0.2mm、0.4mm、2種類のブラシを付属!
「電動靴磨き」というものがあるのをご存知だろうか。
一般的には、円型ブラシが電動で回転しながら靴を磨くというグッズだ。筆者は、以前これを使っていたが、汚れ落としの能力がいまひとつ。それで、手で磨くやり方に戻った経緯がある。
以来、電動靴磨きの世界に関心を持ったことはなかったが、たまたま入手した新製品によって再び目覚めた。製品の名前は「SupBro U1」。イノベーティブな製品を次々と生み出す中国深セン市のシューズケア専門企業が開発したものだ。
「SupBro U1」の外観は、円型が主流の電動靴ブラシと違い、歯ブラシのようにまっすぐになっている。これが、1分当たり2万回振動する超音波技術で、頑固な汚れも落とすというのが最大の特徴。
スティック状の本体には、リチウムイオンバッテリーが内蔵され、底部のポートからType-CのUSBで充電する形。あるいは、スマホのワイヤレス充電器で充電することも可能(最高入力2.5W)。フル充電で約4時間作動する。
ブラシは2種類付属しており、それぞれ毛の直径が0.2mm、0.4mmとなっている。0.2mmのほうは本革や合皮の靴向け、0.4mmのほうは、合成材料や布素材の靴や頑固な汚れに向いているとのこと。
ブラシを付け替えるには、本体のカバーを一旦取り外し、ブラシを抜き差しして、またカバーを付けるかたち。
また、フォーム(泡状)洗剤とクロスが付属。フォームを靴に直接かけ、ブラシで洗浄し、最後にクロスで軽く拭き取るという段取りになる。
せっかく入手したということで、実際に使ってみた。まずは、雨上がりの公園のぬかるんだ泥道を歩いてきたウォーキングシューズから。
写真ではわかりにくいが、濡れた土が、全体的にべっとりとついており、鳥のフンか何か得体のしれないものもある。
靴を軽く乾かして、ティッシュで多少の土を落として作業を開始。洗浄強度は3段階あり(本体横のライトで表示)、中強度でやってみる。
最初は力を入れてゴシゴシ磨くようにしたが、その必要はなさそうだ。力を込めなくても、超音波で振動するブラシが、土汚れをみるみるかき落としてくれる。作業時間は数分。あれだけの汚れが、あっさり消えている。
では、革靴はどうか。このときのために、飲み会の席でこぼしたドレッシングか何かを、そのままにしていた革靴を取り出す。日数が経っているので、かなり酷い状態になっている。
傷に弱い革靴ということで、ブラシを0.2mmの柔らかい毛に変え、フォーム洗剤の分量や洗浄時間は変えずにやってみた。こちらも完璧に綺麗な仕上がりになって、ちょっと驚く。
筆者は所有していないため検証はしていないが、スニーカーや布靴といった素材で、はるかに汚れたものでも、キレイさを取り戻せる性能があるそうだ。なお、洗浄後の汚れたブラシは、(根本の電源部分は除き)本体ごと水洗いできる。
「SupBro U1」は、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で予約販売を受け付けている。終了日は9月19日と間近なので、汚れたままの靴が気になる方は早めにチェックしておこう。
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文/鈴木拓也(フリーライター)