ネットショッピングをしていると、サイトでのポイントも今は10倍だしお得!と欲しいものをすぐにカゴに入れクレジットカード決済をしてしまってはいませんか。
実はそれ、むしろポイントを損しています!
ここではネットショッピングとクレジットカード払いの組み合わせで、いつもよりもポイントを獲得できる方法をお伝えしていきます。
サイトのポイントばかりに気を取られていませんか
ネットショッピングは買う予定がなくても、時間のある時に覗いてついお買い物をしてしまいます。
また購入する商品が決まっているときは、サイトのポイントアップが行われるのを待ってから買うこともあるでしょう。
このとき、誰もがサイト内の付与ポイントを確認します。
それもそのはず。ポイント獲得はネットショッピングでのひとつの楽しみだからです。
ネットショッピングはクレジットカードで決済することで、クレジットカードのポイントも貯まり、ショッピングサイトとクレジットカードそれぞれのポイントを手に入れられます。
そのことから、ネットショッピングでクレジットカードを使っているという方も多いことでしょう。
でも、実はショッピングサイトとクレジットカードのポイントの2重取以外に、ポイントを貯める方法があることを知っていますか。
この方法を取ると、画面に表示されている以外にクレジットカードのポイントを手に入れることができます。
それが利用クレジットカードによる『独自のポイントモール』利用です。
クレジットカードにはポイントをアップさせる独自のモールを持っているところがあります。ここを経由してお目当てのECサイトへ行き、クレジットカード決済することで、ECサイトのポイントとクレジットカードのポイント2重取のほか、ポイントアップ分を受け取ることができます。
分かりやすい例を見てみましょう。
画像はアプラスカードが発行しているクレジットカードを持っていることで、利用できるアプラスモールです。
ECサイトを利用する前に、クレジットカード会社が運営するポイントモールへアクセスし、そこから利用したいECサイトをクリックして移動します。
このときに、利用サイトでお買い物するとポイントが何倍になるのかが分かります。
アプラスモールではマカフィー・ストアを利用すると最大30倍、DHCオンラインショップは最大20倍、ショップジャパンは最大11倍、(どれも期間限定)と数多くありました。
Yahoo!を利用するときは、Yahoo!ショッピングのほかPayPayモール、Yahoo!トラベルとカテゴリーが分かれており、楽天グループは、楽天市場、Rakuten Fashion、楽天トラベル、楽天トラベル/レンタカー、楽天GORA、楽天ブックス、楽天ブックス/ゲーム、楽天kobo、楽天24、楽天デリバリーと10つのカテゴリーで分かれているので注意しましょう。
ではポイントモールを利用すると、どんなふうにポイントが付くのかについて見ていきましょう。
アプラスモールを経由して、ECサイトを利用したときのクレジットカードの明細ではこのように表記されていました。
ポイントモールのポイントは購入後3か月から6か月経って付与となり、タイミングは各利用サイトにより異なっています。
表の通りの2022年4月8日の10ポイントは3か月から6か月前に利用した分が反映されたということになります。
商品購入のサイトでのポイント、決済のときのクレジットカードのポイントのほかに、後付けで付与されるので、遅いなと感じるデメリットはあってもポイントが増えたメリットの方が大きく思えるでしょう。
1000円で1ポイント付与でも、100円で1ポイント付与でもポイントアップによる獲得は嬉しいものです。
ポイントモールがあるクレジットカードは?
今度からはポイントモールを経由してネットショッピングをしたい! と思っても、利用しているクレジットカードでポイントモールがない場合は経由ができません。
そこでここではクレジットカード会社で用意されているポイントモールを一覧化してみました。
カード名 |
ポイントモール名 |
出光カード |
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イオンカード |
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エポスカード |
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オリコカード |
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クレディセゾン |
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セディナカード |
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タカシマヤカード |
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ダイナースクラブカード |
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三井住友カード |
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ビューカード |
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ポケットカード |
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ライフカード |
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リクルートカード |
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楽天カード(楽天会員) |
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ANAカード |
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dカード |
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JACCSカード |
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JALカード |
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JCBCARD |
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MUFGカード |
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NTTグループカード |
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Pontaカード |
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TOP&ClubQカード |
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TRUST CLUBカード |
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TS CUBIC CARD |
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Tカードプラス |
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UCSカード |
例えばENEOSカードは発行元となるトヨタファイナンスが運用するポイントアップマーケットになっているなど、クレジットカード名に限らず、発行元でまとめているものもあるので、各自で確認してほしいところです。
検索時には「クレジットカード名 ポイントモール」を入れてみましょう。
ポイントモールを使うときに気を付けておくべき5つのこと
ポイントモールはECサイトを利用する前にアクセスし、その後ECサイトでクレジットカード決済をしたときにポイントがプラスされるものです。
しかしながら、注意点を知らないとポイント付与を逃してしまうこともあります。
ポイントモールを利用する前に知っておくべき5つのことをまとめました。
1. ECサイトへ先に行ってカゴに商品を入れない
ECサイトを見ていて、商品をカゴに入れてからポイントモールを経由し忘れて戻ったり、面倒だから先に商品をカゴに入れてからポイントモールへ行ったりしていませんか?
実はこれだとポイントを追加でもらうことができません。
なぜならポイントモールは利用履歴を通ってECサイトの利用、購入を確認するからです。
(承認される。)
つまりポイントモール前にカゴに入れた商品は、ポイントモール経由の利用履歴がない商品なので承認がおりないのです。
経由してまた商品を探すのは面倒という方は、お気に入りに登録するか、閲覧履歴から見つけるようにしましょう。
2. 運用先によって参加店は異なる
例えばdCARD ポイントモールにはamazonがあっても、アプラスモールにはamazonはありません。運用先により参加しているところは異なるので、ポイントモールはどれも同じと思わないようにしましょう。
3. 追加されるポイントは忘れた頃に付与になる
追加のポイントは利用から3か月以上経って付与されるところもあります。
先走って問い合わせを入れてしまうと、その分、自分の時間を使ってしまいます。明細書は毎月チェックしておきましょう。
4. 一度、ページを閉じてしまってからの購入
例えば、何の気なしにポイントモールを経由して商品をカゴに入れ、ページを閉じてしまった、別のサイトのページへ行ってしまったという場合は、カゴに商品が残っていても無効になってしまいます。
一旦、商品を削除してポイントモール経由から始めましょう。
5. ポイントモール対象のクレジットカードかどうか
例えばアプラスモールではアプラス発行の提携カードが対象ですが、同じアプラス発行のマネックスカードでは経由しても加算ポイントは付かないように一部対象外となっているものもあります。
ポイントモールとクレジットカードが合っているか、対象外のものではないかの確認をしておくと安心でしょう。
ポイントモールの経由は面倒に感じたり、つい忘れがちになったりします。
そのため利用するクセを付ける、ブックマークに登録するなどの対策を取っておきましょう。
文/志田愛仁(クレジットカード研究Lab 編集責任者)
紙媒体の編集者を経て、フリーライターとして独立後WEBと紙媒体のライターに携わり、クレジットカード研究Labの編集責任者となる。情報の大切さを知るからこそ、信ぴょう性ある情報発信中。
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