小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録

F1由来の技術で上質な走りを堪能できるルノー「ルーテシア E-TECHハイブリッド」

2022.07.13

扱いやすいコンパクトなサイズで人気のBセグメントの輸入車。各社はその屋台骨の独自性や先進性、機能・装備を充実させてシェアの拡大を狙っている。その一角を占めるルノーも同様に、基幹車種のルーテシアをベースに大きな改良を施した新たなモデルを追加した。それがE-TECHハイブリッドである。

 全長4m前後のBセグメントは元々軽量コンパクトなモデル群とあって、素のよさが味わえるキャラクターのクルマが多い。車格にあった小排気量エンジンの性能を目一杯引き出し、元気よく走りまわるのがこのクラスの醍醐味でもある。ただ、その一方で避けて通れないのが環境性能のさらなる向上。各社がディーゼルユニット搭載車やEVを投入して燃費や商品力を高めるなか、ルノーはフルハイブリッドシステムの採用を決めた。

E-TECHハイブリッドが生む、効率と快適性

 ルーテシアに追加されたE-TECHハイブリッドは、その名称からもわかるとおり、先に登場した同社のクーペSUV、アルカナと同様のユニットを積む。1.6ℓ直4ガソリンエンジンをベースに、電動モーターとハイボルテージスターター&ジェネレーター(HSG)というふたつの電動機を加えたハイブリッドシステムだ。もっとも、燃費の向上だけを狙っていないのがモータースポーツの最高峰であるF1での活動を長年続けているルノーらしいところ。トランスミッションにはドッグクラッチマルチモードATという独自のシステムを採用。ドッグクラッチトランスミッションは元々ギアとギアを直接噛み合わせて変速することでエネルギーロスの低減を狙ったモータースポーツの由来の機構だ。ただし、レーシングカーのそれはガツンガツンとつながるものゆえ、日常性、快適性が大事な市販車への採用はデメリットも多い。そこでルノーは先述のHSGと組み合わせることで変速時のショックを低減して効率と快適性を高次元で両立させている。

 新機軸を満載した新型ルーテシアは従来型と同様にシンプルかつクリーンな佇まいはそのままだが、走らせてみればノーマルモデルとの違いは明白だ。それが如実に現れているのが発進時のマナーである。スタートはモーターのみで賄われるため、出足は鋭くしかも無音。ガソリン車よりも110kg重くなってはいるもののそれをまったく感じさせず、コンパクトモデルらしい小気味よさに磨きがかかっている。加えて車体の動きに落ち着きが増し、もともとのしなやかな足の動きとも相まって、しっとりとした上質な乗り心地が味わえるようになった。操舵に対する車体の動きの正確性やしなやかさはさすがルノーのコンパクトモデルというべきもので、しっかりとした頼りがいのある足取りは国産のライバルよりも一歩も二歩も抜きん出ているように思う。

 燃費性能は、同じフルハイブリッドの国産車にはやや及ばないものの、それでもWLTCモードで25.2km/ℓ、JC08モードで31.8km/ℓと上々の値を標榜しており、首都高を主体に千葉まで足を伸ばした今回の試乗でもオンボードコンピューター上で20km/ℓを超えるなど実力は確か。欧州車らしく高速での長距離移動ではエンジンを主体としつつ、モーターのアシストをうまく活用した高効率の走行を披露してくれるというから期待も持てる。シチュエーションを問わず走りっぷりが良いことを考えると、もっと早くこの選択肢に出合いたかったと思う人も多いはずだ。

 つまり、ルーテシアE-TECHハイブリッドにはルノーが得意とするモータースポーツ由来の技術と経験が、コンパクトな車体にぎゅっと凝縮されており、実用重視のコンパクトハッチバックのなかでも全方位にわたっての洗練度が高い一台に仕上がっているように思う。欧州車らしいしっかりとした作りに加え、F1由来の技術的アドバンテージを感じながらルーテシアを走らせる日常は、よりいっそう躍動感にあふれるに違いない。

実用を重視したBセグメントモデル群のなかにあって、ルーテシアはグリーンハウスが天地方向に薄く、リアドアハンドルをウィンドーフレーム内に収めるなど、クーペライクでスタイリッシュ。

オーソドックスな形状のインストルメントパネル。アダプティブクルーズコントロールやレーンセンタリングアシストなどの先進運転支援システムも充実しており、その制御も自然で好印象。

シートの掛け心地の良さもルノーの伝統。写真のレザーパックにはフロントシートヒーターも標準装備される。


平板なリアシートではあるがホールド性は悪くない。前席のヘッドレストが薄型のデザインとなっていることで、前方の視界も広めで閉所感は覚えない。

実用車らしい使いやすい仕立ての荷室は300ℓの容量を確保。後席は6:4分割可倒式で長尺物の積載も可能である。

灯火類は前後ともにLEDを採用。ノーマルモデルとはE-TECH HYBRIDバッジの有無のほか、このモデルでは環境車らしくエグゾーストパイプが見えないようになっている。

<SPECIFICATIONS>
ルノー・ルーテシア E-TECH ハイブリッド レザーパック
ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,075×1,725×1,470mm
車重:1,310kg
駆動方式:FWD
トランスミッション:電子制御ドッグクラッチマルチモードAT
エンジン:直列4気筒 1,597cc
エンジン最高出力:67kW(91PS)/5,600rpm
エンジン最大トルク:144Nm(14.7kgm)/3,200rpm
メインモーター最高出力:36kW(49PS)/1,677〜6,000rpm
メインモーター最高トルク:205Nm(20.9kgm)/200〜1,677rpm
サブモーター最高出力:15kW(20PS)/2,865〜10,000rpm
サブモーター最高トルク:50Nm(5.1kgm)/200〜2,865rpm
価格:3,440,000円(税込み)

問い合わせ先:ルノー・コール 0120-676-365

TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)


@DIME公式通販人気ランキング


興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年7月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「USBパワフル扇風機」! 特集は「空旅VS鉄旅」「2022上半期トレンドキーワード」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。