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サビの高揚感がスゴい!使ってみて驚いたOPPOのワイヤレスイヤホン「Enco Air2 Pro」の実力

2022.08.24

8月22日、『OPPO Enco Air2 Pro』が日本で発表された。

しかし筆者は、その1週間ほど前に同じ製品がインドネシアで発表されたのを知っていた。

インドネシアは日本以上にガジェットメディアが充実していて、何と全国紙のWeb版もガジェット関連情報を取り扱っている。

そして現地ジャーナリストは「大手メーカーの高コスパワイヤレスイヤホン」という論調で記事を書いていた。

日本でも海外でも高コスパは正義らしい。というわけで、今回は『OPPO Enco Air2 Pro』の実物を手に入れたので試してみよう。

12.4mmドライバーを内蔵

ワイヤレスイヤホンは、最近ではすっかり安くなった。

筆者自身、1万円以下のワイヤレスイヤホンをいくつも持っていて、それらの殆どはしっかり実用に値するものだ。

周囲の雑音を軽減するアクティブノイズキャンセリング、こちらの声をクリアに届けるノイズキャンセリングマイク、そして2台のデバイスにタッチできるデュアル接続も珍しくなくなっている。

『OPPO Enco Air2 Pro』にも、やはりこうした機能が揃っている。

特にアクティブノイズキャンセリングは、室内の空調音などをぐっと抑えてくれる力強い静寂をこちらにもたらす。これは筆者自身、執筆の仕事に役立てているほどだ。

もっとも、今手元にある『OPPO Enco Air2 Pro』は記事を書き終えたら返却しなければならないが……。

何より、この製品には12.4mmの大型ドライバーが内蔵されている点が光っている。

ワイヤレスイヤホンというものはヘッドホンとは違い、「耳の穴に入れなければならない」というある種の使命を課せられている。

50mmくらいのドライバーが入るほどの巨大な耳を持っている人がいればいいが、残念ながら筆者はそのような人を見たことがない。

が、それでもワイヤレスイヤホンのドライバーは大型化の道を突き進んでいる。

今や10mm超のドライバーも特筆に値するようなものでなくなっているが、それでも『OPPO Enco Air2 Pro』の12.4mmドライバーには目を向けるべきだ。これを使って、より立体感のある音楽を聴くことができる。

パリは燃えているか

今回聴いてみたのは、加古隆『パリは燃えているか』である。

この曲はNHKの制作したドキュメンタリー番組『映像の世紀』の主題歌だ。リアルタイムでの放送は、筆者が小学生の頃。歴史を扱ったドキュメンタリー番組といえば、俳優を使った再現映像が必ず入れられるのが常識だったが、『映像の世紀』はそれを覆した。正真正銘当時物の映像のみで構成されていたのだ。

『映像の世紀』のエピソード1は、1895年のフランス・パリで上映された映画から始まる。

もっとも、当時の映画は紙芝居かパラパラ漫画の延長線上のような代物で、ここで上映された映画『工場の出口』はただ単に終業後の工場の門を撮影したもの。

そこから出てくるのは、主に女性労働者だ。真夏の日照りを利用して撮影したというから、その頃のフィルム感度は極めて頼りないものだったのだ。

が、そこから撮影技術は日進月歩の勢いで進化した。第一次世界大戦では、欧米各国がプロパガンダ映画を制作するためにカメラマンを戦場へ送り込んだ。

しかし戦争の悲惨さを目の当たりにしたカメラマンたちは、軍に内緒で地獄の西部戦線を撮影する。これが発覚すれば、無論軍事法廷行きである。

『映像の世紀』はそうしたフィルムを集めて、全11エピソードの番組を作ってしまったのだ。

そして冒頭や合間に流される『パリは燃えているか』は、人間の英知と科学、それ故に勃発してしまった大戦争の模様を一度に表現している名曲である。「これが20世紀の姿」と言わんばかりの旋律、そして命を振り絞るかのような表現力。

初回放送当時、この曲に圧倒された視聴者が次々にNHKに電話をかけたそうだ。「あの曲は何ていうタイトルなんだ?」という具合に。

そうした巨大な崖のようなメロディ、心臓を押し潰すかのような圧迫感。OPPO Enco Air2 Pro』の12.4mmドライバーは、それらの音を余すことなく筆者の鼓膜に伝えてくれる。

この高揚感をどう書き表せばいいか?

『パリは燃えているか』は、やはり音響機器のパフォーマンスを窺うにはピッタリの曲である。

@DIMEは文字のみのメディアだから、この曲のサビに至るところの高揚感を共有できないのが大変残念だ。こればかりは、どこかで『OPPO Enco Air2 Pro』を試してみてください……としか言えない。

いずれにせよ、音響機器としては十分過ぎるスペックを持っていることは間違いない。

また、この製品は細かい部分にも配慮が行き届いている。たとえば音楽を聴いている最中に片方だけイヤホンを外すと、直後に曲が一時停止する。

もう一度装着すると、曲が自動再生される。つまり「耳に装着されているか」ということを、ちゃんと認識しているのだ。

これだけの機能を持っているワイヤレスイヤホンが、8,480円という価格で8月26日から販売されるという。安い!

「ワイヤレスイヤホン初心者」に最適!

『OPPO Enco Air2 Pro』の音楽再生時間は、イヤホン単体では最長約7時間。

アクティブノイズキャンセリング機能を使った場合は約5時間。充電ケースを加味すれば、それぞれ約28時間/約20時間となっている。

名のあるメーカーの低価格ワイヤレスイヤホンということで、これは「ワイヤレスイヤホン初心者」に対して訴求できる製品ではないだろうか?

「いい音、快適、欲しいをすべて。」というキャッチコピーだが、それは決して大風呂敷ではないことはここに書いておきたい。

【参考】
OPPO Enco Air2 Pro

取材・文/澤田真一

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