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多機能で高音質でカッコイイ! OPPOのDAC内蔵ヘッドフォンアンプ『HA-1』

2014.06.24

■研究結果

OPPO『HA-1』は一体どんな音がするのか。同社の平面磁界型ヘッドフォン『PM-1』を接続することが前提だとは思うが、まず、ドライブ能力は抜群。ローゲインとハイゲインで音色が変わらない。今回はOPPO『PM-1』をバランス接続で、アンバランスでAGK『K812』、beyerdynamic『T5p』、SURE『SRH840』で試聴した。SURE『SRH840』では、粒立ちが良く音の輪郭がクッキリとした音が聴けた。『SRH840』はモニター系ヘッドフォンなので、録音のアラをえぐり出すようなところがあるが、高域のサ行が突き刺さることもなくバランス良く鳴った。特に低域の量感があり、分析的になることなく音楽が楽しめた。AGK『K812』では、さわやかでヌケのいい高域とすこし弾むような量感ある低域が再現された。『K812』の広々とした音場もいい。鳴らすのが難しいとされているbeyerdynamic『T5p』の繊細な高域と独特の音場感、特に密閉型とは思えない広い音場が見事に再現された。純正の組み合わせとなるOPPO『PM-1』では、力強い低域に支えられた繊細で解像度の高い高域、そして見晴らしのいい音場が再現された。本機より高額なバランス対応ヘッドフォンアンプでも『PM-1』を試聴したのだが、『PM-1』+『HA-1』の方がよりヘッドフォンの魅力を引き出していると感じた。

さらに特筆すべきことは、OPPO『HA-1』の内蔵DACの音質の良さである。リファレンスシステムでAIRBOW『IMAGE/KAI2』を鳴らすと小型スピーカー特有のボーカルがピンポイントに決まる音場感の良さと、透明度が高くすがすがしい音が聴けた。藤田恵美「ココロの食卓 ~おかえり愛しき詩たち~/街の灯り」(24bit/96kHz)ではリップノイズまで再現され、ドキッとするほどボーカルがリアルな存在に思えた。平面型スピーカーApogee『Duetta Signature』を鳴らすと驚くほど低音に馬力があり、伸びのいい高音が聴けた。低音の量感はリファレンスDACのResonessence Labs『INVICTA MIRUS』を上回る勢いで、ESS/ES9018特有の解像度の高さと、緻密な音場が再現されていた。本機はボリューム付きのDACとしてもハイコスパで、20?30万円クラスのDACを脅かす存在と言える。これだけ高性能で、さらに多機能なOPPO『HA-1』は2014年のヘッドフォンアンプ界に嵐を巻き起こす風雲児であると確信した。

●『HA-1』は解像度と音場感重視
●『HA-1』はDACの性能もいい
●『HA-1』は操作性と機能性にも優れる
●『HA-1』はかなりハイコスパ

(文/ゴン川野)

ゴン川野のPC Audio Labオーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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