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FIREを目指すならまずは「人生のロールモデル」に会いに行くこと

2022.09.15

連載/FIREの向こう側

世はすっかり「FIREブーム」。資産運用でお金を殖やし、「経済的な自由を得よう!」とうたう記事やテレビ番組がずいぶんと増えた。が、それらに現実味を感じることができずうんざりしている人も多いだろう。

どうしてFIRE(Financial Independence,Retire Early)は遠いものに感じてしまうのか――『投資をしながら自由に生きる』の著者で、自身もFIREしたという投資家の遠藤洋さんに、本企画では素朴な疑問をぶつけてみることで「自由に生きる」ための方法を探っていきます。

Question「本の著者のセミナーに行ってみたいのですが…」

「最近読んだ本の著者が出版記念講演を行うそうです。すごく勉強になったので講演も聞いてみたいと思うのですが、どんな準備をしていくといいでしょうか?」(32歳・会社員・男性)

Answer「自分の一歩先、半歩先を行っている人を見つけて、会いに行こう」

前回、私は、起業を目指している仲間やすでに起業している若手経営者がいる起業塾に入っていた話をしました。

小さいころ、少年野球や少年サッカーを習うなら地元のクラブチームなどに入って練習しましたよね。水泳ならスイミングスクールに通うし、勉強や受験だったら塾や予備校に通って教わるのが一般的です。社会人だって資格を取ろうと思ったら、資格予備校に通う人は多くいます。スポーツや勉強で早く上達したいなら、“先生”に習うのが一番早いものです。

しかし、起業や副業、投資など社会人の「お金」に関することは、なぜか“先生”に教わろうとする人があまりいないんです。

ビジネスの世界ではこういった指導者や助言者のことを「メンター」と呼んだりしますが、自分より人生経験の豊富な人や、自分が「こういう生き方をしたい」というのを実現できている人を見つけるのは、成功確率を上げるためにはとても重要だと思います。

そういった人でも、その過程ではたくさんの失敗があったはずです。その経験を学べば、自分がやるときにはその失敗を避けやすくもなりますよね。

セミナーの依頼も多数あるという遠藤さん

僕の場合は、「経営哲学はこの人からすべて学んだ」「集客のノウハウはこの人から教えてもらった」という感じで、複数の方から学ばせてもらいました。メンターって、一人じゃなくてもいいんです。

たとえば投資だけを見ても、「中長期投資はこの本の著者の手法がいい」「短期投資はこの人から学びたい」というように異なるでしょうし、投資のマインド、将来に対するお金の考え方、稼いだお金の使い方など、それぞれ「この人から学びたい」と思える人は異なっていいのです。

ただし、メンターを見つける際に注意してほしい点が2つあります。

一つは、自分が目指す同じ方向の人を探すことです。たとえば会社をつくって上場させたいっていう人が、僕みたいに自由気ままに生きている人をメンターにしてもあまり参考になりませんよね。

二つ目は、自分より上すぎる人はあまり意味がないということです。起業したいからといって孫正義さんをメンターとしても、あまりにもステージが違いすぎて参考にならないことが多いと思います。

もちろん、孫正義さんの経営に関する考え方などはとても勉強になります。しかし、今サラリーマンの人が独立して小さく起業しようとしているなら、法人のつくり方や、会社を1人、2人と大きくしていく方法は違う人から学んだほうがいいと思うんです。

「自分の一歩先、半歩先を行っている人」を探してみてください。

「自分の半歩先を行っている人」の見つけ方と学び方

では、どうやってメンターを見つけ、学ぶのか。簡単な方法としては、本を書いている人やセミナーをやっている人がいいと思います。その人のノウハウや考え方を短時間で、低コストで知ることができます。

もし本を書いている人がセミナーを開く機会があれば、直接会いに行ってみてください。

また、そういった著名人だけでなく、僕が入ったような起業塾のようなところに足を運ぶと、自分と同じようなことをやろうとしている人がいて、とても参考になるはずです。

日本の方に多いのが、「本を出すくらいすごい人に対して、自分は与えられるものが何もないのに、会いに行ってもいいのかな?」と尻込みしてしまうケースです。

ノウハウや考え方を教えるセミナーを開いているような著者からすると、そういう考えってまったくないんですよ。少なくとも僕はセミナーに来てくれるのも質問してくれるのもすごく嬉しいですし、僕の周りの経営者などもそんなふうに思っていないですね。

