知的財産に関するプロフェッショナルとして活躍する弁理士。その労働時間や年収の満足度は、どの程度なのだろうか?
WILLCOはこのほど、同社が運営する士業専門の求人サイト「リーガルジョブボード」を利用する20~60代の男女弁理士会員64名を対象にした「年収や経歴」に関する実態調査の結果を発表した。
1日の総労働時間は「8時間」という弁理士が全体の約3割
1日の総労働時間を調べたところ、最も多かったのは「8時間」(19名)となり、以下「9時間」(15人)、「10時間以上」(9人)と続いた。なお、総労働時間の最小は5時間、最大は14時間という結果になった。
年収満足度は「どちらともいえない」が26人、「満足」と「不満」が15人で同数
「現状の年収に満足していますか?」という問いに対して、全体の約4割が「どちらともいえない」と回答した。また、「とても満足」もしくは「満足」が計20人なのに対し、「とても不満」もしくは「不満」が計18人となった。
役職あり弁理士の13人中7人が年収に「不満」
役職の有無別で年収の満足度を調べた結果、役職なしでは「どちらともいえない」が最多で、「満足」と「不満」が半々となった。一方、役職ありでは「不満」が半数を超えていた。このことから、役職者としての労力・労働時間に対して、思うような報酬を得られていないと感じる方が一定数いると思われる。
<調査概要>
対象者:リーガルジョブボード 弁理士会員(※弁理士としての実務経験1年以上)
調査期間:2022年1月21日~2022年2月3日
回答者数:64名(20~60代、男性49名・女性15名)
実施者:リーガルジョブマガジン編集部
出典元:株式会社WILLCO
構成/こじへい
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