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Xiaomiがコスパを追求したスマホのサブブランド「POCO」を投入した理由

2022.07.09

中国発のスマートフォンメーカー「シャオミ」は、2019年末の日本市場参入から、主にミドルレンジスマートフォンを精力的に展開しており、auやソフトバンク、楽天モバイルといった、通信キャリアでも端末が取り扱われているため、聞いたことがある、実際に使っているという人も増えているのではないでしょうか。

そんなシャオミは、2022年6月23日より、「POCO」というブランドのスマートフォンを日本市場に初投入し、「POCO F4 GT」を発売。ゲーミング機能に優れ、最短17分で充電可能な120Wの急速充電機能や、高性能ディスプレイを搭載したハイエンドスマートフォンながら、7万円台から購入できる、コスパに優れた端末となっています。

シャオミ内のブランドとはいえ、POCOという名前を聞いたことがないという人も多いはず。本記事では、ブランドの詳細や、メディア向け説明会にて語られた日本市場参入の理由に加えて、新たに登場するPOCO F4 GTの詳細を紹介していきます。

シャオミのPOCOってどんなブランド?

比較的コスパに優れた製品を多く展開しているシャオミですが、中でもPOCOというブランドは、「Everything you need, nothing you don’t」(あるべきものをすべてここに。要らないものは何もない)というスローガンのもと、特にテクノロジーに造詣が深いユーザーが求める機能に特化し、不要と思われる部分を削ることで、さらにコスパを突き詰めた端末を展開しています。

近年のスマートフォン、特にハイエンド市場においては、カメラやオーディオ、ディスプレイ、処理能力といった各性能において、満遍なく高い水準が求められます。シャオミの端末においてもこれは同様なので、POCOでは必要な機能を高水準に保ちながら、いらない部分をどんどん削る、いわゆる“尖った”スマートフォンが多いのが特徴のブランドとなっています。

また、知名度を増すことで、幅広いニーズに応える必要があるシャオミのスマートフォンとは違う、新しいビジネスモデルを模索するという意味でも、POCOブランドは活躍できるとのことです。

POCOが日本市場に参入する理由とは?

2022年6月に、初めてPOCOの製品を日本市場に投入する理由として、シャオミの東アジア担当ゼネラルマネージャーであるスティーブン・ワン氏は、「現在、越境EC購入者の10%が日本のユーザーになっている」と話しています。

つまり、個人的にPOCOの端末を輸入して使用しているユーザーが多くいるため、正規のアフターフォローを提供したいとのこと。加えて、POCOのグローバル発表会では、日本からのアクセスやコメントも多く、注目度が高いこともあり、正式にPOCOブランドを日本に参入させることに決まりました。

また、ドコモの「ahamo」やKDDIの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO」といった、オンライン専用で通信回線を提供するサービスが登場していることも、POCOを日本市場に導入する一因です。

POCOは、日本ではオンライン販売のみで展開され、広告を打たず、口コミ評価などで知名度を伸ばしていきたいと、スティーブン・ワン氏は話しています。マーケティング費用を削減することで、より安価な端末を提供するために、オンライン専用の通信ブランドの存在は、追い風になると考えているようです。

新端末「POCO F4 GT」は7万円台で購入できる超コスパなハイエンドスマートフォン!

6月23日に新発売された「POCO F4 GT」は、特にスマートフォンでゲームをする人に有用な、ハイエンドスマートフォンとなっています。

ディスプレイは6.67インチの大画面となっており、画面が書き換わる回数を示すリフレッシュレートは120Hz、画面を触った際のレスポンス速度を示すタッチサンプリングレートは480Hzとなっており、どちらもハイエンド仕様です。

特徴的なのが、本体の側面に2つのポップアップ式ボタンが搭載されている点。対応アプリであれば、コントローラーのL・Rボタンとして使用可能となっており、アプリゲームをプレイしないという人は、ショートカットキーとしても活用できます。

搭載CPUはSnapdragon 8 Gen 1という、現行のハイエンドチップセットを採用。メモリ、ストレージの構成は、8GB+128GB、12GB+256GBとなっており、ハイエンドスマートフォンにふさわしいスペックを有しています。

長時間スマートフォンゲームをプレイするユーザーにとっては、端末の発熱が課題となります。端末が熱を持つと、制御するためにパフォーマンスが低下してしまうため、POCO F4 GTには「LiquidCool Technology 3.0」という冷却システムを採用。熱を持つパーツを分散して配置したり、多層冷却ソリューションを組み込むことで、熱を逃がす仕組みになっています。

バッテリー容量は4700mAhで、120Wの急速充電に対応。最短17分で100%まで充電できます。購入時には、120W急速充電対応のACアダプターと、充電ケーブルが同梱され、ケーブルはゲームプレイ時も邪魔になりにくいよう、L字型になっているのも特徴です。

販売価格、販路は以下の通りです。

メモリ8GB+ストレージ128GBモデル:7万4800円
販売経路:楽天市場、mi.com

メモリ12GB+ストレージ256GBモデル:8万4800円
販売経路:アマゾン

各スペックと販売価格を鑑みると、かなりのコスパに仕上がっていることがわかります。防水防塵性能や、おサイフケータイ機能は搭載されていませんが、これらの機能は必要ないという人であれば、満足度の高い端末といえるでしょう。

POCOの“尖った”端末展開に期待

日本市場に初参入となるPOCOは、今後1年に1度、フラッグシップモデルを投入していくと話しています。今回登場したPOCO F4 GTのように、費用対効果に優れた製品が、日本でも発売されていくでしょう。

冒頭でも触れた通り、近年のハイエンドスマートフォンは、全体的なスペックを満遍なく向上させていく傾向にあるため、15万円を超えることも珍しくないのが現状。POCOのように、不要な機能を削ることで、高スペックながら比較的安価な端末が増えると、ユーザーとしての選択肢も増えるので、市場の活性化にも期待ができます。

取材・文/佐藤文彦


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