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コロナ禍やSDGsの流れを受けて個人の消費や価値観はどう変わったか?

2022.08.04

円安・物価高騰に加え、世界的なムーブメントになっているSDGsへの注目や根強く続くコロナ禍。目まぐるしく移り変わる情勢の中で、個人の消費やライフタイルはどのように変化しているのか。

そこで、タイムカレントはこのほど、全国の20~69歳1000名を対象に「消費・ライフスタイルに関する調査」を実施。先日、その結果を発表した。

2人に1人がこれまでの消費行動を変える意向

商品やサービスなどの選び方を変えたり、変えたいと思ったと回答したのは52.1%となり、半数以上が回答した。円安や 物価高騰、エシカル消費の浸透、さらにアフターコロナに向けて、今置かれている日本の状況を背景に、消費者の「選び方」に変化の兆しがあることが浮き彫りとなった。

商品やサービスの選び方を変えた・変えたいと回答した人にその理由を聞くと、「ライフスタイルに適したものを考えるようになって」が34.4%、「充実した毎日を過ごしたいから」が31.1%、「自分の価値観・倫理観の変化に合わせて」が28.8%と続く結果となり、より良い商品・サービスへの乗り換えで、自分らしいライフスタイルに変えたいという傾向が見えてきた。

商品やサービスの選び方を変えた・変えたいと回答した人に、新型コロナウイルス感染症やSDGsムーブメントがどの程度影響しているかを聞くと、新型コロナに関しては「影響した」(18.2%)、「どちらかと言えば影響した」(34.7%)と計52.9%が、またSDGsに関しては「影響した」(11.5%)、「どちらかと言えば影響した」(22.8%)と計34.3%が影響を受けていることがわかった。

さらに、SDGsムーブメントが選び方に影響があったかを年代別でみると、20代、30代は計4割を超え、若年層に影響を与えていることがわかる。

「選び方を変えたもの」に、「趣味」「投資」「友人との付き合い方」が上位に

実際に、「変えたい」、「変えた」と回答した人に、そのジャンルを聞いた。「変えたい」と思ったものは「趣味・レジャー」が27.4%で最多に。次いで「投資」が25.7%、「友人との付き合い方」が16.0%、「ファッション」が14.8%、「光熱費」が14.1%と続く。

実際に「変えた」ものは「投資」が21.6%、「友人との付き合い方」が18.8%、「趣味・レジャー」が14.4%と続く。政府が「貯蓄から投資」への政策を推し進めていることや、新型コロナウイルス感染症の影響がうかがえる内容となった。

多くの商品・サービスの選び方や消費の仕方が変わっていく中で、変わらないものはあるのだろうか。選び方を変えたいと思ったもの・変えたもの下位を見ていく。

レンタカーなどに代表される「レンタル系サービス」「シェアリングサービス」や、「駐車場代」「自動車保険」がランクインした。暮らし方に直結する要素であるにも関わらず、変え方の難しさや変更にかかる手間などが起因するためか、自動車関連に関しては手つかずな人が多いことがわかった。また、教育サービスは、世相が変わってもむしろ意識して変えない意向が見えた。

今年の夏は「アクティブに楽しみたい」という人が計51.3%

この夏は、「充実して過ごしたい」と思っている人は「そう思う」が30.7%、「どちらかと言えばそう思う」が48.8%と計79.5%となり、各項目の中で最も高くなった。

また、「節約したい」という人が計75.3%いる一方で、「アクティブに楽しみたい」という人が計51.3%、「新しいことをしたい」という人が計47.8%と、今年の夏は消費や行動を変える「内から外」への動きが見て取れる結果となった。

「エシカル」や「タイパ」を重視した商品選びが今のトレンド

今後どのようなものを消費者は選んでいくのか、「環境」「SDGs」に焦点を絞り詳細を調べたところ、37.0%と約3人に1人が環境にやさしいものやSDGsを意識して選ぶようになったと回答した。

ジャンルでは「食品」が最も多く64.9%、次いで「生活雑貨」が31.4%、「ファッション」が25.9%と続き、エシカル消費への興味関心の高まりにより、一番身近で必要不可欠な「食品」をはじめ、乗り換え消費が進んで行くことが予想される。

エンタメ系コンテンツの選び方・楽しみ方も「高効率」を求めてモノ・コトを見定めて選ぶ姿が見えてきた。「評判を見てからコンテンツを選ぶ」と回答した人が約4割と「失敗したくない」という意識がうかがえる結果となっている。

また、4人に1人が「2倍速などで動画を見る」、「ネタばれを見てからコンテンツを選ぶ」と短い時間で高い成果を得たいという、「タイパ」(タイムパフォーマンス)を意識した傾向であることがわかった。さらに4人に1人が「サブスクサービスに加入する」など「持たない暮らし」への注目度も高まりそうだ。

消費活動全般につい聞くと、やはり「失敗したくない」という意識は強く、計68.9%が「あてはまる」と回答した。「タイパ」(タイムパフォーマンス)、「持たない選択肢」に関しても約半数以上が該当し、堅実に、そして後悔しない商品選びを意識している傾向が見られた。

今後は「コスト」と「自分の好み」とのバランスが選び方のポイントに

商品やサービスの選び方は新型コロナウイルス感染症や物価上昇、SDGsなどの影響を受け、様々に変化しているようだ。約4割の人が「コストも気にしつつ、自分の好み、価値観にあった選び方が強まっていく」と考えていることがわかった。

<調査概要>
調査の方法:インターネット調査/調査の対象:全国の20~69歳の男女
有効回答数:1,000名(性年代均等割り付け)/調査実施日:2022年6月23日(木)~6月24日(金)

出典元:株式会社タイムカレント

構成/こじへい


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