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【最新ビジネス解説】道路で太陽光発電を行なう東亜道路工業とコラス・ジャパンの次世代道路「ワットウェイ・パック」

2022.07.10

東亜道路工業社とコラス・ジャパン社は、太陽光発電舗装「ワットウェイ」システムの第一弾として歩行者・自転車通行路での設置をメインとした「ワットウェイ・パック」の販売開始を発表した。道路で発電するとは斬新なアイデアだが、本当に実現するのか? 具体的にはどんな形で社会に導入されるのか? 東亜道路工業社で事業を進める新田浩氏に、詳しい話を聞いた。

大型車の走行もOK?な太陽光パネル

ワットウェイは車道、歩道や駐車場などの舗装路面に、太陽光パネルを設置してエネルギーをつくりだす発電システムだ。世界に先行して2012年頃から、フランスColas社とフランス国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同して開発を進め、2017年に一部で実装されている。

ワット・ウェイのパネルは1枚あたりの面積が0.86㎡、厚さ6㎜、質量5.5㎏と軽量で、特殊な接着剤でアスファルト舗装路面に貼り付けるだけで設置できる。表面には滑り止めや、反射防止の加工が施され、車の走行や人の歩行に対する安全性を確保している。

現在、日本では大型車の走行に対応する耐久性の実証実験が行われている。

今回、東亜道路工業社とコラス・ジャパン社が販売するワットウェイ・パックは、ワットウェイと蓄電池をセットにした電源システム。標準的な蓄電池量は1~10 kWh程度で、電力会社との系統連系はもちろん、供給電力に依存しないオフグリッド電源(独立型電源)としても活用できる。ワットウェイは台風などの悪環境に強いため、日本では災害時の非常用電源としても期待が大きい。

これまでなかった役割が道路に

路面太陽光発電は、既存の空間を損なわないのが大きなメリット。山を切り開いて太陽光パネルを設置するなど、本末転倒な環境破壊の必要はない。反対に、密集した都市空間を有効活用して、クリーンなエネルギーを生み出すことができる。

ただし、「設置費用は一般的な太陽光発電の数倍、発電量は70%程度になる見込み」と東亜道路工業社の新田氏。売電収入で利益を得るのは現実的ではないし、費用対効果だけ見ると普及は難しい。

当面のターゲットは、環境対策への要求が強い企業や自治体。企業の脱炭素は投資やブランドに直結する問題であり、コストを支払ってもワットウェイ・パックを導入する合理性はある。

「例えば、工場の屋上に太陽光パネルを設置するなどして、自社の消費電力の脱炭素を目指す企業。駐車場のスペースを太陽光発電に活用して、100%グリーン電力化を実現する、といったニーズが考えられる(新田氏)」。

私たちは道路を当たり前のように使っていて、通行以外の役割がある、とふつうは考えもしないだろう。しかし、「これからは時代に合った道路の役割を考えていくべきだ」と新田氏は先を見据える。

ワットウェイ・パックの路面太陽光発電は、次世代の道路のあり方を考え、社会を転換するきっかけになり得る事業だ。

太陽光発電舗装パッケージ(ワットウェイ・パック)の販売開始!

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小にかかわらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/


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