周りの目をすごく気にして、「こんなことをしたらこう思われるんじゃないか」と不安になるかもしれませんが、それは考えすぎだったり心配しすぎなので、ぜひ気軽にセミナーや講演会に参加し、いい意味でその人を利用してほしいですね。

セミナーや講演会など、実際に会いに行くことができるときには、しっかりと事前準備をしていってください。やっぱりよく勉強してから行くのと、何も知らない状態で行くのとでは、身につき方がまったく違います。たとえば本の出版記念講演会であれば、最新刊だけでなく過去の著作をすべて読み、レビューをする。質問も事前にまとめておくといいでしょう。

とにかく何かやってみる!「自分の行動を変える」ことが大切

最近ではインスタやツイッター、YouTubeで情報発信をしてる人もたくさんいます。そういったSNSが入口となって知る機会も増えていて、それらはきっかけとしてはいいと思います。

ただ、ツイッターやインスタだけを「見て」得られる情報と、実際に本人に「会いに行って」得られる情報とは、ケタが違うんですよ。

誤解を恐れずに言うと、僕は「学ぶこと」自体に特段の意味はないと思っていて、学びやインプットが大事なのは、アウトプットするためだと考えています。

YouTubeを見て「勉強になったな」だけだと何も変わりません。一番大事なのは、その人から情報を得て学ぶことではなく、「自分の行動が変わる」ことなんです。

もちろん、SNSやYouTubeを行動に移せるならそれでいいんです。でも、ほとんどの人は行動できないんですよね。見終わった瞬間には「よし、明日から頑張ろう!」「〇〇をやってみよう」と思うかもしれませんが、翌日になったらその熱は冷めてしまっていることがほとんどだと思います。

多くの人って「準備ができてからやろう」とか、「今は仕事が忙しいから、落ち着いたら始めよう」とか「家族が反対するから」とか、「やらない言い訳」をたくさんするんですよね。

投資でもそうなんですけど、しっかり勉強して、投資のことを十分に理解してから始めようとする。

でも、実際にうまくいってる人を見ると、準備とか不十分でもいいから見切り発車で「とりあえずやってから考える」みたいな人が多くいます。転びながら、ケガしながら進むほうが結果的に早くて、成功にも結びついています。

「やらない理由」や「できない言い訳」を考えて暇があるんだったら、できることから始めればいいし、やりながら修正していったほうがいいと思っています。

「モチベーションがいまいち上がらない」とか「気分が乗らない」っていう人も、別にモチベーションがなくていいからとりあえずやって、何でもいいから自分の行動を変えようと言いたいですが、たとえば実際にアウトプットしている人ばかりがいるところに自分の身を置くと、自然と「アウトプットしなきゃ」って思うようになりますよ。

みんながやってるから、自分だけやらないわけにはいかないし、やろうと行動を変えられる。そういう場所に身を置いて、「環境の力を借りる」というも大事ですね。

本を読んだら「やること」を決める

本を買って読むというのは、あくまで「インプット」の行動です。だから、それだけではダメ。僕は本を買って読むときには、「その本で学んだことで自分の行動を変えること」を3つ書いて、貼っておくようにしています。

たとえば投資本を読んだ後、

①証券口座を開く
②口座を開いたら100万円入金する
③何でもいいから100株買ってみる

というように「3つの目標」を立て、2週間以内にやると決めるといいと思います。

こういったことをして、実際に行動に移すと「本読んで勉強になっただけ」で終わらず、その学びから自分の行動を変えることにつながりますから。

あれもこれもと全部やろうとするとできないので、できる範囲でかまいません。

今回のまとめ「インプットはアウトプットするためのもの。インプットしたら、3つの目標を立てて行動に移す」

さて、実際に行動に移しても、いつもうまくいくとは限りません。むしろ、失敗の連続と言っても過言ではないかもしれません。そういった失敗や困難に直面したとき、どうしたらいいのか。次回は「うまくいかないときの対処法」についてお話したいと思います。

文/遠藤 洋(えんどう・ひろし)
投資コミュティixi主宰、投資家・自由人。1987年埼玉県生まれ。大学在学中にアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資を始める。大学卒業後、ベンチャー企業に入社。26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大18倍、1銘柄だけで億超えのリターンを達成。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。

構成/向井翔太


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