DIME MAGAZINE
将来に向けてお金の不安を覚え、投資の必要性を感じている人はどれくらいいるのだろうか？
三菱UFJ国際投信はこのほど、20代の男女4,120名を対象にした「お金や投資に関する調査」の結果を発表した。
将来へのお金の不安を抱える割合は約8割
「将来へのお金の不安はあるか」と質問したところ、「とても不安を感じている」が40.7%、「不安を感じている」が39%と、計79.7%が何かしらの不安を感じていることが判明した。一方で、「不安を感じていない」が5.1%、「全く不安を感じていない」が1.8%と、不安を感じていないと回答した人は1割以下となり、20代のほとんどがお金に不安を抱える結果になった。
投資をしている人の9割が「投資は必要」と回答
つみたてNISAという言葉が以前よりもより一般的となった昨今、投資への関心について聞いたところ、投資をしている人の男女それぞれ約90%以上が「必要だと思う」と回答した。実際に投資をしている人は、投資の必要性を実感していることがわかった。
一方で、金融商品未保有者に関しては、「自分にとって、必要なのかわからない」が約50％となり、経験の有無で、投資や資産形成について意識に大きな差があることがわかった。
投資を始められない理由は「損をするのが怖いから」
投資を行っていない人に投資を始めていない理由について聞いたところ、「当てはまるもの」として回答された理由は「損をするのが怖いから」が57.8％となり、半数以上がリスクへの懸念を理由に始められていないことがわかった。また、次いで「手続きが面倒そうだから」が52.3%となり、手間を理由とする回答も半数越えであることが判明しまた。
投資を始めたきっかけは「ライフステージの変化」
続いて、投資経験者の男女2,060名に投資に関する調査を実施した。投資を始めた理由を聞いたところ、「ライフイベント(就職・結婚・出産等)によりお金のことを考えるきっかけがあったから」という回答が30.1%と第一位に。約3人に1人が、人生に影響のある出来事をきっかけにお金について見直す傾向が高いことがわかった。
投資を行う目的は70%以上の人が「老後のための貯蓄」
現在、自身が投資を行っている目的について聞いたところ、「老後のための貯蓄を少しでも増やしたいから」が単独で1位となった。ライフイベントをきっかけに将来に向けた資産形成の重要性を理解し、老後にむけた安心した暮らしを求める傾向が強いことが浮き彫りとなった。
積み立て投資と一括投資のどちらを行っているか、「積み立て投資」が約7割
続いて、どんな投資方法を行っているかの調査を実施した。積み立て投資と一括投資のどちらを行っているかという問いに、「積み立て投資」と回答した割合は67.3%と約7割が積み立てを選択した。投資時期を分散させることで リスク回避を行う層が高いことがわかった。
投資信託購入時の重要ポイントは「コスト」と「リターン」
商品購入時に、重要視している点を聞いたところ、「コスト（信託報酬）」が38.9%、「リターン」が34.6%という結果になった。投資信託を保有する上で必要な「コスト」を重視する一方で、「リターン」も同時追求していることがわかった。
＜実施概要＞
調査方法：インターネット
実施期間：2021年10月01日(金)～2021年10月04日(月)
調査対象：全国20代男女 4,120名
出典元：三菱UFJ国際投信株式会社
構成／こじへい
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