ケンコー・トキナーがAPS-C一眼レフ用大口径超広角ズームレンズ「atx-i 11-16mm F2.8 CF PLUS」と「Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS」を発売
2022.09.06開放F値2.8を達成し、低ディストーションなど高い描写性能を実現
ケンコー・トキナーは、APS-Cデジタル一眼レフカメラ用の超広角ズームレンズ「Tokina atx-i 11-16mm F2.8 CF PLUS」と「Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS」を9月9日に発売する。
今回登場するのは、2019年に発売された「atx-i 11-16mm F2.8 CF」と「atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS」の新パッケージ製品。クリーニングクロス付きの「PLUS」シリーズとして展開する。
いずれも、動画撮影や星景撮影に多くの愛用者を持つレンズで、対応するマウントはキヤノンEFとニコンF。「atx-i 11-16mm F2.8 CF PLUS」は11-16mmという広角の画角域に限定することで、フィルターサイズ77mmとコンパクトサイズを実現。一方、「atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS」は20mm(35mm判換算30mmまで)をカバーし、スナップ撮影用途にも便利に使用できる。
共通の特徴としては、開放F値2.8を達成し、低ディストーション・周辺部高解像度・良好なカラーバランスにより、高い描写性能を実現。また、トキナー独自のP-MO非球面レンズを前群に配置することで、歪曲収差などの各収差を理想的に補正するという。
さらに、マニュアルフォーカスを多用する動画撮影に便利なワンタッチフォーカスクラッチ機構を搭載。これにより、フォーカスリングを手前に引くだけで、瞬時にマニュアルフォーカスに切り替えることができ、フォーカスリングを手前に引くとしっかりした手応えのマニュアルフォーカスで撮影できる。
そのほか、レンズ前面に撥水性・撥油性に優れたWRコートを施し、水滴のみならず、指紋や皮脂汚れも簡単に拭きとることが可能。レンズ装着部分の防塵・防滴にも配慮し、マウント外周部にゴムシーリングを施した。
atx-i 11-16mm F2.8 CF PLUS
「atx-i 11-16mm F2.8 CF PLUS」の主な仕様は、焦点距離が11-16mm、明るさがF2.8、フォーマットがAPS-C、最小絞りがF22、レンズ構成が11群13枚、画角が104度〜82度、フィルターサイズが77mm、最短撮影距離が0.3m、絞り羽根が9枚、最大径が84mm、全長がΦ89.2mm(Nikon F)/Φ91.7mm(Canon EF)、重量が555g。希望小売価格は107,250円。
atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS
「atx-i 11-20mm F2.8 CF PLUS」の主な仕様は、焦点距離が11-20mm、明るさがF2.8、フォーマットがAPS-C、最小絞りがF22、レンズ構成が12群14枚、画角が104度〜72度、フィルターサイズが82mm、最短撮影距離が0.28m、絞り羽根が9枚、最大径が89mm、全長がΦ91.8mm(Nikon F)/Φ94.3mm(Canon EF)、重量が555g(Nikon F)/570g(Canon EF)。希望小売価格は115,500円。
製品情報
https://www.kenko-tokina.co.jp/camera-lens/tokina/wide-lenses/atx-i_11-16mm_f28_cfplus/
https://www.kenko-tokina.co.jp/camera-lens/tokina/wide-lenses/atx-i_11-20mm_f28_cfplus/
構成/立原尚子