車メーカーでもあった。

そこで、電気自動車にシフトしたとしても、その“走り”の楽しさはあるのか?それを確かめるべく、グランクーペの「i4」に試乗してみたので紹介しよう。

後輪駆動と4輪駆動の2つのパワートレイン

実は「i4」には、2つのタイプのパワートレインが存在する。ひとつは、リアに電気モーターを1つ搭載した後輪駆動の「eDrive40」。そしてもうひとつは、前後に電気モーターを積む4輪駆動のハイパフォーマンスモデルの「M50」だ。

今回、筆者が試乗するのは、まずはベースとなる「i4」の実力を街中の走りで確認したいということで、後輪駆動の上位モデルである「eDrive40 M Sport」を選択。そのパワーは、最高出力340PS、最大トルク430Nmを発揮し、0-100Km加速は5.7秒(ヨーロッパ仕様値)。

ちなみに「M50」は、このパワーに加え前輪のモーターで最高出力258PS、最大トルク365Nmを絞り出し、システム・トータルでの最高出力は544PS、最大トルクは795Nm、0-100Km加速は3.9秒(ヨーロッパ仕様値)というスポーツカーとして十分な実力を持っている。機会があれば、この「M50」の大パワーと猛烈なトルクもぜひ体感してみたい。

そして、そのボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池容量は83.9kWhとなっており、一充電での走行可能距離は「eDrive40」が604km、「M50」が546kmとなり、実際の走行距離を割引いいて考えても日常使いに十分ではないだろうか。

助手席側のフロントフェンダーにある普通充電ポート

運転席側のリアフェンダーには急速充電ポート

なお充電に関しては、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応しており、普通充電においては、自宅で6.4kWの充電器の利用により、充電開始時0%の状態から100%まで約15時間で充電することが可能だ。

また、急速充電(CHAdeMO)においては、90kW充電器の利用により、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が約40分で完了する。

さらに、僅か10分の急速充電で、「eDrive40」の場合は最大約90km、「M50」では約75kmの航続可能距離を伸ばすことが可能となっている。

車両価格は、「i4 eDrive40」が750万円、「i4 eDrive40 M Sport」が790万円、そして「i4 M50」が1080万円となっている。

ちなみに、今回試乗の「i4 eDrive40 M Sport」には、ハイラインパッケージやコンフォートパッケージなど71万2千円分のオプションが追加されており、その合計は862万2千円であった。

※購入にあたり、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金が65万円と自治体によっては、さらに独自の補助金が出る場合もあるので確認したほうがいいだろう。

美しいシルエットのグランクーペ

ご存じのとおり「i4」は、電気自動車専用に設計された「ix」とは異なり、4シリーズ グランクーペをベースとしているため、内外装のデザインともすでに見慣れた感があるかも知れない。

もちろん、賛否両論あるフロントのキドニーグリルも存在感を示しているが、冷却の必要性がないためクローズドタイプとなっており、センサー系が備わっている。

BMW M社50周年記念エンブレム

空力を考慮したサイドミラー

そして、最も美しいと感じられるのがロングホイールベースとショートオーバーハングを活かしたサイドビューで、4ドアながらクーペのような流麗なプロポーションがスポーティかつエレガントさを演出している。

家庭の事情などで、どうしても4ドアを選択せざるを得ないが、デザインも重視したいという方には打って付けではないだろうか。

リアのエンブレムにはカメラを搭載

そのボディサイズは、全長4785mm、全幅1850mm、全高1455mmで、ホイールベース2855mmとなっており、都心部での運転でも取り回し性に苦労することはあまりないだろう。

フロントタイヤ

リアタイヤ

また「eDrive40 M Sport」に装着されるタイヤは、韓国のハンコック製「ventus S1 evo3」で、サイズはフロントが245/45R18でリアが255/45R18となる。なお「eDrive40」には、前後とも225/55R17サイズが装着される。

