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おかずや容器にも隠れたこだわりが!2500万食以上売れている「丸亀うどん弁当」が狙う次の一手

2022.09.04

Voicy連動企画DIMEヒット商品総研 vol.2「丸亀うどん弁当」

2021年4月の発売開始以来、2,500万食以上(※2022年8月時点)を売り上げ、丸亀製麺の新たな定番商品となった「丸亀うどん弁当」。390円からという価格の安さとボリューム感、そしてなんと言っても店内と同じく茹でたてのうどんを持ち帰りで食べられるのが人気の理由だ。最近では定番のうどん弁当に加え、季節限定のメニューも話題を呼んでいる。

今回は丸亀うどん弁当の開発を担当した、株式会社トリドールホールディングス商品開発部 商品開発化 課長浦郷祐介さんに、開発に至った経緯や開発秘話、今後の展望についてお話を伺った。

*本稿はインタビューから一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。

たった3か月で商品化を実現

丸亀うどん弁当は、四角い容器に冷たいぶっかけうどん1玉と、天ぷら(野菜バラ天とちくわ磯辺天)、おかず(きんぴらごぼうと玉子焼き)が詰まった商品。注文が入ってから、うどん、天ぷら、おかずを詰めて提供している。丸亀製麺では、2020年5月から店内で提供している商品の持ち帰り販売を開始していたものの、2021年の1月から社長の熱い想いから新たに「丸亀うどん弁当」の開発をスタート。たった3か月ほどで商品化を実現したという。

「開発をスタートさせたのは、2021年の1月でした。4月に販売することが決まっていたので、かなりタイトなスケジュールです。とにかく『プレッシャーを感じる』というのが大きくありましたね。自身の発想だけではより良い商品の開発ができないと考え、商品開発課のメンバー含め社内の上司、家族と友人にもたくさん相談をしました。ところが、相談したが故に悩みまして……(笑)。弁当というカテゴリーになると、みんな食べたいものが多すぎる。逆にそれが悩みのタネになって。でも、改めてこれまでの開発で、自分で培ってきた感覚や発想を大事にしようと、開発に取り組んできました」(浦郷さん)。

定番うどん弁当 390円(税込)

丸亀うどん弁当に使用する四角い「包材」にも、こだわりが詰まっている。2020年にお持ち帰り販売を開始した際には、麺類らしい丸型の包材を採用していたが、より「弁当」をイメージしてもらえるよう四角い包材に切り替えた。

「テイクアウト需要が高まってきた時に、テイクアウト業態の色々な商品から包材の形、大きさを勉強したんです。やはり『弁当』と言い切るのであれば、まず視覚的にイメージしてもらうには一番いいだろうと、この一つの四角の容器の中にすべてを詰め込むことにしました。今では、これが一番丸亀うどん弁当の一つの良さ、特徴なのかなと感じますね」(浦郷さん)。

おかずの候補は100種類以上

浦郷さんは、限られた時間の中でさまざまな試行錯誤を重ねたという。そして苦労の末、現在の丸亀うどん弁当のかたちに辿り着いた。

「いつも朝の9時くらいから開発を始めるんですけど、丸亀うどん弁当の開発をやっているときは、朝の9時から夕方、夜までずっと弁当を盛り込んでは食べて、盛り込んでは食べての繰り返しです。とっても大変でした(笑)。開発の中では、満腹感が上がってくると自分の集中力が切れてきて、味の感覚もちょっとずつ鈍ることがあるんです。そのため、緩急をつけながら、詰め込みすぎるのではなく、丸亀うどん弁当から1回離れて違うことを考えてみたり、違う商品を作ってみたりというのも、開発を進める中で意識しましたね」(浦郷さん)。

丸亀うどん弁当に何気なく添えられている2種類のおかず(きんぴらごぼうと玉子焼き)にも、主役であるうどんを引き立てるために、数々の試作をしたと浦郷さんは話す。

「うどん自体の品質に関して苦労はしませんでしたが、一緒に盛り付ける具材に関しては、選定の時点で100以上の食材を試しましたね。麺のおいしさとだしの風味を味わってもらうには、主張が強すぎないものがマッチするという理由から、きんぴらごぼうと玉子焼きに決定しました。丸亀製麺で初めて採用するものだったので『本当にきんぴらと玉子焼きで大丈夫かな?』と検討を重ね、それが決定しても、きんぴらごぼうって世の中にどれだけ種類があるか、あと玉子焼きもどれだけ味付けや種類があるかという……決めたはいいんですが、じゃあ『うどんに合うきんぴらごぼうと玉子焼きって何なんだ』というところでも試作を繰り返しました」(浦郷さん)。

