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「トリマ」や「MapFan」を手がけるジオテクノロジーズが日本初の位置情報を持つ地図アイコンNFTを提供開始

2022.07.15

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

メタバース、ESGのリーディングカンパニーを目指すジオテクノロジーズの戦略とは

歩く、走る、乗物で移動することで報酬を獲得する「M2E(Move to Earn)」のコンセプトのもと、2020年にスタートしたアプリ「トリマ」。ユーザーの移動距離に応じてポイントがたまるポイ活アプリとしてメディアでも数多く紹介され、ローンチ1年強で700万を超えるダウンロード数を記録している。

トリマを提供しているジオテクノロジーズ(旧インクリメントP)は、カーナビが急成長していた1994年に、パイオニアの子会社としてカーナビ用のデジタル地図事業をスタート。カーナビや法人向け地図データ、位置情報ソリューションの提供のほか、1997年にはパソコンで見ることができるデジタル地図「MapFan」を立ち上げ、個人・法人向け地図サービスを提供。直近では高度な自動運転の実現に不可欠な高精度地図の提供も行っている。

同社は昨年6月にパイオニアからの独立と同時に、シスコシステムズ、日本ヒューレット・パッカード、日本オラクル等での経歴を持つ、世界のIT業界に精通している杉原博茂氏をCEOに迎えた。2年目を迎え、今後は地図メジャーとして、オートモーティブ事業、GIS事業を基軸に、メタバースを中心に据えた組織変更も実施。同社の世界観を実現させるため具体的な新事業を発表する「経営戦略発表会」を開催した。

消費者がいつ、どこに向かうのか1日10億件を超える移動データの巨大な集積がすでに始まっており、地図や属性のデータに人や車などの動体データに組み合わせ解析することで、さまざまな条件下での人々動きを予測する技術が「ジオプリディクション」。

ジオプリディクションを実現するには、人々の動きだけでなく、建物ができる、道路が開通する、店舗の開店といった未来情報が欠かせないが、こうした情報を集めるノウハウを持つことがジオテクノロジーズの大きな強みだ。

ジオプリディクションは今後コンシューマービジネスから、物流、不動産、インフラなどあらゆる分野で必要とされ、大気汚染やCO2 排出など現実世界の様々な情報を地図データと合わせて解析することで、気候変動をはじめとする地球全体の問題解決に寄与できると期待されている。

事業承継から1年経ったジオテクノロジーズCEOの杉原博茂氏は リアルの世界をデジタルネイティブに変えてきた地図のメジャーカンパニーとしての存在意義をこう話す。

「弊社は1994年にパイオニア子会社のインクリメントPからスタートして昨年独立した、いわば28年かけたスタートアップ企業。“地球上の様々な技術の融合”を表す『ジオテクノロジーズ』という社名の通り、これからの日本や世界の未来に対して、地球主義の情報と技術で、喜びをもたらすことを目指しています。

創業当初は『MapFan』というブランドでヒットし、その後は良くも悪くもフラットな経営を続けてきました。昨年の独立を機に、地図のメジャーカンパニーから、NEXT2.0を目指すべく、会社を5年以内に上場して欲しいということで私に話が来ました。

社長に就任してからこの会社が何を持っているのか見極めるべく、すべて棚卸するところから始めました。40年もの長い間IT業界にいた立場からこの会社を見たところ、40億枚の画像データ、AI開発に欠かせないアノテーションデータ、日本国内の4200万件以上の住所データ、126万キロ以上の道路のデータなど、8億アイテム以上の地図を構成するありとあらゆるデータをデジタルネイティブで所持しており、iOS、Androidとスマホでの地図のデータベース採用率は100%、またトリマにより1日以上10億件以上のダイナミックデータがある。これらはまさに宝の山です。それが遊休資産となっていたのです。

衛星写真、ドローンを使った地図情報のジオグラフィーに目をつけたのがGAFAですが、日本の地図、道路、人、街のリアル世界のネイティブなデジタルデータを28年間コツコツと溜めてきたのがジオテクノロジーズです。こうしたビッグデータを新たな事業に活かすため、弊社も1年前から『ジオプリディクションプラットフォーム』をスタートしました。

