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「新しい旅のエチケットルール」と「訪日外国人の旅行内容制限」海外に住む外国人はどう思ってる?

2022.07.28

訪日外国人への規制緩和でインバウンドへの期待が高まるなか、併せて公表された「新しい旅のエチケットルール」と「訪日外国人の旅行内容制限」に関しては、外国人の方たちはどんな考えを持っているのだろうか?

Tokyo Creativeはこのほど、⽇本以外の国に在住かつ⽇本以外の国籍をもつ外国⼈309⼈を対象にした、「マスク着用などの日本旅行ルール」に関する意識調査の結果を発表した。

「乗り物内でのマスク着用」は8割が理解、黙乗・黙浴には疑問の声多数

「健康・衛生対策を実践しているお店や場所を選ぶ」という方針についての考えを尋ねたところ、「理解はできるが、適切だと思わない」が一番多く30%で、全体の6割が否定的という結果となった。また、17%(53人)が「このルールがあるうちは、日本旅行はしない」を選択した。

「コロナワクチンを接種していても、マスクの着用や手洗い・消毒などの保健衛生対策を実践する」という方針についての考えを尋ねたところ、「とても適切だと思う」と回答した人は73%で、全体の9割以上と圧倒的に肯定的な意見が多い結果となり、多くの人が理解を示す方針であることがわかった。

「毎日体調管理をする」という方針についての考えを尋ねたところ、全体の約6割にあたる57%が肯定的な意見をもっているという結果になった。一方で「このルールがあるうちは、日本旅行はしない」という意見を持つ人が17%もいることがわかった。

「人とは一定の距離を保つ」という方針についての考えを尋ねたところ、肯定的な意見が、全体の6割以上を占める結果となった。その一方で、「観光地は混雑することも多く、実現できるか分からない」という実現性について疑問をもつ意見が自由記述内で複数見受けられた。

「宿泊先のチェックイン時、体温測定と手の消毒をする」という方針についての考えを尋ねたところ、「とても適切だと思う」が52%と過半数以上で、次いで「まあまあ適切だと思う」が24%となり、全体の8割弱が肯定的な意見となった。

「入浴施設の利用時、会話を控える」という方針についての考えを尋ねたところ、否定的な意見が全体の6割を超える結果となった。「適切だと思わない」を31%(96人)が選択し、他の設問と比較しても多くの人が納得のいかない施策であることがわかった。

「共有スペースで過ごす時間を最小限に抑える」という方針についての考えを尋ねたところ、全体の約6割が、否定的という結果になった。自由記述の中には「話さないということは、団体旅行の雰囲気や楽しさ、思い出を台無しにすることになるのではないかと強く思う」という意見が寄せられている。

「人が集まる場所ではマスクを着用する」という方針についての考えを尋ねたところ、肯定的な意見が154人、否定的な意見が155人とほぼ同数で、二分する結果となった。また、約1割の人については、このルール適用の間は日本旅行を控えると考えていることがわかった。

「公共交通機関の利用時、マスクを着用する」という方針についての考えを尋ねたところ、全体の約8割にあたる242人が、公共交通機関利用時のマスク着用に対して理解を示していることがわかった。

「バス・電車・路面電車などの公共交通機関では可能な限り換気をよくする」という方針についての考えを尋ねたところ、「とても適切」と思う⼈は約半数で、公共交通機関利⽤時の換気について全体の約8割の人が理解を⽰していることがわかった。

「ラッシュアワーなど混雑している公共交通機関は利用を控える」という方針についての考えを尋ねたところ、肯定的な意見と否定的な意見が、回答を2分化する結果となった。自由記述では「観光客だからといって、自分の降りる駅ではないのに、混んでいたら降りろというのだろうか」という意見もあった。

「公共交通機関を利用時、会話を控える」という方針についての考えを尋ねたところ、否定的な意見が全体の約6割で、肯定的な意見を上回る結果となった。自由記述では「会話を控えるルールが守れているか、どのように見張るのだろう」という疑問の声も挙がった。

「ピークタイム以外の時間に旅行し、混雑していない場所を訪れるようにする」という方針についての考えを尋ねたところ、肯定的な意見は3割弱に留まった。

自由記述では「混雑を避けるとなると、都市部への観光が不可能に感じる」「間違えてはいないと思うが、観光地で守れそうにない」「行きたい場所に行けない可能性があるうちは、日本旅行はしない」という声が挙がった。

