我々が普段利用するスリッパは、長年その基本機能を変えていない。もし、一日中履き続けたとしたらかえって疲労がたまるモデルも少なくない。
今回の記事で取り上げる「Pu-shoes」は、そんな従来型のスリッパとは一線を画す、未来型デザインコードレス・フットケアシューズだ。さっそく紹介をしていこう。
これからのフットケア商品は履いて歩けるのが当たり前?
筆者の職場は土足厳禁なのでスリッパの着用は必須だ。
事務所内で仕事をしていると次第に足が疲れてくる。だからと言って、フットケア製品を会社に持ち込むのは通常は禁止だ。
マッサージチェアのフットケア機能を使えば効果抜群だが、尚更職場に置くのは不可能。さらに電源ケーブルが邪魔となり、歩き回る事はまず無理だ。
しかしこちらのモデルはそんな悩みを解決してしまったのである。
誰もが悩んでいる足の疲れを解消するべく、そして電源ケーブルで足を縛り付けることのない、履いていて疲れない、未来志向のフットケア商品として設計されたのだ。
では実機についてレビューをしていこう。
足をリラックスさせる機能を多数搭載
こちらが「Pu-shoes」。かなりの厚底であるのは否めない。電源ボタンは前面下部にある。デザインは美しく、起動中は前面のLEDが点灯して、履かずとも未来感を煽ってくれる。
さてここまで、スリッパとして快適に使えるマッサージ器具として記述をしてきたが、実際のスリッパよりはかなり大きい。もちろんワイヤレスであり、実際に履いて歩き回ることは可能なので、まずはサイズ感に納得してから購入をして欲しい。
実際のスリッパとの比較画像がこちらだ。
充電端子はUSB Type-C。1回の充電で、コードレスで2.5時間の使用が可能。実際に「Pu-shoes」を履いて電源を入れた所、安全対策でタイマーが内蔵されているため、1回分のマッサージは約15分で終了した
そこから計算すると、2.5時間÷15分で、おおよそ16回分のマッサージができることとなる。頻繁に再充電する必要がないのは喜ばしい。
ただし、あまり長い時間で何度も同じ場所のマッサージをすると、かえって足を痛めるので、無理せずそこそこの時間にしておくのが賢明だ。
踵の部分で、マッサージのモードを3段階に変更可能だ。また、この部分を取り外してリモコンとして使うこともできる。
もちろんスリッパ状になっているので、底面は平ら。履いたまま歩き回ることができる。安全のため、マッサージしながら歩き回るのはおすすめできない。
実際に履いてみた。
フルラップエアバッグが、ピンポイントでツボを刺激してくれる。フットケア機能付きのマッサージチェアは、足の裏にローラーを押しつけるタイプのものも多いが、本機はエアバック仕様なので足の裏へ特に優しい。筆者的にはこちらの方式が好みだ。
特徴的なメッシュ加工を施した前面パネルのお陰で、足の臭いが充満することもなく通気性にも優れ、温感機能もあるので冬場にはありがたい。
しかし、できれば夏向けとして冷感機能をつけて欲しかった。次回作にも期待しよう。※残念ながら筆者の足の裏は無臭なので、臭い解消効果を実感できなかった。
起動音は、漏れきこえる「プシュー」と言った空気音とモーター音だけなので、さほどうるさくはない。
足を入れる部分はフリーサイズなので、よほど足のサイズが極端で無い限りは大丈夫だろう。
履く前にはある程度足を綺麗にしておいた方が良い。これはマッサージチェアのユーザーにも言えることだ。都度掃除するのが大変なので、生足ではなく、何か薄い靴下か何かを履いて利用した方が良さそうだ。
BondWork「Pu-shoes」の主な仕様
重量:約1685g(片側)
電力:6W
稼働時間:15分(自動タイマー付き)
バッテリー:2600mAh
BondWorkの「Pu-shoes」の価格は一足4万4000円だ。Makuakeでは2022年9月8日まで、一足3万800円からの出資を募っている。
本機は、決して「履きやすいスリッパ」の代替品になる、というモノではない。しかし今後のフィットケア市場の、大きな注目株になるかもしれない潜在能力を秘めている。
何かと疲れやすい現代人は、まずは足の疲れから癒し始めてみるのも良いのではないだろうか。
参考サイト
https://www.makuake.com/project/pu_shoes/
【FURUの本音ジャッジ】
堅牢さ ★★★★★
多機能さ ★★★★★
サイズ ★★★★
重量 ★★★★
価格 ★★★★
文/FURU
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