BMWカーブドディスプレイ

インテリアでひときわ目を惹くのが「ix」でも採用されている、12.3インチのインフォメーションパネルと14.9インチコントロールディスプレイをひとつのユニットに収めたBMWカーブドディスプレイだ。

この合計27.2インチのディスプレイは、人間工学に基づいた設計でドライバーに向かって角度がついているため視認性や操作性に優れており、直感的に操作できるようになっている。

インテリアではブルーのアクセントが電気自動車の証

センターコンソールにはドリンクホルダーやQi規格のワイヤレス充電器を搭載

ホールド性のいいスポーツタイプのシートを採用

Mスポーツ スカッフプレート

日本男性の平均的な身長であれば後席も余裕がある

後席でエアコンの調整も可能でType-CのUSB電源ソケットも2口備わる

その他のインテリアについては、基本的に4シリーズ グランクーペと共通である。ただ、床下にバッテリーを搭載しているためフロアは4シリーズ グランクーペより25mm高い。

そのため、リアシートでは前席の下に足のつま先が入らなかった。また、クーペ形状の天井のため、頭上にもそれほど余裕があるわけではない。とはいえ、身長が180cmを優に超えるほど大柄な人でない限り、窮屈に感じることはないだろう。

想像以上に広いラゲッジスペース

ラゲッジスペースの床下には物入れが新たに設けられた

パンク修理キットを装備

そしてラゲッジスペースは、リアゲートを備える5ドアハッチバック形状となっているため、開口部が広く、荷物の積み下ろしもしやすい。その容量は、リアシート使用時で470Lでシートバックを倒せば最大1290Lにまで拡大する。

ボンネットキャッチャーはダブルタイプ

カバーの下にはモーターがないためガラガラ

カバーの両脇にはメンテナンス用の扉がついている

ちなみに、ボンネットを開けるとカバーがされているのだが、「eDrive40」の場合、フロントにモーターを積んでいないため、その下はガラガラ状態となっている。

それであれば、ボンネット内にもちょっとした収納スペースができるような気がしてならない。筆者の勝手な考えなのだが、もし可能であれば、このカバーを改造して例えば充電ケーブルなどを収納するようなスペースをつくるというのはどうだろう。

気持ちいいほどよく曲がる運動性能

そして、いよいよ肝心の“走り”についてだが、実は今回は撮影との兼ね合いもあり、試乗にあまり時間を割くことができず、都内を少し走るだけとなってしまった。ただそんな短い時間でも、「i4 eDrive40 M Sport」の走りに対する主張が強く感じられた。

Mスポーツのステアリングはグリップが太いのだがクセになる

その最大の特徴が、ハンドル操作に対して実によくキビキビと曲がること。これには本当に感心させられたのだが、車両重量2080kgもあるボディの向きを軽々と変えてしまうのだ。それは後輪駆動車であると同時に、フロントに重量物がないためだと推察できるが、それだけではない。

実は、「i4」の床下に収納する高電圧バッテリーは、セルの高さ110mmという薄さに専用設計され、可能なかぎりフロアの低い位置に配置されている。そのお陰で、内燃エンジンの3シリーズセダンよりも最大53mm低い車両重心を実現したという。

そんな重心点の低さもあり、まるでミッドシップカーを運転しているかのように、ドライバーを中心にクルクルと向きを変えるような気持ちよさが感じられるのだ。

そして、静粛性においても当然ながらエンジン車とは比べられないほどの静かさで、タイヤノイズなども街中レベルでは、よく抑えられていた。さらに足回りについては、若干、硬さを感じるものの気になるレベルではなく、むしろ筆者にとっては好みであった。

さて今回の試乗では、高速道路での走行が叶わなかったため、ハイスピードでの実力やBMWの誇る「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」などを試すことができなかったが、その素性はしっかりと確認できた。

今後、BMWの電気自動車の販売において中心的な役割を果たす最も重要なモデルである「i4」は、間違いなく“駆けぬける歓び”を携えた次世代モデルであった。

■関連情報:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/bmw-i/i4/2021/bmw-i4-highlights.html

取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)


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