日本における自然災害対策や少子高齢化社会、物流業界における2024年問題の解決にも繋がる、地図と新しい技術との融合により、メタバースおよびESGのリーディングカンパニーとなり、日本企業を再生していくことを目指します」

世界で初めてランドマークアイコンにロケーション情報を加えた「GT Building Collection」と、M2Eアプリ「トリマ」のキャラクターをNFT化した「TORIMARU Collection」により、移動したら報酬が得られる「M2E事業」にNFTを活用した新事業を展開。この2つのコレクションは、Open Sea(NFTオンラインマーケットプレイス)にて販売を開始した。加えて、地図上で未来が見える「MapFan未来予想図」という地図データベースを提供する。

さらに、世界で2兆円、日本でも200億円市場といわれ、これから数年での倍増が期待されている国内外の「ロケーションテック(位置情報分析・人流可視化技術)」市場を見据え、位置情報や人流データと人工知能を掛け合わせて、人流を分析し予測可能な社会を実現するため、ロケーションテックのリーディングカンパニーであるクロスロケーションズ社と協業することも発表された。

GT Building Collection

「唯一無二の地図データを、あなたに」というコンセプトをもとに、第一弾として、位置情報が付いている、日本各地の城をドット絵で表現したこの世界でたった1つしかないアート作品を販売。同一のデザインは複数販売しないため、それぞれが世界唯一のNFTとなる。

「緯度と経度があることでその城がどこにあるかわかり、それをデジタル的に処理してNFT化するというもの。ロケーション情報が付いているNFTは、日本はもちろん世界でも出ていないと思います。

また、街を応援することをテーマに、地域へ訪問してNFTを獲得する『オリジナルIPコレクション“推し街NFT”(仮称)プロジェクト』も計画中です。

スタンプラリーのような感覚で、スタンプがNFTに置き換わると考えていただければわかりやすいと思います。地方自治体や団体から弊社にご相談いただいたら、アイコンやキャラクターをNFT化して、トリマユーザーが溜まったマイルポイントでNFTに交換できるというものです。街を起点とした遊び要素や、街に特化したコミュニティーを構築することで、インバウンド推進や地方創生、地域活性に繋がることを期待しています」(杉原CEO)

TORIMARU Collection

トリマに登場するキャラクター「トリ丸」をモチーフとしたNFT。トリ丸が身に着けるファッションの一部は新規描き下ろしであり、今までアプリには登場していない新たな装いのトリ丸をNFTアートとして販売する。TORIMARU Collectionも同一デザインは複数販売しないため、それぞれが世界唯一のNFTとなっており、世界に一体のトリ丸を購入することが可能。

【AJの読み】同社が保持するビッグデータを活用し「移動することにより生まれる価値」を提供する

ジオテクノロジーのカーナビゲーションソフトは市場において33%のシェアを誇るが、少子高齢化で車を使う人口が減りつつあり、次なる事業展開として打ち出したのが、同社が蓄積してきたビッグデータを活用した、「移動することにより生まれる価値」の提供。位置情報を持った「地図アイコンNFT」の提供はその第一弾となる。

「移動するだけで貯まった報酬をNFTに交換し、国境やメタバースの境界を越えた経済圏を造れるようになることが、当社だからこそできるM2E事業」(杉原CEO)として、M2Eアプリの「トリマ」をグローバル展開することも発表。北米、アジアなど複数ヵ国へ10月にβ版を展開し、12月に正式版をローンチする予定とのこと。これにより、インバウンドのトリマによる移動データを活用し、来訪国、男女別等のユーザー属性別にクーポン配布やクーポンの効果検証が可能になるとしている。

さらにAIとロボットと人間が三位一体となって最新の情報を取得し、スマホを持っているさまざまな人たちが情報提供者となり、常に新しい情報をアップデートできる技術を“2桁億円”をかけて開発中とのことで、世界のIT事情に精通した杉原CEOのもと、リアルとデジタルを繋いだビジネスモデルに続々とチャレンジしている。

文/阿部純子


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