スマホ一台あれば、いつでもどこでも気軽に漫画が楽しめるコミックアプリ。「めちゃコミック」「LINEマンガ」「コミックシーモア」など、様々なアプリが存在しているが、もっとも人気なサービスとはいったい何なのだろうか?
MMD研究所はこのほど、スマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15歳~69歳の男女6,782人を対象に2022年6月29日~6月30日の期間で「コミックアプリ・サービスに関する調査」を実施。先日、その結果を発表した。
コミックアプリ・サービスの利用経験率は35.6%、最も割合が高かったのは女性10代の68.2%
スマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15歳~69歳の男女6,782人を対象に、利用したことがあるコミックアプリ・サービスを聞いたところ、「コミックアプリ・サービスを利用したことがある」と回答したのは35.6%となり、性年代別で見ると、最も利用経験の割合が高かったのは女性10代(n=217)で68.2%だった。
続いて、コミックアプリ・サービスを利用したことがあると回答した2,416人を対象に、利用したことがあるコミックアプリ・サービスを聞いたところ(複数回答可)、「LINEマンガ」が41.9%と最も多く、次いで「ピッコマ」が37.3%、「少年ジャンプ+」が23.4%となった。
コミックアプリ・サービス利用者の46.2%が課金経験あり
コミックアプリ・サービスを利用したことがあると回答した2,416人を対象に、コミックアプリ・サービスへの課金経験を聞いたところ、46.2%が「課金したことがある」と回答し、最も課金経験の割合が高いのは男性20代(n=271)で59.8%であった。
同年代で男女を比較すると、50代以外は男性のほうが課金経験の割合が高いことがわかった。また利用経験率が最も高い女性10代(n=148)の課金経験率は21.6%と最も低い結果となった。
続いて、コミックアプリ・サービス別で課金経験の割合を見ると、ebookjapan(n=339)が52.2%で最も高く、コミックシーモア(n=528)が45.3%、Renta!(n=296)が41.9%となった。
コミックアプリ・サービス利用者のWEBTOON認知率は31.8%
コミックアプリ・サービスを利用したことがあると回答した2,416人を対象に、WEBTOON(ウェブトゥーン)の漫画の例を示した上で、WEBTOONの言葉自体の認知と閲覧経験を聞いたところ、WEBTOONという言葉自体の認知率は31.8%で、閲覧したことがあるのは41.7%となった。(「言葉自体を知っている」かつ「閲覧したことがある」23.3%、「言葉自体は知らなかった」かつ「閲覧したことがある」18.4%の合算割合。)
WEBTOONを読んだことがあるサービス上位は、「LINEマンガ」「ピッコマ」「めちゃコミック」
WEBTOONを閲覧したことがあると回答した1,009人を対象に、WEBTOONを読んだことがあるコミックアプリ・サービスを聞いたところ(複数回答可)、「LINEマンガ」が最も高く30.5%、「ピッコマ」が27.5%、「めちゃコミック」が13.0%となった。
WEBTOON閲覧者の25.0%が「通常フォーマットよりWEBTOONで漫画を読みたい」
WEBTOONを閲覧したことがあると回答した1,009人を対象に、同じ内容のコミックの場合通常フォーマット(紙面のコミックと同様のコマ割り)とWEBTOONどちらで読みたいか聞いたところ、WEBTOONのフォーマットでの閲覧意向(「WEBTOONのフォーマットで読みたい」と「どちらかというとWEBTOONのフォーマットで読みたい」を合算した割合)は25.0%となった。性年代別でみると、10代・20代男性は、WEBTOONの閲覧意向が他の性年代と比べて低い結果となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
調査期間:2022年6月29日~6月30日
有効回答:6,782人
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15歳~69歳の男女
設問数 :11問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい