アルピーヌA110 GTをベースに快適さと優雅さを表現
アルピーヌ・ジャポンは、アルピーヌ創業者であるジャン・レデレの生誕100周年を記念する限定車「A110 GT ジャン・レデレ」を、近日中に日本にも導入することを発表した。詳しい導入時期については、後日発表される。
このアルピーヌの創業者であるジャン・レデレは、1922年5月17日にディエップで生まれた。優秀な成績でビジネススクールを卒業したレデレは、当時フランスで最年少となる24歳で父親が経営していたルノー ディーラーを引き継ぐ。
その後、ルノー車でレースに出場するようになったレデレは、さらなるスピードを求め改造し、軽量でパワフルな車を独自に作りはじめた。これがアルピーヌのはじまりとなった。
そして、今回のA110 GT ジャン・レデレに採用された、光沢のあるブラックルーフとグリ モンテベロの伝統的なボディカラーの組み合わせは、ジャン・レデレの好みであっただけでなく、1963年1月に発売された、グランドツーリングの精神を宿した最初のアルピーヌと同じボディカラーでもある。
アルピーヌ A110 GT ジャン・レデレは、創業者の優雅な雰囲気と細部へのこだわりが感じられるとともに、アルピーヌのDNAである軽さと敏捷性を合わせ持っている。
なお、最初となったアルピーヌA110と同様、この特別な限定モデルは、ディエップのジャン・レデレ工場で設計され、組立てられている。
さらに、アルピーヌA110 GTがベースのこの限定車は、快適さと優雅さを併せ持ち、日常使いにも最適となっている。グランプリホイールとシルバーキャリパーの組み合わせは、この特別なモデルに躍動感を与えている。
室内は、グレーステッチが施されたSabeltの快適なバケットシート、同じグレーステッチが施されたダッシュボードとセンターコンソール、そしてグレーステッチに加え12時の位置にグレーでセンターラインが刺繍されたステアリングホイールによって、洗練された雰囲気に仕上げられている。
関連情報:https://www.alpinecars.jp/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)