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月額2980円で音楽、スポーツ、映画、文化イベントに行き放題のサブスク「Sonoligo」が関東に進出

2022.07.21

3年ぶりに行動制限が解除されている2022年夏。文化イベントサブスクサービス「Sonoligo(ソノリゴ)」が、ついに関東エリアへの展開を開始する。東海・関西エリアを中心にサービスを展開してきたが、関東の鉄道会社6社と連携し、事業を拡大する予定だ。そもそも「Sonoligo」とは一体どんなサービスなのか、今後の展開とともに詳しく紐解きたい。

月額2,980円で文化イベントに行き放題。「Sonoligo」とは

「Sonoligo」は音楽・スポーツ・映画・美術芸樹・伝統芸能など、あらゆるイベントが月額2,980円で行き放題になるというイベントのサブスクリプションサービス。同じイベントは更新ごとに2回までという制限はあるが、同伴は2人まで可能のため家族での利用もしやすい。

Sonoligoは遠山寛治さんが「文化の民主化」をビジョンに掲げ、2018年に設立した名古屋大学発ベンチャー企業。最初は東海を中心に導入団体を増やし、現時点で300団体以上がSonoligoを導入している。例えば中日ドラゴンズ、名古屋グランパス、日本フィルハーモニー交響楽団、全日本プロレスなどジャンルは幅広い。

ある利用者は1か月のうちにオペラ(正規料金11,000円)、シャンソン(正規料金 3,500円×2人分)、バスケットボール(正規料金2,500円×3人)、フットサル(正規料金2,100円)、クラシック(正規料金3,500円×2人)、合計5回のイベントに参加。合計正規料金34,600円を、わずか2,980円で楽しむことができたという。本来であればスポーツ観戦とオペラ鑑賞をする人の属性は異なることが多いが、サブスクだからこそ新しいジャンルの文化イベントに気軽に参加できることがSonoligoの特徴だ。利用者アンケートでも「Sonoligoで予約できたからイベントに参加した」と答えた人が91.4%という数字が出ており、Sonoligoが文化の存続や発展に繋がっていることがわかる。

「文化を生活の当たり前にしたい」と話す株式会社Sonoligo 代表取締役 遠山 寛治さん。

遠山さんがSonoligoをスタートしたのはドイツ留学時代の経験がきっかけ。

「平日なのに2,500席が埋まっているオーケストラ、毎回5〜6万人のチケットが売り切れになるサッカースタジアム、家族連れで賑わう美術館。こういったドイツの景色を見た時に、もっと文化を生活の当たり前にしたい、と思い会社をはじめました」(遠山さん)

関東での展開を開始。関東の鉄道会社6社と連携

関東の鉄道会社6社と連携し、関東エリアの展開をスタート。(左から)株式会社Sonoligo 遠山さん、京王電鉄株式会社 園部さん、西武鉄道株式会社 松尾さん、東武鉄道株式会社 柳瀬さん。

Sonoligo利用者がイベントに参加するには、自宅や会社からの移動が必要になるため、公共交通機関の新しい利用促進に繋がる。2021年11月にはOsaka Metroと連携し、関西での展開を開始。そして2022年7月23日(土)より関東エリアにおけるイベントの掲載をはじめ、関東での展開をスタートする。関東では京王電鉄、西武鉄道、東武鉄道、小田急電鉄、東京都交通局、東京臨海高速鉄道と連携。各鉄道会社沿線のイベントを推進することで、各鉄道の利用者も増加し、現地で食事や買い物も促進されるため地域の暮らしが豊かになる、という仕組みだ。

京王電鉄株式会社 経営統括本部 長期戦略チーム 課長補佐 園部 裕樹さん。

各鉄道会社は直営施設が参画し、そして地域のイベント主催者を一緒に開拓。例えば京王電鉄は「京王れーるランド」、西武鉄道は「祭の湯」や「狭山スキー場」が掲載される予定だ。京王電鉄株式会社の園部さんは「沿線で開催される各種イベントがSonoligo様のサービスで利用可能となりますので、沿線地域にお住まいの方々が、より身近に感じていただき、生活が豊かになってもらえるのではないかと思います」と話す。

Sonoligoは2022年内に関東で200イベントをとりそろえ、関東全域における鉄道会社との連携が目標。現状はクラシックや劇場などを好む40〜50代女性の利用者が最も多いが、関東ではそういったイベントに加え、小さな子ども連れも楽しめるようなコンテンツを増やしたいと、意気込んでいる。どれだけのイベントを掲載できるか――それが関東進出の成功の鍵となりそうだ。

・Sonoligo https://www.sonoligo.com/

取材・文/小浜みゆ

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