なぜアルピーヌが2位となった1975年のツール・ド・コルスが今も語り継がれるのか
アルピーヌ・ジャポンは、「記憶に残る」ラリーとして今でも語られている1975年のラリー ツール・ド・コルスを戦った先代アルピーヌ A110の精神を受け継ぐ、黄色を基調としたボディカラーの限定車「A110 ツール・ド・コルス75」の受注を7月14日(木)より開始する。
地中海に浮かぶフランスのコルシカ島は、「美の島Ile de Beauté」と呼ばれる美しい風景で有名だが、世界的なラリーの開催地としてもその名を知られている。
1956年にコルシカ島で初開催されたラリー ツール・ド・コルスは、「1万のコーナーを持つラリー」と言われるほど延々とコーナーが続くコースが特長の伝統あるラリーイベント。先代A110は、このラリーで1968年、1970年、1972年、1973年と4回もの優勝を遂げているが、人々の記憶に強く残っているのは、アルピーヌが激闘の末に2位となった1975年のラリーである。
黄色を基調としたカラーリングはル・マンで優勝したA442BやF1マシンRS01へ継承
この年、黄色を基調とした印象的なカラーリングを纏った先代A110は、パワーで勝り、先行するライバルに対し、軽量なボディと優れたハンドリングを武器に驚異的な追い上げを見せ、優勝まであと一歩というところまで迫った。結果は2位と、わずかに及ばなかったが、大パワー車をギリギリまで追い詰めたこの戦いは、「記憶に残る」ラリーとして今でも語られている。
この時の黄色を基調としたカラーリングは、ル・マンで優勝したA442Bや最初のF1マシンRS01に引き継がれ、アルピーヌ/ルノーのモータースポーツ史上非常に重要なカラーとなる。
A110 ツール・ド・コルス 75は、この1975年の「記憶に残る」激戦を戦った先代A110の精神を受け継ぐモデルとして登場した。
このA110 ツール・ド・コルス 75は、ジョン トゥルヌソルとノワール プロフォンMの専用2トーンカラー、専用デカール、ブリリアントホワイトのグランプリ・ホイールなど、1975年のラリーツール・ド・コルスを戦った先代A110をイメージさせるカラーリングが施されている。
さらに、俊敏性と快適性をバランスさせ、正確なハンドリングをもたらすアルピーヌシャシーに、専用ロゴ入りSabelt製モノコックバケットシートを装備し、最高出力300psのハイパワーエンジンを組み合わせたアルピーヌ A110 ツール・ド・コルス 75は、ワインディングをどこまでも走り続けたくなる、軽快で力強いドライビングが楽しめる。
このA110 ツール・ド・コルス 75は、販売台数20台の限定モデルとなる。また購入者には成約記念として、NEGRONI製専用ドライビングシューズがプレゼントされるという。
【メーカー希望小売価格】
¥10,640,000(税込)
【アルピーヌ A110 ツール・ド・コルス 75主要装備】
・専用2トーンボディカラー/ジョン トゥルヌソル(ボディ) + ノワール プロフォンM(ルーフ)
・ツール・ド・コルス 75専用デカール(フロント、サイド、リア、フロントフェンダー)
・GRAND PRIX18インチアロイホイール(ブリリアントホワイト)
・キャリパーカラー: オレンジ
・フルLEDヘッドランプ(ブラックインサート)
・専用ロゴ入りSabelt 製軽量モノコックバケットシート
・シートスライド、ハーネスアダプター
・グレーステッチインテリア
・マイクロファイバーステアリング/ルーフライニング/ダッシュボード/センターコンソール
・限定車専用シリアルプレート専用フロアマット
関連情報:https://www.alpinecars.jp/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)