ヒットの理由は、丸亀製麺ならではの「手づくり」であること

数々の苦難を乗り越え完成したうどん弁当は、瞬く間にヒット商品となり、丸亀製麺の新たな定番メニューの一つになった。浦郷さんは、お客様からの反響について次のように話す。

「発売開始時が一番緊張したタイミングだったんですよね。開発したはいいんですけど、手に取っていただけるかなと、本当に最後まで不安だったんですが、おかげさまで2021年4月の発売開始から累計で2500万食以上を売り上げています。お客様からは『お得で嬉しい』『うどん、天ぷら、おかずが入ってボリューム満点』『時間が経っても美味しい』『サっと買って、サッと食べられる手頃感』といった声をたくさんいただいております。発売後もお客様から手づくりできたてのおいしさ、コストパフォーマンスの高さを大変評価いただいます」(浦郷さん)。

浦郷さんは、作り置きをせず注文が入ってからひとつひとつ丁寧に提供していることがヒットの理由の一つではないかと続ける。

「丸亀製麺では、直接商品をお渡しする距離感を大切にしています。お弁当の大半は、作り置きしているものが多いと思うんですが、丸亀製麺は1個ずつ注文が入ってお作りする『てづくりの弁当』です。それもヒットに繋がった理由ではないのかなと感じていますね。」(浦郷さん)。

そして、丸亀うどん弁当の開発を経たことで、浦郷さんは自身の発想力にさらに磨きがかかったという。

「これまでにないスピード感での開発でしたので、丸亀うどん弁当の開発を経て、発想力に磨きがかかったと思います。商品開発の楽しさをさらに感じるようになって、それがヒットに繋がったっていうこともあり、揺るぎない自信に変わった瞬間だったかなと感じます。それと同時に『社長からのどんな依頼でも怖くないぞ』と、そんな自信にもなったかなと(笑)」(浦郷さん)。

新メニューや季節限定メニューも続々登場

商品の大ヒットを受け、使用する容器を変えることで社会的責任を果たしていくことも意識していると浦郷さんは話す。

「密閉性や持ち運びのしやすさはもちろん、エコの観点からも包材を少しずつブラッシュアップしていきたいです。今夏のタイミングで、CO2 削減、環境問題を考慮した透明のうどん弁当の容器を導入します。持ち帰って色んなシーンで食べていただく弁当なので、食べ終わった後のことも考えていかなきゃいけないというのは、丸亀製麺がうどん弁当を販売している以上、そうした面でも牽引していかなければと感じています」(浦郷さん)。

そして今年の秋には、店内販売で高い人気を誇る〝タル鶏天ぶっかけうどん〟を弁当で味わえる「タル鶏うどん弁当(650円、税込)」が新登場する。

「『タル鶏うどん弁当』は、イートインで提供している『タル鶏天ぶっかけうどん』から着想を得たものです。さらに、新たに390円の『紅しょうがバラ天うどん弁当』と、490円の『梅おろしうどん弁当』『かしわ天うどん弁当』の販売も開始します。まだ食べたことのない方にも、是非手に取っていただきたいなと思っています」(浦郷さん)。

タル鶏うどん弁当 650円(税込)

紅しょうがバラ天うどん弁当 390円(税込)

梅おろしうどん弁当 490円(税込)

かしわ天うどん弁当 490円(税込)

私たちが普段何気なく食べているものの裏側には、数々の隠れた努力があることを知ると、また違った楽しみ方ができるはずだ。一部の丸亀製麺の店舗には、丸亀うどん弁当を販売する専用の窓口も設けられている。こだわりの詰まった丸亀うどん弁当を気軽に購入できるため、まだ食べたことがない方はぜひ利用してみてほしい。

丸亀製麺 丸亀うどん弁当

取材・文/久我裕紀


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