「公共の場では声を小さくする」という方針についての考えを尋ねたところ、全体の約6割が否定的な意見をもっていることがわかった。自由記述には「これは一般的なマナーの範囲で、コロナとどう関係があるのでしょうか?自国でも一般的な行動であるはずです」という意見もあった。

「屋外でも人と一定距離を保つ」という方針についての考えを尋ねたところ、肯定的な意見が、わずかではあるが否定的な意見の数を上回り、過半数を超える結果となった。

「お店で商品を触る時など、こまめに手を消毒する」という方針についての考えを尋ねたところ、約6割にあたる127人が「とても適切だと思う」と回答した。また、肯定的な意見は全体の84%を占め、多くの人が理解を示す結果となった。

「カフェ・バー・レストランなどの飲食店に入る前に手を消毒する」という方針についての考えを尋ねたところ、8割の人は「とても適切」と考えており、「まあまあ適切」と併せるとほほ全員が肯定的と思う方針ということがわかった。また、「適切だと思わない」と回答した人は0人だった。

「盛り合わせにした料理に直箸をしないよう、あらかじめ取り分けておく」という方針についての考えを尋ねたところ、否定的な意見が全体の約6割を占めた。「適切だと思わない」と回答した人が一番多く、27%(83人)だった。

最後に「新しい旅のエチケットルール」と「旅行内容制限」についての感想を自由回答形式で求めたところ、次のようなコメントが寄せられた。

<肯定的な意見>
・どれもとても合理的で簡単に実行できそうです。どの店やレストランが安全で衛生管理が行き届いているかを知るのが難しいように感じます。対応しているお店に看板をたてるなどの必要があると思いますが、それ以外は気になりません。
・他国がどのようにコロナ対策をしているかわからない中で、(海外からの旅行者)受け入れを躊躇してしまうことは理解できます。

<否定的な意見>
・ (指定された団体旅行ではなく)日本国内を自由に動けるようになるまで日本へ旅行することはないでしょう。
・(ルールや制限によって)楽しい体験ができず、また日本に行きたいと思わなくなるような気がする。
・心配する気持ちはわかるが、今の日本では好きな人・好きなものを見られる気がしないので、ルールや制限が緩和されるまで日本への旅行はしない。
・予防接種を受け陰性であることを証明した観光客に対して、規制が厳しすぎるように思う。マスク着用はいいとして、その他の規制は行き過ぎではないか。
・ルールや制限があることで、日本旅行中に(外国人が)差別されたりしないか心配になります。
・日本への旅行を計画していたが、来年もしくはルールや規制が解消されない限りはしないつもりだ。

<その他>
・ワクチンカードやワクチン接種証明書を提示することで、人気のある観光地に入れるようにすべきだと思います。日本を応援したいが、滞在中に色んなことを経験できないとなると、あまりにも高くつきます。中途半端な経験ではなく、日本を満喫したいです。
・唯一心配なのは、これらのルールを設けたとしても、日本にはルールを破る人を取り締まる法的措置がないことです。他国からさまざまな考えの人が訪れるので、ルールを理解し実行すべきですが、多くの人は理解しないと思います…残念ですが。
・日本のような混雑した国で物理的に距離を置くことを求めるのは、かなり無理があり、単純に実現不可能だと思う。
・ピーク時を避けて旅行するのはいいアイデアだが、旅行者が休みを取れる範囲が限られている場合はどうなるのだろう。
・一人旅がまだ許可されていないことが唯一のネックです。団体旅行は通常より高価ですし、私はやりたいことがあるので、団体旅行ではカバーできないと思います。
・衛生面では問題ないのですが、実現不可能なことや馬鹿げていると思うことが含まれています(例:温泉での会話禁止、食べ物の取り分け、大声での会話禁止など)。他国に比べて日本は少し過敏すぎるように感じました。

<調査概要>
調査テーマ︓マスク着用など「日本旅行ルール」に関する意識調査
調査対象︓⽇本以外の国在住かつ⽇本以外の国籍をもつ外国⼈309⼈
調査期間︓2022年6⽉11⽇〜6⽉14⽇(日本時間)
調査⽅法︓Tokyo Creative コミュニティへのインターネット調査(質問と回答ともに英語使⽤)
有効回答数︓309
対象︓19歳以上の男女

出典元:Tokyo Creative株式会社

構成/こじへい


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