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リスキリングで自分の市場価値を上げるにはどんなスキルが最適解なのか

2022.09.14

DX推進や技術革新、ビジネスモデルの多様化など、変化するビジネスに対応していくために、新しい知識やスキルを学ぶ「リスキリング」に注目が集まっている。

実際に、いまどんなスキルが市場に求められており、どんなスキルを上げることで自分の市場価値が上がり、年収が上がるのか、ビジネスパーソンとしては気になるところだろう。今回は人材市場をよく知る有識者に見解を聞いた。

ビジネスパーソンがリスキリングで身につけたいスキルとは?

学情が、20代専門の転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者216名に対し、2022年3月に行った調査では、8割以上の20代が、「リスキリングに取り組みたい」と回答した。

また、リスキリングで身に付けたいスキルは「プログラミングスキル」が56.6%で最多となり、次いで、「マーケティングスキル」「IT・DX・AI関連スキル」54.3%と続いた。

プログラミング需要が高い一方で、マーケティングやDX、AIといった今、世間で注目を集めているスキルに興味関心が集まっていることが分かる。

市場で求められるリスキリングスキル

実際に、いま、どんなスキルが市場に求められているのだろうか。

法人向けに、IT人材育成や研修サービスを提供するトレノケートホールディングス株式会社 代表取締役社長 杉島泰斗氏は次のように述べる。

【取材協力】

杉島 泰斗氏
トレノケートホールディングス株式会社 代表取締役社長
熊本県出身。東京工業大学を卒業後、SCSデロイトテクノロジー、不動産ポータルサイトLIFULL HOMES、株式会社クリスク 代表取締役を経て現職。
https://www.trainocate-holdings.com/

「IT人材は引く手あまたで、企業間での獲得競争が激しくなっています。我々は日本だけではなく海外においてもIT人材育成、研修サービスをご提供していますが、これは海外も同じ状況です。例えばシンガポールでは特に『クラウド』『サイバーセキュリティ』『データ分析』のトレーニング需要が高くなっています。この分野はDXを進める上での必須要素なので、日本でも変わりません。

なお、データ分析というとデータサイエンティストなど、データを分析する専門職が注目されがちですが、データの加工や整備がされていれば、現場部門で実際の業務の担当者自身で簡単なデータ分析をすることも可能ですし、そういったトレーニングの需要も伸びています。

実際に、当社のデータベース分野の2022年1~6月の受講者数は、昨年2021年の同時期と比べて1.3倍、2020年と比べると3.5倍と大きく伸びています。特に基礎や入門のコースが人気です」

自分の市場価値・年収向上が期待できるスキル

ビジネスパーソンにとって「自分の市場価値が上がり、年収が上がる」という視点からいえば、どのようなスキルがおすすめか。

杉島氏によれば、「それは現在、どのような立場にあるか、によっても変わってくる」という。そこで、多くの人に共通するであろう分野を教えてもらった。

1.「データ分析」+「データ活用スキル」

「単純にデータが分析できるだけではなく、そのビジネス上の意味や、仮説検証するために何を分析すればよいのかなどの判断もできると、業務上でも高いインパクトが出せると思います」

2.「ITを現場で活用するための能力」

「ITリテラシーはもちろん最低限必要ですが、それを一歩進めて、IT技術全体を俯瞰した大まかな理解と、ビジネスでのITの応用例を知っておくと、自分や自社の課題を解決するためにどんな技術やサービスが役に立ちそうか、といった仮説が立てられます。業務のデジタル化やビジネスのDX変革を企業が目指す際には、現場とITの両方を知っている人が絶対に必要なわけですから、それができる人は企業にとって貴重な人材となるでしょう」

3.「プロジェクトマネジメントスキル」

「複数部門や他社を巻き込んで仕事を進められる人材は貴重です。特にDXを進める際はそうした様々な立場の人と協力して実行する機会が増えます。プロジェクトマネジメントのエッセンスや手法を一部だけでも身に付けておくと、チームを巻き込んで進める仕事の品質を上げることが可能です。」

「その他、ITエンジニアに限りますと、『クラウドコンピューティング』の分野はぜひ押さえていただきたいです。オンプレミスからの代替の流れに加え、AIやデータ分析などの基盤になりはじめており、今後のインフラになっていくことは確実でしょう」

リスキリング成功事例

いま、企業も社員のリスキリングに力を注ぎ始めている。リスキリングを実施して成功した企業について、同社の事例より2つ挙げてもらった。

1.現場販売員をIT・デジタル人材として育成

「百貨店事業などを営むエイチ・ツー・オー リテイリング様では、傘下の事業会社である阪急阪神百貨店の現場販売員の方を、IT・デジタル人材として育成する取り組みを行いました。IT・デジタル部門ではシステム未経験の社員が、研修後はお客様の行動・属性データを活用してサービスの改善に取り組めるようになる等の変化がありました。

その他、研修参加者の方が今後のキャリアの選択肢として、IT・デジタル部門の管理職、販売現場のOMO(※)プロジェクトリーダーなど、様々な可能性を選べるようになりました」

※OMO:「Online Merges with Offline」の略称。オンラインとオフラインを融合すること。

2.ハードウェア技術者からソフトウェア技術者へのシフトを実現

「自動車部品メーカーの株式会社デンソー様では、ハードウェア技術者からソフトウェア技術者へのシフトを実現しました。これまでの経験を活かしつつも、大きなキャリア転換となるため、キャリア研修を行いました。研修前から研修の後までキャリアカウンセラーが並走し不安に寄り添うことで、社員の方は長期的なキャリアを描くことができ、モチベーションを維持して新しい活躍の場に移ることができているとのことです。

キャリア研修とは、今後のキャリアを長期的に考え、よりモチベーションを高めることを目的にした研修です。今回のケースでは、過去のキャリアにおける転機の振り返り、自身が大切にしている価値観・信念についての言語化、10年後のありたい自分の姿、そのためにできることの明確化などを行いました」

いま、多くのビジネスパーソンの関心を集めるリスキリングだが、現場で求められるのは、プログラミングやデータ分析などの技術面だけでなく、それをどう活用していけるか、プロジェクトをどのようにうまく実行していけるか、という観点からのスキルも重要であるようだ。リスキリングは、自分のキャリアを華開かせることのできる希望もある。ぜひ的を絞って取り組みたい。

【調査出典】
株式会社学情「『リスキリング』に関する調査」

取材・文/石原亜香利


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