東京・銀座のど真ん中で、図鑑の中でしか見ることのできなかった、さまざまな生き物たちとの出会いが楽しめる「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO」(以下、「ずかんミュージアム銀座」)。開業1周年を記念してバージョンアップを行い、「第二章 / 新たな生き物に出会う旅」がスタートした。
今回のバージョンアップでは、愛くるしいルックスで大人気の「ジャイアントパンダ」や、なかなか見られない深海生物「ダイオウイカ」など、新たに8種類の生き物が仲間入り。また、アントビューゾーンに代わり誕生した「ディープシー(深海)ゾーン」も注目のポイントだ。
「小学館の図鑑NEO」を題材にした新感覚の体験型ミュージアム
「ずかんミュージアム銀座」は、東京・銀座のど真ん中にある新感覚の体験型デジタルミュージアムだ。東急プラザ銀座の6階に立地している。小学館から発売されている人気の図鑑シリーズ「小学館の図鑑NEO」を題材にしており、図鑑の中に入り込んで探検するような体験ができる。
「ずかんミュージアム銀座」の詳しい体験内容は、こちらの記事へ。
「小学館の図鑑NEO」は、累計発行部数は約1300万部を超える人気シリーズである
“見たい生き物”第1位!「ジャイアントパンダ」が登場!
以前に公式HP内で実施した「ずかんミュージアム銀座で見たい生き物リクエストキャンペーン」では、ジャイアントパンダが堂々の1位になった。今回待望の仲間入りを果たしたジャイアントパンダは場内のどこかで見つけられるので、愛らしい姿をぜひ目に焼き付けたい。他にも、第2位のリュウグウノツカイ、第3位のマッコウクジラ、ダイオウイカも新たに仲間入り。この他にも4種の新登場の生き物に出会うことができる。
アントビューゾーンに代わり、「ディープシーゾーン」が誕生! 注目はダイオウイカ
新たに登場した「ディープシーゾーン」での見どころは「ダイオウイカ」だ。映像監修にあたったのは、世界で初めて深海のダイオウイカに遭遇、撮影に成功した、ダイオウイカ研究の第一人者である、国立科学博物館 名誉研究員の窪寺恒己博士。
国立科学博物館名誉研究員の窪寺恒己博士
ディープシーゾーンで見られるダイオウイカは、もちろん実際に撮影されたものでなく、コンピュターグラフィックの専門家がモデルを造り、それが生きて動きまわるようにプログラムを組み上げたものだ。
窪寺博士はこの映像の製作過程の監修に携わり、実際に博士の目で見た、生きているダイオウイカの姿や、調査・研究で明らかにされた生態を忠実に再現するよう努めた。注目ポイントは長い2本の触腕だと言う。
「ダイオウイカは長い2本の触腕をくっつけて、1本の軸のようにして泳ぎます。そして、獲物を捕る際には2本の触腕を投げ縄のように動かします(獲物を捕る姿は今回は見られませんが…)。また外套膜に水を吸い込んで漏斗から水を吐く仕組みなど、忠実に再現されています」
ダイオウイカのライバル(?)マッコウクジラも迫力!
ダイオウイカと共にディープシーゾーンには、「マッコウクジラ」や「リュウグウノツカイ」も出現する。“ダイオウイカのライバル”といわれる巨大なマッコウクジラが、暗闇の中からスクリーンいっぱいに登場する様子は迫力満点だ。しかし、窪寺博士によると、マッコウクジラは“ダイオウイカのライバル”というよりは、マッコウクジラによって捕食されるという関係性だと言う。
「ダイオウイカはマッコウクジラのエサになっていることが分かっています。ただ、ダイオウイカは捕食される際に最後の抵抗をしており、その証拠にマッコウクジラにはダイオウイカの吸盤の跡が残っています。それも今回の映像で見ることができます」
また、マッコウクジラが実際に発する“クリック音”もディープシーゾーンで再現されているので、よく耳を澄ませたい。
ゴールエリアも一部リニューアルされ、よりフォトジェニックになった。図鑑の世界を旅した記念をパシャリと1枚残したいスポットに。図鑑を見るだけでは味わえない“自然”を体感できる「ずかんミュージアム銀座」。都会の喧騒からいっとき離れて、別世界を探索できる貴重なスポットだ。
公式HP/https://zukan-museum.com
場所/東京都中央区銀座5丁目2−1 東急プラザ銀座 6F
営業時間/11:00~19:00(平日)10:00~19:00(土・日・祝)
休館日/東急プラザ銀座の休館日に準ずる
平日料金(税込)/大人(18歳以上)2000円、中学生・高校生1200円、小学生1000円、未就学児(3歳以上)800円
祝日料金(税込)/大人(18歳以上)2500円、中学生・高校生1700円、小学生1200円、未就学児(3歳以上)900円
※ハンディキャップ割引、割引デーあり
取材・文/まなたろう
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