NTTドコモによる「ahamo」、auによる「povo」、ソフトバンクによる「LINEMO」。これら携帯大手3社が提供する新料金プランを利用している人はどれくらいいるのだろうか?
エイチームライフデザインはこのほど、新料金プランの「ahamo」「povo」「LINEMO」を知っている20代以上の男女8119名を対象に実施した「大手携帯電話会社の新料金プランへの乗り換え事情」に関する実態調査の結果を発表した。
携帯電話の新料金プラン(ahamo・povo・LINEMO)を知っているのにもかかわらず、実際に乗り換えたのはわずか6.3%
新料金プランの「ahamo」「povo」「LINEMO」をすべて知っている・いずれかを知っていると回答した人に、新料金プランへの乗り換え有無を聞いたところ、「乗り換えた」と回答した人は、わずか6.3%という結果になった。
新料金プランの「ahamo」「povo」「LINEMO」をすべて知っている・いずれかを知っていると回答した20代以上のそれぞれの年代の人に乗り換え有無を聞いたところ、各年代とも90%以上が「乗り換えていない」と答えた。
使用するデータ容量が大きい人ほど乗り換えが多い
普段使用するデータ容量を聞いたところ、新料金プランに「乗り換えた」と答えた人は15GB~20GBが最も多く、34.4%だった。一方で、新料金プランに「乗り換えなかった」と答えた人として最も多かったのは、1GB未満で24.1%という結果になった。普段使用するデータ容量が乗り換えの決め手の一つになりそうだ。
新料金プランへ乗り換える前に使用していたキャリア(プラン)の1位は「ドコモ」、2位「au」、3位「ソフトバンク」
新料金プランへ乗り換えた人が、乗り換える前に使用していたキャリア(プラン)としては、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの順番で、大手キャリアが多いということがわかった。
新料金プランに乗り換えた理由「安くなるから」
新料金プランに乗り換えた理由として、最も多かったのが「料金が安くなるから」で81.5%、次いで「料金体系がシンプルでわかりやすいから」が33.8%、「使用していたキャリアのプランだから」が27.7%という結果だった。
乗り換えた人の月額料金4,000円以下が約7割
新料金プランに乗り換えた人に、新料金プランに乗り換える前後の携帯電話の月額料金を聞いたところ、乗り換える前に比べて乗り換えた後の月額料金が、4,000円以下の割合が増えていた。
新料金プランに乗り換えなかった理由 1位「今の契約に満足しているから」
新料金プランに乗り換えなかった理由として、最も多かったのが「今の契約に満足しているから」で40%、次いで「キャリアメールが使えないから」と「手続きやサポートがオンラインのみだから」がそれぞれ20.5%だった。
オンラインプランならではのデメリットがなくなれば、乗り換えたいという声も
新料金プランを知っているのにもかかわらず乗り換えなかった人に、「どういうことができたら新料金プランへ乗り換えたいと思いますか?」と聞いたところ、「月額料金の値下げ」が51.8%と最も多く、次いで「キャリアメールが使用可能」が28.7%、「店舗で手続きが可能」が25.1%となった。
料金のほかに、オンラインプランならではのデメリットが要因で乗り換えには至らないことが考えられる。
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
調査委託先 :株式会社ジャストシステム(FastAsk)
調査期間 :2022年6月23日~6月27日
調査エリア :全国
調査対象 :新料金プランの「ahamo」・「povo」・「LINEMO」を知っている20代以上の男女
調査人数 :8119名
構成/こじへい