IT業界の人材不足が叫ばれる今、ITエンジニアは引く手数多だ。需要が高い分、数多くの企業でそれ相応に厚遇されるものと思われるが、では実際のところ、現役エンジニアたちは平均でどれくらいの収入を得ているのだろうか?
フォワードソフトが運営するITエンジニアで働きたいを応援するエージェント「Workteria」ではこのほど、現役エンジニア226名を対象にした「年収、需要の高い言語」に関する実態調査の結果を発表した。
エンジニアの保有言語スキルで最多なのは「Java」
エンジニア226名を対象としたアンケート調査結果によると、保有する言語スキルや業務内容のうち最多であったのが「Java」ということがわかった。次いで「JavaScript」、「PHP」、「Python」となり、これらの言語が需要が高い傾向にあるといえるだろう。
エンジニアの週稼働は5日が最多で平均契約月収(税別)は約54万円
週の稼働日数は5日が全体の86%を占めることから、多くのエンジニアが週5日稼働で勤務していることがわかる。平均契約月収(税別)も、週5日稼働の場合は約54万円と最も高くなるものの、週4日稼働の場合でも約50万円と高い傾向にある。
最高契約月収(税別)は約96万円
アンケート調査によると、契約月収(税別)が60万円を超える人は64名いた。これらの人は週稼働日が4日以上の人がほとんどだが、中には週2、3日稼働で高額契約月収を得ている人もいる。
高額契約月収の人には、クラウドエンジニア(AWS)やDBエンジニア(SQL全般)、サーバー担当の人や、「JavaScript」「Python」「PHP」「Java」の言語スキルがある人が多い傾向だ。最高契約月収(税別)は約96万円で、週3日稼働の開発系PMだった。
経験年数による平均契約月収の違い
調査結果から経験年数別に平均契約月収を見ると、経験年数が5年以上の人が平均契約月収が最も高いということがわかり、経験年数が長いほど平均契約月収も高くなる傾向にあるといえる。
しかし、中には1年以上でも70万円を超える契約月収の人もいるため、扱える言語やスキルによっても年収が大幅に変わる場合がある。
エンジニアの経験年数3年以上で業務の幅が広がる
エンジニア226名の経験年数では、3年以上が最も多く170名だった。1年~3年未満のエンジニアと比較して、3年以上のエンジニアは業務内容が多岐に渡ることがわかった。
<調査概要>
調査対象:現役エンジニア
集計期間:2022-06-27 ~ 2022-07-01
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:226名
出典元:Workteria
構成/こじへい
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