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焚き火コーヒー、どんぐりコーヒー、白樺の丸太で食器作り、暮らしの知恵を習得できるワークショップ型イベントの魅力

2022.07.23

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

2022年7月9〜10日、山梨・新栄清里キャンプ場で「清里オーガニックキャンプ」が開催された。

今年9月10〜11日、2年ぶりに小淵沢 女神の森セントラルガーデン&ウェルネスガーデンでの開催が決まった「ハイライフ八ヶ岳」出店メンバーが中心となったワークショップ特化型イベントで”くらし”に注目したワークショップが集結した。

ぶり縄体験やスツールワークショップ、竹とんぼ作りなど「聞いたことはあるけれどやったことがない」ことを体験できるイベントぞろい。

松永華子さん(チームシェルパ)のドリームキャッチャー作りでは、清里でとれた羊毛を紡いで糸にすることからスタート。円盤を使った道具を使えばひとりでも紡げるが、親子などペアで作業すればふわふわの羊毛がスルスルと糸に生まれ変わっていた。

「命をまるごといただく」をテーマに狩猟や釣り、果物狩りなどを通して交流するマルチハンターズは、鹿肉ハンバーグ作りを開催。おいしくいただきながら狩猟の意義を考える趣向だ。狩猟免許について、免許取得後の活動などの相談も行われていた。

ウクレレシンガー、宮武弘さんは「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」を弾きながらうたうワークショップだけでなく、ライブも。ウクレレのやさしい音色が森に響く。

そんな「清里オーガニックキャンプ」のワークショップから、キャンプや毎日の生活でマネしてみたいモノをピックアップしてみた。

野外だから楽しめる焚き火コーヒーとどんぐりコーヒー

長野修平 with UPIは、フィーカから翌日の朝食まで4回の焚き火料理ワークショップを開催。どの回にも登場したのが、長野さんお手製のベーコンとスウェーデンのレンメルコーヒーだ。

レンメルコーヒーはかつてラップランドで山仕事をしていた人たちが飲んでいた煮出しコーヒーを復活させたコーヒーブランド。焚き火にケトルをかけて湯を沸かし、その中にたっぷりの粗挽きコーヒー豆をいれて煮出すのが基本スタイルだが、数回に分けて沸騰させる、沸騰直前で火から下ろす、最後に水を加えるなど人によって淹れ方はさまざま。自分好みの味にするため、自由に工夫して淹れればいいのだ。

最後はケトルを揺らしてその遠心力で粉を沈める。フィルターを使わない原始的な淹れ方で、後から発明されたドリップコーヒーのような繊細さはなく、苦みが強くまったりとした味わい。多少の粉が混じるけれど、それを気にせず楽しみたい。

その隣で行われていたのは森のシンガーソングライター、山田証さんによるどんぐりコーヒー作り。

マテバシイのどんぐりを細かく潰し、粉にする。それを弱火でブラウンになるまで煎ってドリップするというものだ。こちらはその場で材料を調達できるのがおもしろい。

ほかのどんぐりほどではないにせよマテバシイにもえぐみがあるので粉は少量で十分だ。山田さんに淹れてもらったコーヒーでは、コーヒーにはないえぐみと、ほうじ茶に似た苦み、その奥に甘味を感じた。

マテバシイは炭水化物や脂肪、アミノ酸、ビタミンA、ビタミンCなどを含んでおり栄養価が高い。また、コーヒーとの違いはカフェインが入っておらず家族で飲めること。眠る前の水分補給にもよさそうだ。

意外に簡単? クラフトワークショップ

schmied 1535の田中義久さんによるオリジナルキーホルダー作り。真ちゅう棒にバーナーで熱を加えると少しの力で曲げられるようになる。田中さんが用意した型に沿って曲げた後、たたいて強度を増せば8割完成だ。

最後に好きな文字を刻印してできあがり。

使っているうちに隙間が広がるのでときおり調整が必要なほど真ちゅうはやわらかい。やけどに注意する必要があるけれど、バーナーで炙れば拍子抜けするほど簡単に曲がるのでアートな小物を作りたくなる。真ちゅう板を好きな形に切ってたたいて、小皿や小さじなどを作ってもよさそうだ。

長野修平 with UPIのスウェーデンクラフト工房では、自分で白樺の丸太を切り食器やフックなど毎日の暮らしに役立つモノを作る。

モーラナイフのナイフや斧、シルキーのノコギリなどを自由に使える。時間制限もない。

その日のうちにここまで作った人も!

完成にこぎ着けなくてもいいが、削り方を相談できるのがワークショップのいいところ。UPI店舗では定期的にグリーンウッドワークのワークショップを行っているので、スキルアップを目指して参加してもいい。

やっぱり楽しい焚き火料理

萩原ナバ裕作(岐阜県立森林文化アカデミー)morinos with 住友林業のワークショップは、丸太を切るところからはじめる焼きマシュマロが評判になっていた。

ぶっとい丸太を二人挽き鋸で息を合わせて切りだし、斧で割って薪を作る。斧を振ると足を傷つける危険があるので、腕は前に伸ばしたまま腰を落とし、斧の重さを利用して薪をたたき割る。

山の開拓や薪ストーブ生活をはじめる人は、安全な斧の使い方をマスターしておきたい。

長野修平 with UPIの焚き火料理ワークショップではブッシュクラフトの第一人者、デイブカンタベリーが監修したパスファインダーのカンティーンを利用したクレープ作りを披露していた。

このカンティーンは比較的広口なのでボウル代わりに。小麦粉と米粉、砂糖を入れてよく混ぜ合わせてから、牛乳を加えて長めの棒で底の縁をなぞるようにしてタネを作る。

お玉なしでも適量の生地を流せるし、余ったタネはそのままクーラーボックスに入れておけば半日くらいは保管できるのもいい。

おやつならヨーグルトとジャム、ランチならベーコンやレタスを巻いて。簡単でボリュームが出るし、火加減の難しい焚き火でも鉄板の油が馴染んでいれば失敗しない。

はだし感覚のサンダルで散歩

10年ほど前に脚光を浴びたベアフット・ランニングだが、はだしやワラーチのような薄手のサンダルで長距離を走るのは、正直ハードルが高い。けれど、草地をはだしでゆっくり散歩するのならはじめられる。

10日の朝は、はだし研究家の金子潤さんとともに会場近くの草原へ行き、はだしで散歩。フカフカとしていて心地よく、ゴミなども落ちておらずはだしでも安心して歩ける。地面のデコボコやぬくもりをダイレクトに感じられ、なんだか血流もよくなったようだ。

さすがにイベントでもなければはだしで野山を歩くことに抵抗を感じるが、休日くらいは革靴からはだし感覚のサンダルに履き替えてみてもいいのかも。

”知っていても、実際に試したことのない知識”はたくさんある。本で読んだだけ、動画で見ただけとは違い、自分で体験すると勘違いを改められるし、新たな発見もある。その後の暮らしにも取り入れやすい。これがワークショップのいいところ。

これまで自粛続きだったワークショップも、感染症拡大防止のマナーに則り再開しつつある。とくに夏休みは親子で参加できるものが多く、種類も多岐にわたるので自分にあったワークショップと出会う確率は高い。

とはいえ大半が比較的小規模での開催なので、ショップやキャンプ場の告知をマメにチェックして、新しい知恵を自分のモノにしてみては。

取材・文/大森弘恵


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