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そろそろ海外旅行に出かけたい人のための豆知識

2022.09.24

海外旅行の新常識10

コロナ禍で変わった海外旅行の基本ルール。以前はパスポートと航空券だけあれば海外へ行けたが、今は日本出発前・帰国前にやるべきことが増えた。海外旅行の疑問に専門家が答える。

鳥海高太朗さん航空・旅行アナリスト
鳥海高太朗さん
旅行の専門家として、自らも現地へ足を運んだ経験をテレビ、ラジオなど各種メディアで発信している。コロナ禍で国外に6回渡航。

【Q1】主な旅行先の渡航状況が知りたい!

【A1】国別で異なるが、世界では大幅な規制緩和が進行中

海外から日本を訪れるインバウンドのハードルは高いが、日本人が海外へ旅行するハードルは低くなっている。欧米やオセアニア、東南アジアなどは入国緩和が進み、条件つきながらも、ビザなしで入国可能に。日本出発前のPCR検査もしくは抗原検査も多くの国で不要となった。中国、香港、台湾など、観光での入国を認めない国もわずかながらあるので注意。そこで7月1日時点での国別のルールをまとめた。ルールは頻繁に変わるので必ず最新の状況を確認しよう。

主な旅行先の渡航状況※7月1日現在

【Q2】海外渡航前に入れたほうがいいアプリは何?

【A2】帰国用アプリ『My SOS』は入れるべし!ワクチン接種アプリはマイナンバーカードの有無で手続きが異なる

渡航先に関係なく事前に入れておいたほうがよいアプリは『My SOS』だ。日本の水際対策として、入国審査を終えた帰国者・入国者の行動を確認する用途に使われる。以前は日本入国者全員が必須だったが、6月より任意になった。現在では、日本到着時の手続きをスムーズにするために帰国前に現地で受けるPCR検査の陰性証明書、質問票、誓約書などを登録する仕様になっている。『My SOS』のほかに、多くの国で提示が求められるワクチン接種証明書もマイナンバーカード(プラスチック製)があればアプリで管理できるので便利だ。

My SOS

マイナンバーなし
海外渡航用のワクチン接種証明書を住民票のある市役所・区役所・町役場などで無料発行してくれる。自治体によって窓口受付の場合と郵送申し込みなど対応が異なる。

マイナンバーあり
マイナンバーカードとパスポートを準備し、厚生労働省「接種証明書アプリ」をスマホにインストール。海外渡航用を選び、手順に従って操作するだけで簡単に登録できる。

【Q3】もし現地で感染してしまったらどうなる?

【A3】コロナ対応保険に入っておけば延泊&航空券の補償がつく

もし渡航先でのPCR検査で陽性になると、その国のルールに従うことになる。例えばアメリカの場合は原則、旅行者は宿泊しているホテルに5日間の自主隔離が必要で、その後も症状がなくなってから最低5日間は自主待機が必要とされている。その後の検査で陰性が出て、ようやく帰国することが認められる。コロナ対応の保険であれば、原則延泊と帰国便の変更がカバーされる。

【Q4】今だからこそオススメの海外保険は?

【A4】ネット専用のコロナ対応保険は10分で手続き可能

インターネットで簡単にコロナ対応の保険に入れる。例えばエイチ・エス損保ではハワイ5日間、最安1740円のコロナ対応保険に10分の操作で加入できた。ほかにも、損保ジャパンの「off!」などがある。クレジットカード付帯の保険では、コロナ感染時にカバーできる場合とそうでない場合があるので注意。加入する際には現地でコロナ陽性になった場合の補償内容をしっかり確認しておこう。

【Q5】外国間の陸路移動は可能? 必要な手続きは?

【A5】入国する国の要件を満たしていれば問題なし。ユーロスターも利用可能

ヨーロッパなど複数の国を周遊する旅行も基本問題ない。観光で入国できる国のほとんどで陰性証明書は不要、ワクチン接種証明書は必要な国と不要な国があるが、接種証明書があればほぼ問題ない。イギリスとフランスを結ぶユーロスターなどの国際列車の利用もできる。各国の最新ルールを確認しておこう。

ユーロスター

【Q6】帰国時のPCR検査は必要?

【A6】どこの国に旅行しても帰国便出発72時間以内のPCR検査は必須!

海外から日本へ帰国する際、日本政府のルールにより(7月1日現在)、すべての入国者に対して現地出発72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必須。厚生労働省指定のフォームであれば確実だが、必要事項が記載されていれば英語の陰性証明書でも可能だ。ただ検査方法が定められているので、日本帰国に対応のクリニックでの検査が必要。確実なのは国際空港内のクリニックだ。ハワイは唾液で検査可能だが、鼻の奥に綿棒を入れる方法がほとんどだ。

PCR検査PCR検査

【Q7】燃油サーチャージ代金の高騰はそろそろ落ち着く?

【A7】少なくとも年内は下がらない。8月以降の購入分はさらに値上げ

ウクライナ問題でジェット燃料が大幅に高騰。燃油サーチャージも6月から段階的に値上げしている。ガソリンスタンドでは原油が高騰するとすぐに価格に転嫁されるが、飛行機では3か月ほど遅れて反映される。よって8月1日購入分以降の燃油サーチャージが、欧米行きで片道4万9000円(ANA)、ハワイ行きで片道3万1100円(ANA)に値上がりする。7月中に購入したほうが少しお得になる。

【Q8】スマホのキャリアはどこがオススメ?

【A8】「ahamo」1択!そしてe-simをうまく活用せよ

コロナ禍で海外ローミングの勢力図は大きく変わった。その大きな理由が「ahamo」(NTTドコモ)のサービス開始。月額2980円で20ギガまで利用できるが、これは海外利用時でも追加料金は不要(海外での利用は最初の利用から15日経過後に低速通信になるが、帰国でリセット)。お手持ちの携帯がe-sim対応であれば、デュアルSIMにして通話は利用している回線を使い、「ahamo」のe-simをモバイルデータ通信専用にすれば完璧だ。

ahamo

【Q9】ウクライナ侵攻におけるフライトへの影響は?

【A9】ヨーロッパへは2~5時間余計にかかるが安全なルートで飛行

ヨーロッパへはウクライナ侵攻によりロシア上空が飛行できないため、迂回ルートで運航中だ。JALでは羽田~ロンドン線で往路は通常12時間半のところを14時間50分、復路は通常11時間55分のところを14時間10分の飛行時間に。都市によっても異なるが直行便利用で2~5時間余計に時間がかかる。便数も減ったこともあって、今まで安かった中東系航空会社の運賃も上がっている。

【Q10】現金とクレジットカード、どちらがメインになる?

【A10】海外はキャッシュレス化が加速。クレカは最低2枚、できれば3枚以上

海外では日本以上にキャッシュレス化が加速中。国によっても異なるが、欧米などのキャッシュレス先進国では現金を使うケースは激減している。例えばハワイでは、ホテルでのチップ以外で現金を使わずにすべてクレジットカードだけで旅行ができた。『Apple Watch』や『iPhone』がある人はApple PayやVISAタッチなどもサインレスで快適だ。

取材・文/鳥海高太朗

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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