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ビジネスパーソンが「データサイエンス」を学ぶことの意義

2022.08.02

私がデータサイエンスをアメリカで学んで帰国した2014年当時は、大規模データを分析する専門家である「データサイエンティスト」を採用する企業はインターネット企業かコンサルティング会社といった限られた業種でした。しかし今は、メーカー、小売、物流など様々な企業でデータサイエンティストを採用しています。データサイエンスを学ぶ社会人も2017年頃は金融系かコンサルティング会社勤務の社会人が多かったのですが、現在では幅広い業種の社会人が学んでいます。

データサイエンスを学ぶ社会人の本音

社会人がデータサイエンスを学ぶ目的は大きく分けると、キャリアチェンジと自社への貢献です。20代から30代前半までの社会人からは「年収を上げたい」「IT企業で働きたい」「DXを推進する部署に異動したい」といった、転職や社内異動といった理由がよく聞かれます。30代後半、特に大手企業にお勤めの中堅社員からは「DXに取り組んでいるものの進んでいない自社の窮地を救いたい」という理由が聞かれます。また、「将来フリーランスになりたい」という方もいます。

どの年代の受講生でも話していて感じるのは、キャリアにオーナーシップを持ちたいという本音があるように感じます。実際、ある受講生から出た言葉で「なるほど!」と思ったキーワードが「エンプロイアビリティ(Employability)」です。「エンプロイアビリティ」とは「雇用されうる能力」を指します。この言葉の背景には、転職や異動を考えているかどうかに関係なく、「自分自身のキャリアの可能性を広げたい」と考えているということだと思います。

学びを活かす場は、データサイエンティストだけではない

2012年頃の「データサイエンティスト」は、ビジネスでの適用機会の検討、プログラミングと数理、コミュニケーションのいずれも高いレベルでできる人材が期待されていました。しかし、10年を経過して、データに関連する仕事は細分化し始めています。大雑把に分けると以下のようや役割に分かれています。

●ビジネスの意思決定を支援する「データアナリスト」

●DXやデジタルビジネスを推進する「ビジネスデザイナー」

●ビジネス側とデータ分析チーム側を橋渡しする「ビジネストランスレーター」

●データを整備する「データエンジニア」

●AIを作り、AIシステムの構築・運用を行う「AIエンジニア」

この中で、皆さんがイメージする「データサイエンティスト」に近いのは、データアナリスト、データエンジニア、AIエンジニアでしょう。これらの仕事には、高い技術力が必要です。そのため、初学者が数ヶ月学んだだけでキャリアチェンジするのは難しい現実があります。実際、データミックスの卒業後にこれらの職種で転職する方のほとんどは、授業以外に自ら技術力を高める工夫をしている方が多い印象です。

ビジネストランスレーターか?ビジネスデザイナーか?

データサイエンティストとして活躍している人がいる一方、別の道で活躍する人もいます。それが、「ビジネストランスレーター」や「ビジネスデザイナー」です。これらは肩書きというより役割なので、イメージしにくいかもしれません。具体的には、スタートアップ企業のプロダクトマネージャーやプロジェクトマネージャー、その他ビジネス系職種です。これらの企業の場合、ソフトウェアエンジニア、データアナリストなど技術職と日常的に連携する必要があり、日々の会話でも技術的な話題が入ってきます。このような環境で仕事をしていくためには、ビジネス職でもデータサイエンスの知識が重要です。

データミックスの卒業生でも、経理部からDXを推進するチームに異動した方や、営業職の方がAIベンチャーの営業職として転職したりするケースがありました。これらは「ビジネストランスレーター」や「ビジネスデザイナー」として期待されたケースです。

元々の素養があったり、技術力を伸ばすことに情熱があるのであれば、データアナリストやAIエンジニアといった道もありますし、これまでのビジネス経験を活かして、ビジネストランスレーターやビジネスデザイナーの道もあります。いずれの道にしても、これまでのビジネス経験にデータサイエンスを加えることで、デジタル領域のビジネスで価値を出すことができるわけです。

データサイエンスは2025年の大学入試で登場する

最後に10代のデータサイエンス学習について触れておきましょう。最近、大学でデータサイエンスの必修化やデータサイエンス関連の学部の新設が進んでいます。また、データサイエンスやプログラミングの内容を含んだ「情報」という科目が大学入学共通テストに追加されます。つまり、高校生もデータサイエンスを学ぶ時代がもう来ています。すでに働いている社会人も、今が学び始めるのに絶好のタイミングだと思います。

文/堅田洋資

かただ・ようすけ。株式会社データミックス代表取締役社長。University of San Francisco, M.S. in Analytics修了。一橋大学商学部卒業。日本で数少ない米国大学のデータサイエンス修士号を保有。前職の白ヤギコーポレーションにて、社内データやクライアントのデータ分析を支援するコンサルタントとして活躍。機械学習を用いたレコメンデーション、交通系IoTのデータ分析、数理最適化などを担当。白ヤギコーポレーション参画前は、監査法人にてデータ分析コンサルタントや外資系メーカーでの経理・マーケティングなど幅広い経験を持つ。


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