有名なサイケデリックペイントを手作業で再現
フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションは、ロック史に名を残す偉大なギタリスト、ジョージ・ハリスンの新シグネイチャーギター「George Harrison "Rocky" Stratocaster」を発表。フェンダー公式オンラインショップにて販売を開始した。
希望小売価格は275,000円。
「George Harrison "Rocky" Stratocaster」は、アルダーボディに手作業で丁寧に施したジョージ・ハリスンの有名なサイケデリックペイントを蘇らせたモデルだ。
ピックガードやプラスチックパーツのアートから、ヘッドストック裏の「Grimwoods*(本機が購入された楽器店)」のデカールに至るまで、全てのディテールが忠実に再現されている。
3基の60s Vintage-Style Stratocasterピックアップは、フェンダーの黄金期を彷彿とさせるダイナミックで鮮明なトーンを再現。60年代半ばのCシェイプのメイプルネックに、7.25インチラジアスのスラブ貼りのローズウッド指板と21本のヴィンテージスタイルフレットを備え、馴染みやすいネックシェイプと快適な演奏性能を提供する。
また、ヴィンテージスタイルのシンクロナイズドトレモロとチューニングマシンにより、フェンダーの伝統的なルックスとフィールをもたらしてくれる。
ジョージ・ハリスンとFender
ジョージは、キャリアを通じて様々な象徴的なギターを使用したが、「Rocky(ロッキー)」という愛称で親しまれたサイケデリックなデイグローカラーでハンドペイントされた61年製ソニックブルーのストラトキャスターギターが、彼の最も印象的な一本と言えるだろう。このギターは、音楽界で最も有名なギターのひとつと言われている。
1965年初頭、アルバム『Help!』の制作が始まった際に、ジョージとジョン・レノンからそれぞれにストラトキャスターギターを購入してほしいとの依頼を受けたローディーのマル・エヴァンズは、二人のためにお揃いのソニックブルーのストラトキャスターギター を入手。
ローリングストーン誌「歴代最高のアルバム500」に選ばれた『Help!』のアルバムは、ビートルズの音楽にストラトキャスターが初めて登場した作品となる。
1967年に、ジョージは自身のストラトキャスターを多彩なサイケデリック柄に塗装し、オリジナリティを吹き込む。
67年のテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の「I am the Walrus」のシーンに大きく登場したこのギターは彼のお気に入りであり、1969年12月までにアッパーボディに「Bebopalula」、ピックガードに「Go Cat Go」、そして愛称ともなった「Rocky」とうい文字がヘッドストックに追加された。
2020年にはFender Custom Shopより細部まで忠実に再現した「Rocky」モデルを数量限定で発売。世界中のファンにこのアイコニックなギターのサウンドと歴史を楽しめる機会を提供した。そして、今回待望のシグネイチャー最新モデルが登場となる。
関連情報
https://www.fender.com/ja-JP/george-harrison-rocky-stratocaster.html
構成/清水眞希
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