オフィスワーク時の昼休みにできることは限られているが、一方で、在宅ワーク時は選択肢が多過ぎる。食事や昼寝はもちろん、掃除や洗濯、さらには、家族との団らんさえもできてしまう。だからこそ、在宅ワークの昼休みのほうが逆に忙しい…という人も多いのではないだろうか?
トレンダーズはこのほど、週2回以上在宅勤務をしている20~40代有職男女472名を対象に実施した「在宅勤務時のお昼休みの過ごし方」に関する実態調査の結果を発表した。
掃除、洗濯、仕事…在宅ワーカーのお昼休みは大忙し!?
まず「在宅勤務時のお昼休み中にすることがある行動」を複数回答で聞いた。その結果「お昼ご飯を食べる」(74.4%)、「テレビやスマホを見る」(54.2%)が1位と2位に。テレビやスマホを見ながらランチタイムを過ごすというのは、多くの在宅ワーカーの共通点であると言えそうだ。
注目したいのは、同率3位となった「掃除をする」「仕事をする」(33.5%)、6位にランクインした「洗濯をする」(33.1%)だ。リラックスしたり体を休めたりする休憩時間を過ごすのではなく、家事をしたり、仕事をしたりする人が比較的多いことがわかる。
在宅ワーカーの“平均的お昼休み”、「お昼ご飯」「家事」「仕事」にかける時間は計40分以上!?
そこで、お昼休みの時間を60分と仮定して、何に時間を使っているのかを調査。その平均値を元に「在宅ワーカーの“平均的お昼休み”」を作成した。
その結果、「食事の準備」(11.2分)、「食事」(14.6分)、「食事の片付け」(4.9分)を合わせた30分以上(30.7分)をお昼ご飯のための時間に使っていることが判明。在宅勤務時の食事は自炊が出来てしまうせいか、食事の準備や片付けに多くの時間を使っていることがわかる。
さらに「洗濯・洗濯物干し」(3.4分)、「掃除」(2.7分)、「仕事」(3.3分)など、リフレッシュや休息のための時間とは言い難い項目も計9分以上(9.4分)。「お昼ご飯のための時間」「掃除・洗濯」「仕事」を合わせると40分以上(40.1分)となり、“自由だからこそ忙しい”在宅ワーカーのお昼休みの実態が明らかとなった。
出社時のお昼休みに比べて「やることが多い」が約7割、約半数が「疲れる」
実際に、在宅ワーカーたちもお昼休みの忙しさを自覚しているようだ。在宅勤務時のお昼休みについて「出社時のお昼休みに比べてやることが多い」と感じている人は「とてもそう思う」(26.7%)と「まあそう思う」(41.3%)を合わせて約7割(68.0%)だった。「出社時のお昼休みに比べて疲れる」という回答も「とてもそう思う」(16.1%)と「まあそう思う」(33.3%)を合わせて約半数(49.4%)となった。
<調査概要>
実査委託先:サーベロイド
調査期間:2022年6月20日(月)~27日(月)
調査対象:週2回以上在宅勤務をしている20~40代有職男女(有効回答数:472)
調査方法:インターネット調査
出典元:トレンダーズ株式会社
構成/こじへい
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