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米国では医師の15人に1人が自殺念慮を抱いた経験あり、カリフォルニア大学サンディエゴ校研究チーム報告

2022.07.17

米国で医師の自殺の一因となるストレス要因とは?

米国では医師のバーンアウト(燃え尽き症候群)や自殺が増えて問題視されているが、医師のストレスと自殺の一因となるストレッサー(ストレス反応を引き起こすストレス要因)として6つの問題を同定したとする研究結果が報告された。

研究論文の責任著者で米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)精神科のKristen Kim氏は、「医療従事者の身体的健康は見過ごされがちだ。

しかし、健康状態が良くなければ業務の遂行が困難になり、仕事のストレスや精神面の健康問題にもつながり得る」と話している。

この知見は、「Suicide and Life-Threatening Behavior」に2022年6月29日掲載された。

Kim氏らによると、米国では、医師の約15人に1人が自殺念慮を抱いたことがあると見積もられている。

過去の研究では、医師は医師でない人に比べて、仕事に関わるストレッサーに曝される確率の高いことが一貫して示されている。

しかし、それらが具体的にはどんなものであるのかについては、明らかにされていなかった。

そこでKim氏らは今回、米国内で2003年から2018年の間に発生した200件の医師の自殺に関する死亡調査情報をレビューした。

その結果、医師の仕事に関わるストレスと自殺に関わる6つの主要な問題が浮上した。

それらは、健康状態の悪化による仕事の遂行困難、物質使用による雇用の危機、業務に支障をきたす人間関係の問題、精神の健康と仕事関連の問題との相互作用、法的問題、経済的ストレスの増加であった。

こうした結果を受けてKim氏らは、ヘルスケアシステムが考慮すべき、短期的および長期的な解決策をいくつか挙げている。

まず短期的な解決策として、医師がプライマリケアを受診しやすいようにすることに言及し、そのためのスケジュール調整や秘密保持についても補助する必要があることを主張する。

また、長期的な解決策としては、職場のストレスや医師の自己管理不足に対処するため、構造面と文化面でのより広範な改善が求められるとしている。

Kim氏は、「医学会には暗黙の了解を求める文化があり、自己犠牲、要求の保留、見返りの遅延は当たり前になっている。医師は常に患者を第一に考えたがるが、そもそも自分が健康でなければ、人に対して最善の治療はできない」と指摘する。

Kim氏らは、医療従事者は、精神カウンセリングを内密に提供しているUCSDのHEAR(Healer Education Assessment and Referral)プログラムなど、利用できる支援を活用するよう勧めている。

さらに、「医療システムや医学校が個人への金融教育や法的サポートをもっと手厚く行う必要がある。また、安心感の醸成や医師同士のコミュニティの形成も重要だ」と付け加えている。

Kim氏は、「やるべきことはたくさんあるが、問題を洗い出し、認識することが常に解決への第一歩である。われわれはまさにそこに取り組んでいる」と話している。(HealthDay News 2022年7月5日)

Copyright © 2022 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/sltb.12896

Press Release
https://ucsdnews.ucsd.edu/pressrelease/study-reveals-the-job-problems-contributing-to-physician-suicide

構成/DIME編集部


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