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年間85トン!アメリカのビーチや河川から回収されたゴミの種類TOP10

2022.07.25

2021年のビーチクリーンの結果によると、海で回収されたゴミのトップ10はすべてプラスティックだった。

プラスティックが環境と人体に及ぼす影響とは?

カリフォルニアを拠点とするNPO団体Surfrider Foundationが7月5日、2021年に行ったビーチクリーンの結果2021 Beach Cleanup Reportを発表した。

Surfrider Foundationは海と波とビーチの環境を守り、楽しむための活動を行うカリフォルニア州マリブを拠点とするNPO団体。創立は1984年、もともとサーファーたちによる草の根運動から始まった集まりが、現在では100万人を超えるサポーターと活動家、メンバー、200人以上のボランティアによる支部や学生クラブを抱えるまでに成長した。

2021 Beach Cleanup Reportをもとに、海や河川で回収されたごみの内訳と、プラスティックごみが海とわれわれ生き物に与える影響を見ていこう。

海や河川で回収されたごみトップ10

2021 Beach Cleanup Reportによると、ビーチで集められたすべてのごみのうち84%がプラスティック製品であるという。Surfrider FoundationのシニアマネージャーJennifer Savageは「ビーチクリーンのデータから、集めたごみのトップ10はすべてプラスティックごみであることが判明した」と述べた。

Surfrider Foundationが2021年に主催したビーチクリーンのイベントは1,230、参加したボランティアの数は15,864人、アメリカのビーチや河川から回収したごみは1年でおよそ170,000ポンド(約85トン)、563,215個である。回収されたごみのトップ10は次のとおり、カッコ内は回収された数量である。

1位:たばこの吸い殻(136,736)

2位:小さなプラスティックの破片(67,729)

3位:大きなプラスティックの破片(38,145)

4位:小さな発泡スチロールの破片(33,004)

5位:プラスティック製の食品包装材(28,571)

6位:大きな発泡スチロールの破片(23,249)

7位:ロープ(18,362)

8位:プラスティックのボトルキャップとリング(17,790)

9位:パレット(1cm以下の小さなプラスティック製の粒)(11,924)

10位:プラスティック製のストロー(11,410)

1位のたばこの吸い殻がプラスティックに分類されることに疑問を感じるだろうか。たばこの吸い殻として残される吸い口部分にはフィルターがついており、このフィルターがプラスティックの1種、酢酸セルロース(アセチルセルロース)でできているため、たばこの吸い殻はプラスティック製品に分類される。 

4位と6位の「発泡スチロール」は、食品トレーやお弁当を入れる容器として使われる、白くて薄い材質を指す。

2位と4位の「小さな破片」はそれぞれ、3位のプラスティック、6位の発泡スチロールが壊れる過程で少しずつ細かくなったものである。

7位のロープは漁業に使われる漁具で、1ヤード(約0.9m)を1個とカウントしている。

ごみが環境にもたらす影響

海洋汚染の主な原因がプラスティック製のごみであることがわかったところで、次にプラスティックごみが海と生物にどんな影響をもたらすのか見てみよう。

海に流れ着くプラスティックごみは具体的には次の6つである。

・食品の容器などに使われる発泡スチロール

・レジ袋

・プラスティック製のストロー

・たばこの吸い殻

・マイクロプラスティック

・プラスティックボトル

これらのごみの特徴は、1回使っただけで捨てられるプラスティック製品であるということ。海洋汚染の原因となるのは、これらの使い捨てプラスティックだ。海や川に漂うプラスティックは魚や鳥、かめ、くじらたちののどに詰まったり、食道に引っかかったりして消化器官を傷つける。また、いつまでも消化されずに胃にとどまり続けることで栄養失調を起こすほか、ごく細かなマイクロプラスティックと呼ばれる形状になることで食物連鎖にも入り込む。

食物連鎖の中に入り込んだマイクロプラスティックは生態系のバランスを崩すだけではない。プラスティックは有害物質が付着しやすいため動物の体内に入ると、ホルモン異常や生殖異常、発がん作用、内臓疾患を起こすことが指摘されている。

現在、約110万トンのプラスティックが毎年海に流れ込んでいるという。そのほとんどは町中や路上、ビーチなどに放置されて溝から川に流され、最終的に海にたどり着いたものだ。

Surfrider Foundationはプラスティックはあらゆる場所に存在し、基盤となる法律の抜本的な改革なしに状況は変わらないと考えている。しかし、海や川で回収されるごみを見てみれば、一人ひとりのちょっとした行動で改善できることもあるのではないだろうか。

参考:

Surfrider Foundation's Annual Beach Cleanup Report Reveals Top 10 Items Found Are Plastic | CISION

2021 Beach Cleanup Report | SURFRIDER FOUNDATION

Plastic Pollution | SURFRIDER FOUNDATION

文/森野みどり

編集/inox.


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