使用しないベルトが「消える」ナイスアイデアの5WAYバッグ
手提げバッグ、バックパック、ショルダーバッグの役目を、1つでこなす3WAYバッグ。オン・オフで使えて非常に便利だが、使用しないベルトが邪魔になり、見た目的にもよろしくないのが玉に瑕。
その課題を見事に解決したのが、今回紹介する「シューベルト(SchuBELT)」。持ち手が3つにショルダーストラップ(&チェストストラップ)まで付いていながら、ぜんぜん邪魔にならないというコンセプトの新製品だ。
筆者が使用する一般的な3WAYバッグ(右)との比較
「シューベルト」という製品名の由来は、歴史的な作曲家とはぜんぜん関係なくて、「シューッとベルトが吸い込まれる」ところから。
ショルダーバッグのベルトは、未使用時はその大部分がバッグ内に格納されており、使用時に引き出すかたち。
脇の黒いボタンを押すことで長さ調節ができる。そして、使い終わったらそのベルトは「シューッ」とバッグ内に戻る。
ショルダーストラップも同様で、未使用時は凹面スペースにマグネットボタンで留められているが、使用時はストラップをスルスルとバッグ内から伸ばす。
この革新的ともいえる仕組みで、スタイリッシュかつコンパクトな外観を実現。一言で言えば「とてもカッコいい」。
もっとも本品は、ベルトが格納できるという一発芸だけで、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で5百人を超えるサポーターを得たわけではない。
見逃せない魅力は、その収納力にある。メインの収納エリアは、ファスナーでぐるっと開閉できる2か所。そこには、13インチのノートパソコン、タブレット、キーボード、長財布、水筒(または折り畳み傘)、丸めたタオルやTシャツ、諸々の小物・ガジェット類を収めることができる。
それとは別に、サイドにはスマホやパスケースが入るファスナー付きポケットがあり、背負ったまま出し入れできる。
筆者は、数年間使っている普段使いの3WAYバッグに代え、何日間か「シューベルト」を試用してみたが、買い物から仕事の用事まで、あらゆる場面で快適に活用できた。
「もう手放せないぐらいの気持ち」というのは誇張ではない。カジュアル感はあるが、ビジネスパーソンにもおすすめ。特に、オフィス・自宅・カフェの3拠点で仕事をするリモートワーカーは重宝するだろう。
1年かけ「シューベルト」を開発したのは、発明家にして作曲家でもある小川コータさん。彼が実行者となって、前述したとおり「Makuake」にて予約販売中。最初に用意したロットは、またたく間にソールドアウトし、急遽ロットを追加するほどの人気ぶり。気になる方はチェックしてみよう。
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文/鈴木拓也(フリーライター)